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Xマルチプライ - (2011/10/09 (日) 18:09:10) のソース

*Xマルチプライ
【えっくすまるちぷらい】
|ジャンル|シューティング|&image(img55417479.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006LJOS/ksgmatome-22/ref=nosim,width=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=362&file=img55417479.jpg]]|
|対応機種|アーケード|~|
|販売・開発元|アイレム|~|
|稼働開始日|1989年|~|

*概要
-アイレムの作り上げた自機が高い防御性能を持つ横STG。タイトル画面に浮ぶ目を見開いた巨大な顔面が印象的。
--[[R-TYPE>R-Type]]同様生物的なグラフィックを多様しているのが特徴的だが、本作は舞台がエイリアンに寄生された人間の体内にミクロ化した戦闘機を送り込むという『ミクロの決死圏』な設定なので比較にならないほどグロテスクに仕上がっている。自機のサイズはおそらくシューティングゲームの中でも最小クラス。
--しかしいくらエイリアンに寄生されているとはいえ「これ本当に人体の中なのか!?」と思いたくなるほど跡形もなくなっているため、生理的嫌悪感はあまり感じない。
--ちなみに、公式設定では寄生されている人体は女性らしい(実際、ラスボスの出現は受精→誕生であり、女性の胎内を強く連想させられる)。本作に限らず、アイレムのゲームは意外にエロネタ・下ネタが多い(それも一見しただけでは気が付かないようになっており、さりげなく世界観と結びついている)
-本作最大の特徴はアイテムを手に入れることで追加される攻撃判定・弾消し判定のある触手。
--自機前方に二本生える。片側だけで自機約2.5機分の長さを誇り、自機の移動に応じてぐねぐねと動き回る。
--攻撃アイテムを取る事で触手の先端から攻撃を行なう。しかし自機後方に触手を移動させても後方攻撃はできない。
--言うまでも無く触手で、自機から直接生えているので切り離す事は不可能。だが、先端は自機から大分離れているので接近武器として活用可能。
-覚えゲー。触手の扱いは一筋縄では行かず、更に基本的な難易度からしてかなり高め。
--更に難易度の上がった2周目クリアで真エンドが見れるようになる。真エンドで同社他作品との関連性が発覚する。

*その他
-本作登場当時、アイレムは原因のわからない情報規制を設けていた。そのため、本作に関する情報は当時のゲーム雑誌などには殆ど乗らなかった。
--同じような被害にあったゲームとして[[R-TYPEII>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1173.html]]や[[ドラゴンブリード>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/48.html]]がある。
--とかく攻撃の激しいボス戦では安全地帯を多用する事でこのゲームはバランスが成り立っている。そんな折の情報規制はむしろ自殺行為であったと言える。

*移植
-本作はPS・SS版のアーケードギアーズにてイメージファイトと共に収録されている。
--同梱の[[イメージファイト>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/673.html]]は2010年2月現在、現存するすべてのSTGの中で最高難易度を誇るとされる縦STG。
---相対的に難易度が低く見られがちだが、本作は充分どころの騒ぎではなく高い。
--希少品なのでプレミアがついている。

*総評
 情報規制のおかげで非常にマイナーな本作であり、イメージファイトのおまけ的な印象が強いが、単体でも優れたグラフィック・癖のある触手を駆使して進めるゲームシステムから、操作して楽しい良作に仕上がっている。

*余談
-同社の発売した「R-TYPE FINAL」において、本作の自機をモチーフにしたと思われる機体が登場している。