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バーチャファイター - (2010/11/19 (金) 15:56:51) のソース

*バーチャファイター
【ばーちゃふぁいたー】
|ジャンル|対戦格闘|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|
|発売日|1993年9月|~|

**概要
-セガか開発した世界初の3D対戦格闘ゲーム。従来の格闘ゲームに「奥行き」という概念を加え、後年の3D対戦格闘の礎を築き上げた金字塔。
--従来の格闘ゲームとの大きな違いとして、間合いと上中下段、打撃ガード投げの3すくみの駆け引きを重視したゲーム性を確立した点でジャンルに新風を呼ぶ事になった。
--両端に壁が無いリングも特徴で、当時としては珍しいリングアウトも採用していた。
--なお奥行きが活かされるのはまだ先の話で、1ではまだプレイ感覚は2D寄りだった。
-ポリゴンで描かれたキャラクターはインパクト大だったが、始めのうちは「キャラクターが段ボールの工作みたい」「派手な必殺技が無い」等の否定的な意見が多かった。
--しかし、パンチ、キック、ガードのみのシンプルな操作と駆け引きの面白さ、テンポの良さ、実在の格闘技を基にしたモーションキャプチャ(始めはセガの社員が担当していた)による動きのリアルさ等が評価され徐々にファンを増やしていった。
--技コマンドはレバー1方向+ボタンで出るものが大半で、覚えやすくコマンド入力が苦手な人にもやさしかった。
//--プロデューサーは格闘によるダメージ判定等、実際戦う場合の痛みをスタッフに気付いてもらうため、スタッフ同士で喧嘩をやらせた逸話がある。
-キャラクターの格闘スタイルに八極拳やジークンドー、続編では蟷螂拳等の従来の格闘ゲームにはあまり採用されていなかった拳法を採用した点も斬新であった。
-ラスボスのデュラルは他のキャラクターがダンボールのようなカクカクのポリゴンに対し、当時としては表現が難しい滑らかな丸みのあるデザインをしている。
--これはプロデューサーが「難しい技術だからこそ、あえて挑戦したい」とのこと。そのためか歴代を通じて女性型なのは女性が丸みのある身体をしているためだと思われる。
//デュラルの3Dの説明が上手く表せないんで、どなたか代筆お願いします・・・

**影響
-3D格闘という新しいジャンルを作った今作は様々な影響を与えた。まずナムコはこのバーチャファイターのスタッフを引き抜いて爽快感を重視した『鉄拳』シリーズを製作し、テクモは魅力的な女性キャラを集めた『デッドオアアライブ』シリーズを製作。2D格闘の雄であるストリートファイター、サムライスピリッツでさえも3D化させた。
-このゲームの優秀なプレーヤーはかつての高橋名人のような有名人となった。「新宿ジャッキー」「柏ジェフリー」「ブンブン丸」「池袋サラ」「キャサ夫」「ちび太」等がそれだ。
--全盛期にはTVでドキュメントが放送されるほどだった。
-本作の各種資料は、スミソニアン博物館にも展示・保存されている。
-人気を背景に後にアニメ化もされた。

**主な続編
''バーチャファイター2''
-1994年稼働開始。グラフィックが大幅に強化され、テクスチャーマッピングの活用によりキャラクターの自然な質感を実現した。描画速度も上昇し動きも自然なものになった。
-キャラクターが2人追加されたほかはシステムに大きな変化は無いが、優れたゲームバランス(アキラが強すぎるとの声はあったが)まさに正当進化といえる完成度でシリーズは全盛期を迎え、社会現象に発展する。
-その後セガサターンに移植され、セガ初のミリオンを達成する。
-なおバーチャファイター2といえば、修正版の『バージョン2.1』の事を指す場合が多い。(オリジナルは稼働後すぐに入れ替わったため)

''バーチャファイター3''
-1996年稼働開始。新型基板採用によりさらにグラフィックが進化。当時はその出来の良さに多くの人が驚愕した。キャラクターは2人追加。
-3D特有の「奥行き」を活かすため軸をずらす「エスケープボタン」が追加、レバー+4ボタンとなった。操作には大きな見直しが入った。
-リングは段差が付いたり広さが異なる等多様化し、リングごとに独特な戦略性ができた。
-新技はもちろん「投げ抜け」をはじめ特殊な操作が多く追加され熟練者の研究と対戦が盛り上がる一方で、敷居が上がっていく傾向も見られ始めた。
-その後バージョンアップ版の『バーチャファイター3tb(チームバトル)』が登場。ラウンド制から3VS3のチームバトル制にしたものだが、元の出来の良さに加えて1回のプレイで3人のキャラが使えるお得さからロングヒットとなった。家庭用(DC)に移植されたのはこのバージョンである。

//4以降は全然知らないので加筆お願いします。