*Grand Theft Auto Vice City 【ぐらんど・せふと・おーと ばいすしてぃ】 |ジャンル|アクション|&amazon(B0001Z9WEY)|&amazon(B0001P2K4I)| |対応機種|Windows&br()プレイステーション2&br()Xbox|~|~| |開発元|Rockstar Games|~|~| |発売元|カプコン|~|~| |発売日|【Win】2003年9月25日&br()【PS2】2004年5月20日&br()【Xb】2004年7月29日|~|~| |定価|7,140円(税込)|~|~| |レーティング|CERO:18歳以上対象(初版のレーティングを記載)|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[グランド・セフト・オートシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/875.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br()&size(20){''本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。&br()(※現在のレーティング)''}} ---- *概要 大ヒットクライムアクションゲームの第4弾。80年代のアメリカ・バイスシティを舞台にした作品。~ 本作からはバイクやヘリコプターが一般登場したほか、着せかえも可能。また武器のバリエーションも前作から大幅に増えた。 *ストーリー フォレッリファミリーの一員であった主人公、トミー・ベルセッティ。彼はフォレッリの密告により逮捕、服役中であった。出所後、彼は取引のためにバイスシティに向かうが、取引中に何者かの襲撃にあい、命からがら生き延びるも仲間は死亡。バイスシティに残された彼は、生き延びるために頂点へ這いあがろうとする…! *ゲームシステム 過去作(特にシステムが今のものになったIII)の記事が書かれていないため一から説明すると、とにかくなんでもありなゲーム。 その辺の車をパクるもよし、その辺を歩く人に鉛玉を高速でプレゼントするもよし、なんとなく街中をふらふらするもよし。 適当にベリーダンスを眺めるもよし、なーんにもしないで突っ立ってるだけというのもまたよし。 タクシーをパクって運ちゃんになるのもよし。ダーティプレイに飽きたら、救急車をパクって人命救助するのもよし。 ゲームオーバーなんて貧弱なものはなく、死んでもちょっと金払えば最新の治療で生き返るし、ブタ箱にブチ込まれても小銭を払えば即釈放。 主人公は大きな目的を持っており、今回は「自身の取引を邪魔した奴の始末(→そいつのシマを乗っ取って成りあがる)」となっている。 これを達成するためのものとして、「特定人物の殺害」「あるブツを回収してきてくれ」「軍隊の戦車をパクってこい」「売ってると警察にマークされるアイスクリーム的な何かを捌け」など、さまざまな内容のミッションがあり、これを(話に絡むものとそうでないものがあるが、前者を)全てこなせば一応のゲームクリアとなる。 やり込み要素も多数あり、広い街中に散らばった隠しアイテム、特定の武器で特定の人を指定人数ブチ殺す殺戮ミッション、いいジャンプが出来るスタントポイントなどなど、100%クリアを目指すなら100時間200時間は余裕で遊べる。 もっとも、あまりのヤンチャっぷりが肌に合わないという人もいるが。 //-本作は過去作同様、ミッションクリア制である。ミッションは「取引を護衛する」「ボスを暗殺する」といったものから「レースで1位をとる」「ラジコンヘリで建物を爆発させる」など様々。 //--もっとも、根本には「ボスに復讐する」という目標があり、その足掛かりの1つとして上記のようなミッションがある。 *良点 -自由度が高い。せっせとタクシーで金を稼ぐのもアリ、人を轢き殺して金を奪うのもあり、レースで稼ぐのもアリ。警察や軍隊と死闘を繰り広げるのも良いし、ただブラブラして町中に散らばっている小ネタを探し回っても良い。 -リゾート地であることが前面に出ているからか、全シリーズの中でも雰囲気が明るい。美しい海、空、夕焼けに、夜のネオン。他のシリーズにはない華やかさがある。 -「3」からの進化 --ミッションのバラエティ性 ---前述のように、「暗殺」や「レース」、「写真撮影」など数多くのミッションがあり、飽きさせない。 ---クリア手段も基本的にプレイヤーが自由に決められるため、作業感はほとんどない。たとえば「建物の屋上で取引されているブツを奪う」というミッションであれば、多くの敵を倒して武器を回収しつつ地上から屋上を目指しても良いし、ヘリで直接屋上に乗りつけてさっさとブツを奪ってしまっても良い。 --武器の追加 ---マグナム銃やミニガンもそうだが、特に打撃武器が充実。バットだけだったのが、ゴルフクラブや日本刀、チェーンソーといったものが追加された。 --シリーズ初の着せ替え機能。 ---サンアンドレアスのスペシャルセットのように、上から下まで決められたセットでの着せ替えだが、強盗スタイルでナタを持てばもう13日の金曜日だし、警察官の服を着れば警察署に入っても撃たれなくなる。また手配度が2以下なら服を着替えれば手配度が即座に消えるので、警察に追われている時に重宝する。 --一作目以降登場しなくなったバイクが復活。 ---機種もスクーターからハーレーまで様々。更にジャックナイフ・ウィリーもちゃんと出来、ボーナスとして小銭をもらえることもある。 --本作からヘリコプターが登場。 ---前作の「Dodo」は飛ぶ事、飛行状態を維持する事が難しかったが、ヘリコプターは簡単な操作で自由に飛べる。これは嬉しいところ。 --前作ではストーリーが進むごとに隠れ家(セーブポイント)が出てきたが、本作からは自分で購入するシステムに。 ---ストーリーが進めば印刷会社やボート乗り場も買収可能。更に、物件ごとのミッションをクリアすれば、その物件から収益を得る事までも可能に。 --入れる建物が増加。ショッピングモールなんかも登場する。 -ラジオのラインナップがすごい。 --GTAシリーズでは車内や特定の場所でラジオが流れるのだが、本作は特に豪華。 ---本作に登場する架空のバンド「ラヴフィスト」の曲から、マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」、バグルス「ラジオ・スターの悲劇」など、主に舞台となった80年代の実際の曲がラジオで流れる。 ---ちなみに、本作のモチーフになったドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」の主題歌も聞ける。 *問題点(PS2版) -ロードが長い。後年の『[[サンアンドレアス>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/962.html]]』より長い。また、島を移動するごとにもロードが入る。 -良くも悪くも洋ゲー。ミッションの難易度は高い。 --制限時間が厳しい物、高度な操縦テクニックが求められる物、敵の猛攻から味方を守らなければいけない物など、初見でクリアするのが難しいミッションが多い。 --逮捕や体力がなくなるたびに手持ちの武器が全部なくなるのでいちいち買わないといけないし、かといって生身でミッションはクリアできない。 -やっぱり有害。本国アメリカでも訴訟されたりとか大変だったそうな。 *総評 難易度は実はこれでも簡単な方。ミッションの数も多すぎず少なすぎず、ちょうどよい。 *備考 -本作は主に、1983年公開の映画「スカーフェイス」に影響を受けており、ディアス邸のレイアウトなんかももろにそれである。また、1984年放映のドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」からも影響を受けている。 -なお、この作品の廉価版(カプコレ)は、カプコレ史上最も売れた作品。また、「最も世界中で売れたプレイステーション2用のゲーム」としてギネス記録にもなった。 ----