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忍者龍剣伝 - (2011/11/02 (水) 20:12:34) のソース

**忍者龍剣伝
【にんじゃりゅうけんでん】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000068HBZ)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売・開発元|テクモ|~|
|発売日|1988年12月9日|~|
|定価|5,500円|~|

*概要
-国内外問わずカルト的人気を誇る人気アクションゲーム。ドラマチックな演出と耳に残るゲームオーバー音、そしてそれをうんざりするほど聞かされる難易度が魅力。

*システム
-主人公リュウ・ハヤブサは忍者である。初期武器は刀だが、道中でアイテムを入手することで様々な忍術を使うことができる。
--忍術は消費アイテムなのだが、なかなか補充することができないので無駄撃ちしているとすぐになくなる。
-更に壁に捕まることも可能。壁に張り付いたまま刀や忍術で攻撃もできる。
--壁に張り付いた状態ではジャンプすることしかできないが、ジャンプを繰り返すことで登ることができる。
-ライフ残機制。ミスするとステージの最初に戻されてしまう。無限コンテニュー。
-画面構成とシステムの一部が『悪魔城ドラキュラ』にやや似ている。

*長所
-ステージ間にストーリ-デモ画面が挿入される。
--このデモ画面は小型のゲーム内キャラクターではなく、リアル(アニメ調ではあるが)に描かれたキャラクターがドラマを繰り広げるため臨場感に溢れている。
--ストーリー内容自体は「父の仇を討つ」という単純明快なものだが、この演出は当時としては画期的だった。
-デモ画面のみならず、通常画面のグラフィック・BGMの評価も高い。

*短所
-慈悲の欠片もない高い難易度。
--無敵時間がやたらに短く、敵に囲まれるとハメ殺される。
--お約束の「ダメージによるノックバック→穴にまっ逆さま」も実装済み。しかも2面以降のほぼ全ての面でこの危険がある。
---この仕様はテクモも酷いと感じたのか、携帯アプリではなんとノックバックの有無が設定できるようになっている。
--先に進めば進むほど敵配置も地形配置も悪辣になっていく。やたらに高いテンションでバランスが保たれている。エクステンドもない。
--有名な高難易度FCゲームは「[[魔界村]]/[[悪魔城>悪魔城ドラキュラ]]/[[2010ストリートファイター>ストリートファイター2010]]/高橋名人の冒険島」があるが、本作はそれらと比較しても負けていない。むしろこちらの方が高いという人もいる。((例えば、ゲームセンターCXにおける有野課長は、第4シーズンで忍者龍剣伝に挑戦した回に「これは『たけしの挑戦状』から数えて一番難しいんちゃうかな?」と述べている。))
--デフォルトで無限コンティニューをいいことに、ここまでの難易度としていると言ってもいいだろう。
--この難易度、続編が出るにつれ下降していくことになる。
-難易度もさることながらより無慈悲な仕様のラスボス戦。
--ラスボス(6-4)は鬼面夜叉(洗脳された主人公の親父さん)、邪鬼王(黒幕)、邪神、の三連戦となっている。
--だが、一戦ごとにスコアの清算が行われ持っていた忍術が没収される仕様のせいで、三戦ストレートで勝つのは著しく困難となっている。
--しかも、ラスボス戦で負けると何故か(直前の画面である6-3の最終シーンではなく)6-1、つまり6面の最初のエリアに戻されてしまう。&br()補足すると、通常ミスになるとミスした場面の最初に戻され、コンティニューの場合でも戻されるのはエリアの始めである。
---ちなみに、このゲームでは複数エリアがある2面以降でもボス戦で負けた場合は最初のエリアに戻される仕様である。
--その代わり一度倒したボスは復活しないため、次にそこまで到達した際は負けた相手から戦うことが出来る。

*移植・その他
-PCE版(1988年12月9日発売、ハドソン)
--グラフィックが全面的に書き直され、バランスも大幅に見直された。難易度も適度に下がりFC版より遊びやすくなっている。ただBGMがオリジナル版から変更されており、そこを不満に思う人もいる。
-SFC版『忍者龍剣伝 巴』(1995年8月11日発売)
--FC版全三作をセットでSFCに移植した作品である。グラフィックは基本的にはオリジナルに忠実だが、色合いが違うため全く同一ではない。ゲームバランスの調整が雑、一新されたBGMが不評、ボタン配置の変更が出来ないなど不満点が多く、あまり評価されているとは言いがたい。
-Xbox版『NINJA GAIDEN』(2004年3月11日発売)
--シリーズの正統続編としてXboxで製作された本作品の隠し要素として、旧作1~3作を遊べるモードが挿入されている。しかし遊べるのは残念ながらSFC版の移植である。
--ちなみに「NINJA GAIDEN」とは「忍者龍剣伝」の元々の海外版タイトルである。
---メッセージ表記等は英語だが、難易度などは同じである。
なお、FC版と同年に稼動したアーケード版が存在する。こちらは「西洋人が勘違いした忍者」をモチーフとしており、本作とは全くの別作品である。BGMがメタルユーキ担当だったり、コンテニュー画面が結構グロかったりするがゲーム内容自体は色々ツッコミどころが多いくらいで、特筆すべき物ではない。

*余談
-主人公のリュウ・ハヤブサは後に3D格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE』にも第1作から皆勤賞で参戦し(外伝に当たるDOAXシリーズは除く)、さらに3Dアクションの『NINJA GAIDEN』(こちらは国内外で同タイトル)でも主人公を務めるなど、現在でもコンスタントに活躍し続けている。
-また2011年12月22日に発売を予定されている『無双オロチ2』にもゲスト参戦することが発表された。