*星のカービィ2 【ほしのかーびぃつー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005OVDB)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハル研究所|~| |発売日|1995年3月21日|~| |価格|3,900円|~| |>|>|CENTER:''[[星のカービィシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/470.html]]''| *概要 -星のカービィ、アクションシリーズの3作目。今作もファンシーな世界観は健在である。 **ストーリー プププランドにはいつも虹がかかっている虹の島々と呼ばれている七つの島がありました。&br()ところがある日、虹の島々にかかっていた虹が消えてしまったのです。&br()虹の島々には「虹のしずく」という宝物があったのですが、それが隠されてしまったせいのようです。&br()どうやら何者かが、平和を脅かそうとしているようです。カービィ達はプププランドの平和を守るため、再び冒険に出るのでした。 **長所 -今作は吸い込み・吐き出し・コピー能力の他に「''お供''」キャラが初登場。 --お供キャラは陸上に強いハムスターのリック、空中に強いフクロウのクー、水中に強いマンボウのカインの三匹。 ---それぞれの特殊能力やお供により特殊な性質へと変化するコピー能力を駆使した謎解きなどやりこみ度抜群なプレイが可能になり、現在に到るまでコアな人気を博すほどになった。~ またお供とともに行動することで実質体力が二倍となり、お供を利用することで一部ボス戦の難易度を落とすことができる。 -通常プレイにおいて、簡単すぎず難しすぎない難易度が好評価を受けた。 --対して真のエンディングを見る場合は結構難しく、色々頭を使わなければならないがやりがいはある。 -ボス戦後のボス部屋は星のかけらを集めるミニゲームとなり、内容は各レベルごとに異なる。 --ミニゲームは結果に関わらず、一度やるとステージをクリアするかリセットするまで再挑戦できない。 -GBにしては当時異常なほどのステージ数。 --各ボスステージを含めた全38ステージと、GBとしてはかなりのボリュームである。進行状況はオートセーブ式。 --ステージには様々なギミックがあり、特にラスボス戦周りのギミックは記憶に残る。 -グラフィック・BGM共に、GBとしては高レベルであり評価が高い。 -100パーセントを達成するとボスラッシュが追加される。本作のボスは全体的にシリーズ内では強い部類に入るのでなかなかの手ごたえがある。5戦目では一部コピー能力が解禁となり、7戦目には体力を2だけ回復することもでき、単なる縛りではなく楽もできる。 **短所 -レベル1~7には各1つずつ「虹のしずく」が隠されており、すべて集めなければ真のラスボスと戦えない。序盤こそ必要な能力と仲間がわかれば比較的簡単に入手できるが、終盤になると謎解きが難しく攻略本を使わずに真のエンディングを見るのは難しい。 --とくにLEVEL4アイスバーグでは「これが公式の攻略法かよ!?」となること請け合い。仲間と能力の交換手順が恐ろしく複雑なLEVEL6クラウディパークも難関として名高い。 --そのためか、今作は''星のカービィシリーズで屈指の難易度''と呼ばれている。 -アクション部分は他のシリーズよりはマシで相変わらず低い難易度だがボスの強さはシリーズで一、二を争う。本作のコピー能力がボスに対して低威力補正をかけられるのも一因だが・・・ --デデデ大王のそれはかなり有名。ある程度ダメージを受けると突然頭から湯気を吹いて''発狂''し、元に戻るまで(怒りが収まるまで)普段以上の強烈な攻撃を出し続けるようになる((具体的にはハンマー叩き、吸い込みなどの攻撃で事あるごとに爆発が発生し、攻撃範囲を広めてくる。))。しかもそれ以降は一度でもダメージを受けた時点で即発狂するため、どうやっても数回はこの猛攻に曝されるハメに。 --シリーズおなじみのMr.シャイン&ブライトの''日蝕''も凶悪。日蝕でできる影以外の''画面全てが攻撃範囲''というとんでもない攻撃で、初見で避けるのはほぼ不可能。 --特にラスボスは「コピーが接近用で固定((敵の撃った弾を斬って反射させることはできる。))」「ライフ持越しで2連戦」「ミスしたら1段階目からやりなおし」「第2段階は時間制限あり((より正確に説明すると、時間経過で回避不能の全方位攻撃をこちらが死ぬまで使ってくるようになる。))」と悪夢の如き内容である。 -前作に比べてコピー能力が減った。ただし代わりにお供キャラに応じて同じコピーでも違う動きをするため、それをあまり感じさせない。(実質コピー8種類×お供+カービィの4パターン=32種類もある。ただし似通った能力もあり。) --また、ダッシュにスライディングもカットされた。 -リックにはこれといった長所がなく((一応「氷の上でも滑らない」という能力を持っているが。))、他2匹に食われている。この点は続編で「壁を垂直に登れる」という新能力が追加されたことで改善した。 **総評 今作はゲーム内容は平均以上の出来であり、前作[[星のカービィ 夢の泉の物語]]のオリジナリティにはかなわないもののその特徴を受け継ぎながら、「お供」システムを加えることでさらなるオリジナリティを持ち、高い評価を得た。~ 後の3や64もこの2が基幹となってシステムが構築されており、カービィシリーズの基本を完成させた作品といえる。 **余談 -今作は後のカービィシリーズに敵としてよく登場するダークマター族が初めて登場した作品である。 -他のカービィシリーズと違って、獲得スコアが電源を切っても記憶されるという特徴がある。カウンターストップ(999万9990点)に達すると、それ以降得点が加算されるアクションを取るたびに1UPするというボーナスが付く。