PuTTY
Windows 付属の Telnet では機能不足、TeraTerm はインターフェイスがどうもに肌に合わない。そんなわけでもっと使い勝手の良い Telnet クライアントはないものかとネットを調べてみた。折に触れて目にしたのが PuTTY という海外産のツール。国内でもわりとポピュラーなようで TeraTerm と並んでお奨めの Telnet クライアントに挙げられていることが多かった。
機能や使い勝手に関しては申し分なく、ベストチョイスが出来たとホッとしていたのだが、ほどなくして日本語文字コードでの通信が行えないことを知った。海外産のツールにおいてインターフェイスが日本語化されていないことは全く問題ないのだが、文字コードが対応していない場合はお手上げである。レジストリを書き換えたり、バイナリを弄ってみたりしたが、一向に解決の糸口は見つからなかった。ちなみに PuTTY の設定は以下のレジストリキーに保存されている。
HKEY_CURRENT_USER\[[Software]]\SimonTatham\PuTTY
PuTTYjp 日本語化パッチ版
日本語文字コードさえ扱えれば・・・という歯がゆさがしばらく続いたが、PuTTYjp という日本語化パッチ版を見つけたことでこれも解消された。PuTTY はソースコードが公開されているらしくパッチ版も色々とある。下記は PuTTYjp + α のごった煮版と呼ばれているパッチ。
完璧に思えた PuTTYjp だがちょっとした問題に気付いた。これは本家の PuTTY でも発生する不具合のようだが、サーバ接続時に表示されるターミナルウィンドウが常にディスプレイの一番上に固定される。ほとんどの環境において問題となることはないだろうが、我が家の PC はタスクバーを上部に持ってきているため、PuTTY のタイトルバーがタスクバーに隠れてしまうのである。このままではマウスでウィンドウを移動できず何とも使いづらい。対策としてウィンドウのサイド部分をダブルクリックして少しだけ下に移動させ、それによりわずかに顔を覗かせたタイトルバーをドラッグしてウィンドウを移動している。
PuTTYjp さらなるパッチ版
最近になり(といってもこの記事では時系列が全くわからないだろうが)ウィンドウ位置固定の不具合を解消したパッチ版を見つけた。ごった煮版のソースを元にしているらしく、今のところ PuTTY はほぼ完璧に思える Telnet クライアントとなった。
最終更新:2008年09月28日 23:38