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ゲームセンターCX 有野の挑戦状2 - (2011/03/23 (水) 01:26:22) のソース

*ゲームセンターCX 有野の挑戦状2
【げーむせんたーしーえっくす ありののちょうせんじょうつー】
|ジャンル|ゲームinゲーム|#amazon(B001LNNNJ0)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|バンダイナムコゲームス|~|
|開発元|インディーズゼロ|~|
|発売日|2009年2月26日|~|
|定価|5040円&br()7140円(DVD付限定版)|~|

*概要
CSのテレビ番組「ゲームセンターCX」とタイアップしたレトロゲーム風ミニゲーム集第2弾。

限定版にはDVD-BOX未収録の有野の挑戦(スーファミ版「ウルトラマン」「ウルトラセブン」)と、有野課長が前作に挑戦する有野の挑戦特別版が収録されたDVDが付く。

*内容
「ゲームセンターCX」における有野課長の挑戦失敗の無念がデジタル世界に実体化した「ゲーム魔王アリーノー」より出される「挑戦状」を、順番にクリアすることでゲームは進行する。一つのゲームにつき4種類の挑戦状をクリアすると、新しいゲームが登場する。
-前作は苦手なジャンルのゲームで詰まって先に進めなくなるプレイヤーも続出したが、今回はアリーノーに電話をかけてギブアップすることで先に進むことが可能。

プレイヤーはアリーノーによって過去の時代の有野少年の家に居候することになり、DSの中でゲーム機をプレイするという設定。DSの上画面にはプレイ中のゲームの画面が、下画面では有野家の茶の間が表示される。前作はハードがゲーコン(ファミコン風)だけだったが、今回は時代の進行にしたがって様々なゲーム機が登場する。
-プレイ中に有野少年が主人公に話しかけてくるのだが、その台詞量は非常に膨大。友達の家でゲームをプレイしている感覚が擬似的に味わえる。ゲーム設定で有野少年がしゃべらないようにすることも可能だが、消さないほうが絶対楽しいはず。
-とにかく小ネタが充実しており、設定画面で設定を変更したときの有野ボイスの段階から、その作り込みが伺える。

**その他のモード
-本日の挑戦
--アリーノーから毎日出される挑戦をクリアしてポイントを稼ぐことで、ゲーム中で有野少年がゲーム機のスイッチを入れるときの掛け声(「課長オーン」とかいう奴)や、少年が着ているTシャツの柄が増えていく。&br()当初は楽にクリアできる挑戦ばかりだが、日数が増えていくにつれてどんどん難しくなっていく。
-くぐれ!ギリジャンMAX
--ゲーム&ウォッチ風のモノクロゲーム。強制スクロールするフィールドを移動とジャンプだけでひたすら進んでいくシンプルな内容。

*収録ゲーム
**有野少年の自宅でプレイするゲーム
-ウィズマン
--迷路内にある宝石を全部集めるのが目的の「パックマン」風ドットイーティングゲーム。&br()各フロアごとに違う条件で出現する特殊アイテムの出し方を試行錯誤する要素は「ドルアーガの塔」にも似ている。
-無敵拳カンフー
--「スパルタンX」や「カラテカ」に似た横スクロール格闘アクションゲーム。ボス戦は一対一で「イー・アル・カンフー」のような戦いとなる。
-デーモンリターンズ
--通称「デモリタ」。主人公のデーモンくんを操り姫を救い出す横スクロールアクションゲームで、「スーパーマリオブラザーズ」に似ている。
--「デーモンリターンズ」を開発したのが「デゴイチ」という名の会社という設定、また、時間と共に減る体力を食べ物で回復するというシステムは「高橋名人の冒険島」に似ている面がある。
-課長は名探偵(前編・後編)
--「さんまの名探偵」や「ファミコン探偵倶楽部」風の推理アドベンチャーゲーム。&br()プレイヤーが有野課長と共に「ゲームセンターCX興業」で起きている七不思議の謎を捜査しているうちに、ゲーム界を揺るがす大陰謀に直面する。
--ゲーコンのフロッピーディスクシステムで発売されたという設定で、ゲーム中にディスクのローディング時間待ちがある。ロード時間と言ってもあくまでネタであるため0.5秒程度の物で、Aボタンでスキップも可能。
--有野課長ほか、「ゲームセンターCX」撮影スタッフやADも、ゲーム中のキャラクターとして出演している。ゲーム中の設定に準じた役職に就いているが、現実の性格や経歴などもキャラクターとして活かされている。
-ガンデュエル
--「ザナック」や「ガンヘッド」といったコンパイルゲーに似た縦スクロールシューティングゲーム。&br()有野少年と2人同時プレイが可能。
-トリオトス
--「テトリス」「コラムス」風の落ち物パズルゲーム。&br()携帯ゲーム機「ゲーコンミニ」での発売なので、画面はモノクロで、対戦プレイのときも相手のフィールドは表示されない。
-ガディアクエストサーガ
--前作に登場した「ガディアクエスト」の続編の続編という設定のファンタジーRPG。&br()「ゲーコンミニカラー」での発売で、「ポケットモンスター」のように2種類のバージョンが同時発売。ゲーム中でキャラクターが入手する守護精霊「ガディア」を別のバージョンをプレイしている有野少年と交換することが可能。
-スーパーデーモンリターンズ
--新ハード「スーパーゲーコン」で発売されたデモリタのパワーアップ版。基本的な内容は前作を踏襲しているが全てがパワーアップしている。

**ゲームショップでプレイできるゲーム
ゲームの進行には関係ないおまけ要素。
-コズミックゲート MASA-X版
--「ギャラガ」風の一画面シューティングゲーム。&br()前作に登場したコズミックゲートをMASA-Xという画面はショボいが音源が強力なハードにアレンジ移植したという設定。
-からくり忍者ハグルマン 小梅版
--「忍者じゃじゃ丸くん」風の横スクロールアクションゲーム。&br()前作に登場した「からくり忍者ハグルマン」のアレンジバージョン。
-ラリーキングex
--トップビュー型レースゲーム。&br()前作に登場した「ラリーキング」の大会仕様版で、タイムアタックのみが可能。
-スタープリンスSA
--「スターフォース」風の縦スクロールシューティングゲーム。&br()前作に登場した「スタープリンス」の大会仕様版で、一定時間(3分間か5分間)にどれだけ点数を稼げるのかを競う。
-トリオトスDX
--家で遊べる「トリオトス」のスーパーゲーコン版。&br()画面がカラーになって、対戦時に相手プレイヤーのフィールドも表示されるようになった。

*欠点
-対戦や協力プレイで対人戦が出来ず、ありの少年(CP)としか出来ない。いずれも良作揃いゆえに残念。
-ストーリーモードを「最初から」始めると本日の挑戦で得たポイントがゼロになり、有野少年のTシャツ、電源を入れる時の掛け声も初期状態に戻るというひどい仕様。そのため最初からやり直すのは非常にリスクが高い。
-「ガディアクエストサーガ」のセーブファイルが一つしかない。前作はやりこみモードを利用すれば実質二つ作れたのだが…
--このゲームには超レアなガディアが存在するが有野少年との交換でしか入手できない。しかもたった一度しか入手できないためセーブを上書きなどして消してしまうともう二度と入手はできなくなってしまう。せめてセーブファイルがもう一つあれば…
--ストーリーモードを最初からやり直せばさすがに入手はできるが上記の通りデメリットが大きいためオススメはできない。


*総評
-アクション、RPG、アドベンチャーと様々なジャンルのゲームがてんこ盛り。ミニゲーム集とはいえ、8ビット機や16ビット機時代なら1本のソフトとして出せるレベルのソフトばかりなので、ボリュームは十分。当時のゲームが今でも楽しめる人なら絶対にお勧め。
-パロディとはいえ、元ネタのゲームのいい所を取り込みつつ、独自の味付けがなされており、レトロゲーマーだけでなくシンプルなゲームが好みという人にもお勧めできる。
-レトロゲーム風と言っても、昔のゲームにありがちな理不尽な難易度、もっさりした操作性、バグ等ストレス要素まで再現されているという事はなく、挑戦と言っても有野課長が四苦八苦したのと同じ事をやるわけでもなく、テンポよく気軽に楽しめる内容になっている。
-裏技を使えばゲームのクリア自体は比較的楽に可能だが、裏技に頼らず自力で完全クリアしようとすればかなりのやりごたえがある。