起動タイミングの変更
BlueSoliel.exe はログオン後にスタートアップで実行されるため、スタックの起動が完了するまでは Bluetooth 機器を利用することができない。これはログオン画面で Bluetooth マウスの操作ができないことを意味する。自動ログオン機能を使えば起動時のログオン画面をパスできるが、マウスが使用可能になるまでしばらく待たされることに変わりはない。またスタックはログオン アカウントで実行されているため、うっかりログオフすると大変なことになる。やはりログオン画面でスタックが使えないのは問題である。
スタックをサービスとして実行できれば万事解決なのだが、このバージョンではその機能が用意されていない。そこで思い付いたのがシステム アカウントを用いる方法。タスク スケジューラを用いてシステム起動時に「NT AUTHORITY\SYSTEM」アカウントで BlueSoliel.exe を実行させる。これによりスタックをサービスのように動かすことができる。ログオン画面が表示される頃にはスタックの起動が完了しているため、マウスの操作もまったく問題ない。ちなみにこれは我が家にまだルータがなかった頃、RASPPPOE で使っていたテクである(ログオフ時に回線を切断させないため)。
欠点としては GUI が表示されないということ。BlueSoliel はタスクトレイのアイコンから制御を行うようになっているのだが、今回の手法ではプロセスがバックグラウンドで稼動するためこのアイコンが表示されない。設定済みの機器を利用する場合は問題ないが、新たに機器を追加したりする際は何らかの対策が必要だろう(現時点では一旦プロセスを終了させてから、ログオン アカウントで BlueSoliel.exe を起動しなおしている)。ただログオン画面でマウスの操作ができるのはやはり快適だ。
最終更新:2010年05月30日 15:37