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ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女 (SFC) - (2011/01/23 (日) 01:16:38) のソース

*ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女(スーパーファミコン版)
【ふぁみこんたんていくらぶ ぱーとつー うしろにたつしょうじょ(すーぱーふぁみこんばん)】
|ジャンル|アドベンチャー|~|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|任天堂、トーセ|~|
|発売日|1998年4月1日(書き換え開始日)|~|
|備考|バーチャルコンソールは2008年4月30日配信開始/800Wiiポイント|~|
**概要
-ディスクシステムで発売された[[ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女]]のリメイク版。ニンテンドウパワーの書き換えサービス向けに制作されたものである。ストーリー及びゲーム全般の特徴は[[ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女]]を参照。

**オリジナルからの変更点
-ストーリーの大筋に変化はないが、発売当時の時代に合わせ、テキスト周りに変更が加えられている部分がある
--例:「検死は君にやってもらうことになった」→「検死に立ち会ってもらうことになった」等。
--ストーリー後編冒頭のあゆみ探しの3D迷路シーンが削除され、テキストによる描写になっている。
-グラフィックが全面的に描き直されている。同じ場所でも時間経過により日が暮れるなど描写が細かく臨場感たっぷり。
--また、オープニングの回想シーンや背景で一部アニメーションが取り入れられており、さらに臨場感が増している。(走る電車、歩く人など)
-キャラクターデザインのリファイン。80年代のセルアニメ調のタッチから現代風の写実的なタッチに修正されている。
-BGMがSFC音源向けにアレンジされており、オリジナル版にはないBGMも新規に追加されている。
-あらすじ機能、メモ機能の追加。
--ゲーム再開時にあらすじを見て、それまでの展開を振り返ることが可能。内容を忘れにくくなった。
--メモ機能は聞き込みなどで新しい情報が入るごとに更新され、いつでも見ることができる。
-「あゆみちゃんとのラブラブ度チェック」なるおまけ要素が追加された。それなんてギャルゲ?
--ゲーム中の行動の取り方によってあゆみちゃんに設定された好感度が大きく変化し、ゲーム終了後、好感度の高さに応じたキャラクター1人が現れ、プレイヤーに対してコメントをくれるというもの。
--あゆみちゃんからのお言葉をもらうにはハートマーク20個コンプリートを達成しなくてはならないのだが、とにかく難易度が高い。
--攻略のポイントとして、うかつに好感度の下がるような行動を取ってはいけない。(『とる』→『スカート』など)
--ちなみにラブラブ度チェックの結果発表の前に、ゲーム中の行動に基づいた性格診断もしてもらえるのだが、ここでの結果も大きく関ってくる。
**長所
-グラフィック、サウンドがオリジナル版からよりいっそう洗練されている。
-前編/後編がひとまとめになっているのでお得。
-セーブに煩わしさがなく、複数個所セーブ可能。
-一部のボイスによる演出強化。
-ラストシーンの演出が強化されているので''さらに怖くなっている''。
**短所
-ビジュアル面、演出面が強化され、洗練されているが、それにより恐怖感が薄れたと感じるオリジナルファンもいる。
--これはホラー系のゲームでは必ずと言っていいほど指摘されるポイントでもある。
-オリジナル版にはなかった正真正銘のゲームオーバーが1箇所だけ存在する。(しつこくフラグを立てなきゃ大丈夫だが)
-「平成 新鬼ヶ島」では収録されていたオリジナル版の収録が今回はない(容量的な問題か)
-前作の続編(ストーリー的には前日談だが)である本作を先にリメイクしたっきりで、「消えた後継者」のリメイクが未だなされない
--シリーズ全体の続編が出ない理由を、製作者が「今の時代的に受け入れらるものではないと考えている」としているため、かなりの人数が死ぬ「消えた後継者」は出せないと判断しているためなのかもしれないが……。
-ニンテンドウパワーによる書き換えのみという発売形態により、知名度が低い。

**総評
過去作のリメイクとしては、旧作のファンも納得の出来栄え。あらゆる点で洗練され、過去作のよい点、持ち味を見事に昇華させたと言えるだろう。

**その他メディア
-後にWiiのバーチャルコンソールで配信された。