*God of War III 【ごっどおぶうぉーすりー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B002C1ARGW)|&amazon(B0032UX9HQ)| |対応機種|プレイステーション3|~|~| |メディア|BD-ROM 1枚|~|~| |発売元|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~|~| |開発元|SCE SantaMonica Studio|~|~| |発売日|2010年3月25日|~|~| |定価|通常版:5,980円&br()同封版:9,800円|~|~| |プレイ人数|1人|~|~| |レーティング|CERO:Z(18歳以上のみ対象)|~|~| *&size(35){WARNING!!!!!!!} **&size(20){本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。} ---- *ストーリー ---- *概要 ハードの限界を超えたグラフィックと、ダイナミックな演出によって絶賛されたGod of Warシリーズ。~ 既に前作の段階でアクションゲームとしては完成の域に達していたが、PS2からPS3にハードを移すことによって更なる進化を遂げた。~ 開発は同じくSCEサンタモニカスタジオが担当。~ 全ての面でグレードアップした本作はPS3を代表する傑作アクションゲームである。 ---- *特徴・評価ポイント -グラフィック --単に凄いとしか言い様がないが、特に秀逸なのはアニメーション。ダイナミックに動くクレイトスやボスの迫力は普通のアクションゲームとレベルが違う。ゲーム中のグラフィックに関してはパッケージになっているクレイトスがそのままゲーム中で動くといえばおわかりであろう。 --[[アンチャーテッド2>アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団]]やキルゾーン2等の強力なライバルがいるが、2010年のゲームとしては全ハードでトップクラスであるのは間違いない。 --本作では次世代のアンチエイリアス技術であるMLAA(モルフォロジカルアンチエイリアシング) を採用している。MLAAは非常に負担が高く制作初期段階では使い物にならなかったが、SCEヨーロッパチームがPS3に最適化した事によって実ゲームに耐えうる負担に収まった。その効果は高く、シャギーの全く無い美しい映像を実現している。 -演出 --一言で言うならダイナミック。前作の時点で既に凄かったがハードが次世代機になった事によって、全長数百メートルのボスと戦う、大量の敵をなぎ倒す、ステージ自体が動くといった規模の大きい演出が増えた。 ---というかステージだと思ったらボスだった…。 --敵へのトドメである「CSアタック」は必見。''手足をもぎ取ったり、目玉をくり貫いたり、内臓が飛び散ったり、生きたまま首を引き千切ったり''と普通なら顔をしかめたくなる描写のオンパレードだが、このゲームでは思わず見入ってしまう程にうつくしい。 -システム面 --アンチャーテッド2と同様に、裏読みにより開始時以外のロード時間は皆無である。 --前作では「CSアタック」時に画面の中央に入力コマンドが表示されて邪魔だったが、本作では左右上下にボタンとリンクして表示される様になり集中してプレイ出来る様になった。 --トロフィーは最高難度をクリアしなくてもコンプリートできる。そのためトロフィーコンプは意外と簡単。 -その他 --BGMも前シリーズ同様の高クオリティ。壮大な曲調は作品の世界観にマッチしている。 --クリア後のオマケとして、製作過程を撮影した合計三時間ものメイキング映像を見る事ができる。 ---- *日本語版 -過去作はカプコンから発売されていたが、今作はSCEJからの発売となった。 -吹き替えは声優の玄田哲章をはじめ緒方賢一といったベテランが演じており、翻訳も丁寧だが所々に日本語表記のミスがある。 -一般市民を殺せない、ベッドシーンの削除という規制がなされている。 --ゲーム中では一般市民を殺して回復という手段も使える為、ゲームバランスに少なからず影響を与えている。基本的に残虐描写自体はカットされてないのでその点は安心。 --残虐描写としては最高レベルと思われる、ボスの足切断時の骨の描写、顔面変形がカットされている。 ---- *問題点 -ボスを除くと死亡原因の7割が着地失敗と非常に落ちやすい。ゲームの仕様といよりは明らかに二段ジャンプの操作性の問題だと思われるので改善の余地あり。 -シリーズ恒例の謎解き要素があるが難易度はかなり低い。謎解きを魅力に感じていた人にはマイナス。 -ロードが無いのに何故かムービースキップ出来ないという素敵仕様。 -恒例のコスチューム変化がほとんどがダウンロードコンテンツのあげく、海外のみの展開。またシリーズ恒例のネタコスチュームも無い。 -日本語版は発売元が変わったからか、台詞やテキストの雰囲気が過去シリーズと異なる。人によっては違和感があるかもしれない。 ---- *総評 とにかく何もかもがド迫力。一般のアクションゲームというと、最初のステージではこの位の敵と演出、中盤のステージではこの位と徐々に盛上げていくのが通例だが、本作は最初から最後まで全力で迫ってくる。~ 今時珍しいシングルのみのゲームだが、今の技術で作れるアクションゲームの到達点でもあるのでゲーマーなら手に取るべきだろう。~ (ただ残虐描写は容赦ないのでそこだけは記憶の片隅に留めておいたほうがよい・・・。) ----