Copy iTunes Store URL
iTunes ストアでアルバムやトラックを右クリックすると「Copy iTunes Store URL」というメニューが表示される。例えば Kansas の "Somewhere To Elsewhere" というアルバムだと以下の URL。
http://ax.itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=80564697&s=143441
さらにその中の "Myriad" というトラックでは、
http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?i=80564664&id=80564697&s=143441
id: アルバム固有の ID で、playlistId と表記される場合もあり。これは CoverArtMatch のときに p の値として使えるため、アルバムを一意に指定できる(アーティスト名やアルバム名を使った検索に優先される)。
s: 現時点では不明。アーティストが異なっていても同一の値を示すことから、少なくとも Artist ID ではないようだ。取り立てて使い道のない値だろう。
i: おそらくトラック固有の ID。
ちなみに上記の URL をブラウザで開くと itms プロトコルの URL にリダイレクトされるため、iTunes が起動する。これはサーバがリクエストヘッダを見て処理を振り分けているためで、下記のヘッダを追加すれば本来の XML データをブラウザで表示することが可能となる。
User-Agent: iTunes
X-Apple-Store-Front: 143441-1
User-Agent ヘッダには最低限 "iTunes" という文字が含まれていればいいようだ。X-Apple-Store-Front ヘッダの値は 143441 の部分がストアの国コード、ハイフンの後の 1 はストアを表示するときに使用する言語で変更可能。
Playlist ID の埋め込み
iTunes はしばしば間違ったアートワークを取得してしまうが、Playlist ID はアルバムを一意に指定できるため、アルバム名やアーティスト名の代わりにこれを送出してくれれば、正しいアートワークを適用することが可能となるだろう。独自の ID3 タグ フィールドを読み取っているのであれば、話は早いのだが・・・。あるいはコメント フィールド内に独自書式で埋め込んでいるのか(ギャップレス情報の書き込みはこの方法を取っていた気がする)。参考までに MP3tag で判明している ID3 タグ フィールドは下記。
最終更新:2009年05月01日 06:44