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ドラキュラ伝説II - (2010/11/20 (土) 04:01:50) のソース

*ドラキュラ伝説II
【どらきゅらでんせつ つー】 
|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1991年7月12日|~|
|価格|3,800円|~|
|>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]''|
#contents(fromhere)
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*概要
-ゲームボーイ用の悪魔城シリーズ第二弾。クソゲーとまではいかないものの、難点の多かった前作『[[ドラキュラ伝説>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/332.html]]』の反省を踏まえて制作された続編である。
-主人公は今回もシモンの先祖「クリストファー」。甦ったドラキュラに操られた息子「ソレイユ」を救うべく、クリストファーは再びドラキュラに立ち向かう。

**特徴
''本家との統一と新要素''
-本家悪魔城シリーズ同様「特殊武器(クロスと聖水)」が使用可能に。
-ライフ回復も本家悪魔城にあわせ、地形に隠された「肉」で回復する。
--前作で回復効果だった「ハート」はこれまた本家同様に特殊武器の使用回数増加効果になった。
-通常のコンティニューの他、パスワードによるコンティニューが可能に。
-ゲーム展開は、まず4つのステージが選べ、その4ステージをクリアするとドラキュラ城ステージに進むというロックマンのような構成になっている。

''前作から引き継いだ要素''
-前作の特徴的な要素の多くが継承されており、バランスも練り直された。
-水晶玉によるムチの3段階強化。
--今回はパワーダウンが「ブナグチーの胞子」に触れた時のみになり、理不尽さが減った。
---前作では速度が速く凶悪だったブナグチーの胞子だが、今回は見てから対処できる速度に調整された。
--なお2周目はコウモリなどに触れた時もパワーダウンする。
-ビッグアイの爆発で崩れる橋、壁から飛び出す針等、『ドラキュラ伝説』らしい個性的なギミックも継承されている。
--引き継いだものだけでなく、クラウドキャッスル等の滑車や、ロックキャッスルのダークゾーン等、新たなギミックもある。

''操作やバランスの改善''
-前作の大きな難点だったクリストファーの動きの重さは、「軽快」とまでいかないが改善された。ムチを振る速度も上がった。
-今回もフロアの昇り降りはロープで行うが、ロープを高速で降りる操作が追加され、(降りる時だけとはいえ)イライラ感が減った。また、ロープに掴まっている時もムチを振る事が可能になった。
-ギリギリのジャンプが必要な崖等も減り、針に触れても即死しなくなり(大きなダメージは受けるが)、シビアさは緩和されている。
-全体的にプレイヤーに有利な調整が目立つが、だからと言って簡単すぎることはない。やられた際の復活は難しいし、一部はパターン化が必要だったりで、手応えはある。

''個性的な敵キャラ''
-前述のブナグチーのほか、破壊すると爆発して橋を壊すビッグアイ、カマを投げる怪人ナイトストーカーといった濃い面々は前作から続投している。
-ボスはGBの限界に迫った大型のものが多い。特に「アイアンドール」「ツイントライデント」「エンジェルマミー」はGBとは思えない動きと重厚さである。

''良質なBGM''
-前作もBGMの出来は良かったが本作はさらにその上をいく。全体的にGBの音源とは思えないほど重厚である。
-ドラキュラ城ステージ後半のBGMは実在のクラシック楽曲を使用し、ベルモンド家の宿命と決戦の緊張感を演出している。
-うれしいことにサウンドテストの裏技があるので好きなだけ聴く事が可能である。

**問題点
-パスワードがゲームオーバー時にしか表示されないため、中断したい時は残機潰しをせねばならず面倒。
-ライフ回復が隠しアイテムである為、慣れないうちは厳しいバランスに感じる。

**評
前作の良かった部分は残し、新たな要素と良調整を加えGBのドラキュラを完成させた。『[[悪魔城伝説]]』とならぶシリーズの傑作と言っていい完成度を誇る。

**備考
-『コナミGBコレクションVol.3』に収録されている。