*アークライズファンタジア 【あーくらいずふぁんたじあ】 |ジャンル|RPG|&amazon(B0026FC1VS)| |対応機種|Wii|~| |発売元|マーベラスエンターテイメント|~| |開発元|イメージエポック|~| |発売日|2009年6月4日|~| |定価|7140円|~| **概要 キャラクターデザインをエウレカセブン等を手がけた吉田健一氏が、テイルズシリーズが代表作の実弥島巧がシナリオを務めたRPG。 ~ 2010年2月25日には『みんなのニンテンドーチャンネル、みんなのオススメセレクション』として廉価版が発売された。 **特徴 本作の特徴は他のRPGとは違う、APによる戦闘システム。~ APとは言わば行動力のような物で、これを消費する事で相手に攻撃したり、味方を回復したりする事が出来る。~ APがある限りは、同じキャラに何度も攻撃させたりも可能。~ 強力な技を使うとAPが多く消費される。様々なキャラに攻撃させ手数で勝負するか、大技で大ダメージを狙うかはプレイヤー次第。~ **評価点 -ロードが非常に早く、テンポよくゲームを進めることができる。 -キャラグラフィックの表情の変化が細かく動いて、感情の微妙な変化も読み取れる。 --しかし、対策を立てれば戦える。逆に言えば、立てないと一気に全滅する。 -ザコ敵は平均的なバランスだが、ボスになると急激に強くなる。 -声優が豪華であり、ボイスの量も豊富。 --特定の敵と戦う際は戦闘ボイスが変わったりもする。 -光田氏の音楽も好評。OPの曲も好評。 -シナリオの評価も高い。 --実弥島が過去に手がけたシナリオは評判が芳しくないものが多かったが、今回はよく練られており、中盤から終盤にかけての展開は特に評価が高い。ただしオリジナリティは「テイルズ オブ ジ アビス」に似た展開があったりと引き出しの少なさが伺える。 -成長システムであるピースシステム。 --剣なら剣の中に好きにピースを入るだけ詰め込むというモードがある。~ ピースには攻撃力アップや物理攻撃無効といった効果が付いている。このモードはいつでもピース取り外しが可能。 -スタートボタンを押せば次にどこに行けばいいか出てくるので、初心者に配慮した仕様となっている。 **問題点 //-グラフィックがPS2レベルで貧相な出来となっている。 //その批判はWiiグラ>PS2グラじゃないと成り立たんぞ -無駄に街が広い。 --広いわりに、大した施設があるわけでもなく薄っぺらい。 -ややカメラワークが悪い。 --特にダンジョン内で手前に移動する時には、先が見えずにエンカウントが多発することもありえる。 -テイルズシリーズを彷彿させる箇所がいくつか存在する。主に街に入った時の演出など。 **総合 オーソドックスなスタイルながら丁寧に作られている。~ それなりの出来で評価されたためかニンテンドーチャンネルのオススメランクでシルバーを獲得している。 **余談 余談となるが、初回特典で付いていた冊子に、小林ゆう(ポーリャ役)の画伯絵が公開されており、あまりのセンスに一時騒然となった。