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マリオペイント - (2011/07/14 (木) 01:21:27) のソース

//おそらく書き足りない部分や間違い・修正するべき部分もあると思うので、その都度修正をお願いします。
*マリオペイント
【まりおぺいんと】
|ジャンル|お絵かきツール|&amazon(B000068GV7)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|インテリジェントシステムズ|~|
|発売日|1992年7月14日|~|
|価格|9,500円 (税別)|~|
|プレイ人数|1人|~|
|備考|スーパーファミコンマウス専用|~|
|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''|
#contents(fromhere)
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**概要
お絵かきツールだけに留まらず、アニメーション作成、音楽作成など様々な要素を取り入れ、当時普及機だったスーパーファミコンでそれを実現可能にしたソフト。~
マリオキャラを採用することによって、身近に遊べるソフトとなっているのが特徴。~
スーパーファミコンマウスとマウスパッドでの同梱発売だった本作の発売によってマウスに初めて触れたのがマリオペイントだったという人も少なくは無いはず。~

**システム
モードは全部で4種類存在し、お絵かきスクリーン、アニメーションランド、サウンドコラージュ、ハエたたきがある。~

-お絵かきスクリーン
--カーソルを動かして絵を描くモード。ペン、スプレー、スタンプ、直線や四角形、円、楕円などの描画ができる。描画線の太さを3種類に分けて変えることができ、スタンプは左右上下反転で描画も可能。ハケで塗りつぶしが出来たり、スクリーン一面を好きな色、模様にすることもできたりする。また、部分指定をしてコピーすることもできる。
---ただし、自作のドット絵や決められた模様パターン、透明を含む16色の原色と限られた色でしか使うことが出来ない。
--消しゴムも存在し、大小のサイズを決めて消すことができる。スクリーン全部を消すためのパターンが何種類か存在し、消すだけという作業を飽きさせない工夫がなされている。
--自作でドット絵を作ることができ、透明色含む原色16色で作る。作ったドット絵は15個まで保存も可能。1ドット分だけ黒い点を作り、スタンプで描画することで普通のペンより細い線を描くといった応用ができる。
--塗り絵を呼び出すことができる。呼び出せる塗り絵はスーパーマリオワールド、アクアリウム、動物、デコレーションケーキの4種類。

-アニメーションランド
--画面を4,6,9分割に割り振り、各枠に絵を描いていくことで、枠毎の順で切り替わりコマ送りでアニメーション作成ができるモード。描画はお絵かきスクリーンと同様だが、画面の分割が多くなる毎に描けるスペースが小さくなっていく。
--このモードのみ、枠全体をコピーできる機能がある。アニメーションをパスでお絵かきスクリーン上で移動させることが出来たり、アニメーションのコマ速度を自在に変えたりできる。また後述のサウンドコラージュで作成した音楽を再生することも可能。

-サウンドコラージュ
--譜面に音色のアイコンを置いていき、音楽を作成するモード。一つの音階と、下のシ1音、上のレからソの4音の間までで、黒鍵部分となる半音を出すことは出来ない。同じ音階に異なる音色を同時に鳴らすことは出来ず、音の長さを任意に決めることが出来ない。同時発音数が3音まで…など色んな制約があるが、テンポ、指定ループが可能。音色は15種類存在し、オルガン、ドラムといった基本の音色から怪しくも個性的な音色まで存在する。

-ハエたたき
--文字通りパネル上に飛び回るハエをハエたたきでクリックして退治していくミニゲーム。4種類のハエが登場し、100匹全部倒すことでボスとなる巨大ハエと戦うことができる。コースは3つあり、クリアしていく事にパネル上に現れるハエの数が増えて行き、最終面となるとハエの動きが速くなる。マウスならではのゲームで、当時はテレビ番組のスーパーマリオクラブでの企画のひとつとして人気があった。
---小型のハエ:小さくすばしっこいので当てづらいが、ただ飛んでいるだけなのでダメージを受ける心配は無い。
---黄色のハエ:時折止まって、尾から小型のハエより小さいハエの群れを出してくる。小さいハエは触れるとダメージ。ただし、黄色いハエは真横にしか飛ばないので割と当てやすい。
---爆弾ハエ:ボム兵の姿をしたハエ。近寄ると追い回して自爆してくるが、自ら寄ってくる上に自爆する前に当てればいいので楽。
---青色のハエ:小型のハエ同様にすばしっこく、斜め4方向に火花を放つ、火花に触れるとダメージ。
---巨大ハエ:各コースのボスとなる大きなハエ。ロボットとハエを足したような風貌で、円型放射状に玉を飛ばす、小さいハエの群れを大量に出す、尾からバーナーを発して突進してくるといった様々な攻撃をしてくる。ある程度攻撃を受けるたびに変色していく。ここで倒せばクリアとなるが、ゲームオーバーとなると憎らしく笑う仕草を見せる。

**短所
-先述のとおり描画時の使える原色が16色と限られ、色の合成もできない点や音楽作成時に音色や同時発音数が少ない。違う音色を同時に出せない等といった点。~
スーパーファミコンならではの性能として多くしてもよかった気もするが、様々なコンテンツを取り入れた結果、要領不足で削ったと考えれば致し方ないだろう。
-白と透明の色の見分けが付き難い点。透明色は白にわずか灰色かかった色をしているのでよくよく見ないとわかりにくい。
**総評
お絵かきツールと言えば当時は高嶺の花だったパソコンのソフトが主で、当時のゲームハードはメガドライブの「Art ALIVE」、PCエンジンの「アーティストツール」程度でしかなくあくまで絵を描くだけの機能でしか無くあまり普及しないものだった。~
しかし、様々な要素を取り込んで工夫し子供や初心者でもCGを楽しめる点と、テレビCMや番組の企画の宣伝力もあって、マリオペイントは徐々に知名度を上げていった。

**余談
-起動直後のタイトル画面の「MARIO PAINT」をそれぞれクリックすることで様々なことが起こるというお遊び要素がある。
--マリオが小さくなる。画面が一時反転し、音楽が変わる、スタッフロールが流れる、アニメーションが流れるといった事が起こる。
-サウンドコラージュ後年になってパソコン上で動作するマリオシーケンサとして再現されている。
-「メイドイン俺」では作成ツールやシステムの内容がマリオペイントを原型としている。