「SAINT EYES」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

SAINT EYES - (2010/02/27 (土) 21:00:50) のソース

**SAINT EYES
【せいんとあいず】
|ジャンル|RTS|
|対応機種|Windows95/98|
|開発元|TGL|
|発売日|1999年6月4日|
|定価|9800円|

*概要
-TGLより販売されたRTS(リアルタイムストラテジー)。
--RTSはターン制ではなくリアルタイム、ヘックス制ではないユニット配置のSRPG。大量のキャラクターを操作する戦略ゲームである。
---伝説のオウガバトルなどがコレに該当する。

*特徴
-本作はRTSとしては割合操作性に長けており、一番最初に手を出すのに向いている。
--自軍は遊撃部隊の1中隊と言う設定なので、同時出撃可能ユニット数が少なく設定されている。
-ドラッグや小隊選択、ショートカットなどでユニットを選択し、敵兵をクリックすると自動的にその敵兵を攻撃する。
--同じように、移動は移動させたい場所を選択してクリックするだけ。
--フィールドはユニットの周辺以外は薄暗く、薄暗い場所では敵の姿を確認する事ができない。
-敵兵は倒すとその場に倒れるのだが、死体はステージ終了までそのまま残される。
--そのため、文字通り「屍の山」を築き上げる事になり、これが結構心地良い。
---敵は山賊・民間人を虐殺する犯罪者兵・主人公一行を異端者扱いし弾圧する連中と心が痛まない。
--「死体を漁る怪物」が登場するが、その怪物は味方及び民間人は勿論、前ミッションで倒した敵兵や同類の屍骸を漁る姿も確認できるなど芸が細かい。
-勝利条件を満たすとステージクリアになるが
--自軍ユニットがそのステージで殺害した敵が一覧で表示されるが、殺害した敵一覧は断末魔を上げながら敵ユニットが倒れていく光景で表示される。
---「グアグアグアウォアギャア キラーン」LvUp!
---大量虐殺した後の経験値習得画面はこのゲーム最大の楽しみである。

*ユニットタイプ
-ウォリアー/フェンサー
--接近戦を行なう標準的なユニット。フェンサーはウォリアーに比べると若干撃たれ弱く火力も低いが、移動と攻撃速度が速い。
-アーチャー
--遠距離攻撃を行なう弓兵。指定したポイントに延々矢を放つ事もできる。高所だと威力と射程が上昇する。
-ナイト
--高い防御力を誇る騎士。唯一方向によって性能が変化し、前方からの攻撃は超軽減する。
-レンジャー
--高い移動速度と攻撃速度を誇る工兵。打たれ弱いが視界も広がり、単体ならばどのユニットにも攻め勝つ事ができる。ユニットが接近すると爆発する地雷を設置する事もできる。
---地雷はレンジャーが死亡すると持っているだけすべてその場に設置する。爆発は味方も巻き込むのでレンジャーは死なせないようにしたい。
-クレリック
--足は遅いがユニットを回復する事ができる。クレリック一人を選択肢、回復対象ユニットを選択、更にクレリックが対象ユニットまで到達できるよう人を避けさせなければならないと非常に面倒。
-ウィザード
--一定の距離飛行した後、爆発する魔法を使える。爆発は敵味方を巻き込むので扱いは難しいが、敵として出てきた時は驚異。
-ガンナー
--アーチャーと同じように遠距離攻撃ができるユニット。アーチャーに比べ射程・威力共に上だが、攻撃延長線上に味方がいるとそこで攻撃が止ってしまう。イベントで数名仲間になるのみで人員補充ができない。

*その他
-本作は選択肢等が存在しない一本道ゲームである。
--ストーリーは二つの国家間戦争を皮切りに、混乱に乗じて教会が放っていた伝説上の怪物達を止めるべく、教会を力でねじ伏せると言う物。
---世界観は魔法が登場するのにファンタジー色の無い中世風のものである。
---ストーリーの優劣はともかく、プレイヤーがやる事は並み居る敵を全滅する事だけである。
-主人公が死亡するとゲームオーバー。主人公以外の重要キャラクターが死亡すると「戦線離脱」になるが、モブキャラクターは死亡して消滅する。
-資金の概念はあるが、資金はモブキャラクターの補充以外使用しない。
-BGMは割合優秀。CD-DAなのでCDプレイヤーで全曲を聞く事ができる。
-難易度は標準的。自軍ユニットを一塊にして行動するようにすれば、後は進行ルートくらいで苦労はしない。

*難点
-ユニットの決定方法が右クリック。
--他の操作上致し方ないのだが、序盤は戸惑う事必須。