*サンダーフォースIV 【さんだーふぉーすふぉー】 |ジャンル|横シューティング|&amazon(B0001481ME)| |対応機種|メガドライブ|~| |発売元|テクノソフト|~| |発売日|1992年7月24日|~| |定価|8800円|~| **概要 前作IIIを改良した2D横シューティング。 -前作の武器がハンターを除いて全て変更。 -後半ステージから手に入るサンダーソードによる強力な攻撃が可能になった。 **長所 -グラフィック、演出、サウンドともにメガドライブの限界を超えたとも言えるクオリティ。 --グラフィックは当時のアーケードゲームと比べても遜色ないほど綺麗になった。 --演出面は特にOPで激しいBGMが鳴る中を回転しながら現れる自機がカッコイイと好評であった。 #region(参考動画) #youtube(http://www.youtube.com/watch?v=AXkExAAk2bI) #endregion --BGMはFM音源の限界に迫るギターサウンドを駆使しハードロック、へヴィメタル、プログレッシブ・ロックなど様々なロックの様式を取り揃えた曲が揃っている。 //-前作の欠点であったパターン性の強さが軽減。アドリブ要素が増え、複数のパターンを構築できるようになった。 //--前作は出現場所を知らなければ必ずミスするような唐突な攻撃が多かった。今作では一部を除いて回避可能である。 //前作以上の覚えゲーです --ステージマップが拡がり上下への任意スクロールの導入やそれを利用したステージ中でのルート分岐などステージギミックが多彩に。 -ボスキャラの攻撃パターンもより豊富になった。 --ダメージを与えることでボスは姿も攻撃方法も大きく変化するので、歯応えのあるボス戦が楽しめるようになった。 -新たなフィーチャーとして溜め撃ち攻撃の「サンダーソード」が登場。これは続くVの「オーバーウェポン」へと受け継がれていく。 **短所 -全10面構成という長丁場になるためプレイがダレがちになる(特に中ボスが何体も出現する8面、とにかく長い9面など) -MDのハード処理能力限界を超えるスプライトを使用した結果処理落ちが頻発。ゲーム自体の長さと合わせゲームのテンポを大きく削ぐ一因となってしまっている。 ---後述のセガサターン移植版では解消されている。 -背景が激しくスクロールする場所では敵の攻撃が見辛く、いつの間にかミスしているといった状況が頻発する。 -ステージやボスのギミックを多彩にした弊害で前作以上の「死んで覚えろ」を地でいく覚えゲーに。 --例としては発生してからではほぼ回避不可能の8面ボスの一部攻撃や9面中盤のレーザートラップなど。10面中ボスにいたっては弱点(本体)があまりに意外であり気付かなければほぼ倒す事の出来ない完全な所見殺し仕様。 -ヒットエフェクトが変わったため前作に比べ攻撃が効いてるのかが判り難くなった。特に武装の一つである「ブレード」でそれが顕著。 -前作同様ハンターが便利過ぎる。火力がそれほど低くないにも関わらず地形を貫通して敵を倒すので、道中はほとんどこの武器に頼ることになってしまう。 -サンダーソードを失うとボス戦で苦戦しやすくなる。ごり押しが通用しないボスばかりなので初心者はほぼ詰みである。 -BGMがどぎついギター音ばかりなので人によっては耳障りに思われてしまう。 **売上 -前作がヒットしたため大量に生産したが、すでにSTGが衰退し格闘ゲームが台頭してきた時代だったためワゴンの主になってしまった。 **総評 -次回作に演出面で大きな影響を与えている(Vのストーリーは今作の自機が発端になっている)ため、スタッフの中では重要な作品に位置づけられていると言える。 **その後 -「サンダーフォース ゴールドパック2」に収録され、セガサターンに移植される。