手動インストールの限界

実行ファイル単体で動作するシンプルなプログラムであればインストールは単なるファイルのコピーで済むし、これといって手間に感じることはない。しかしプログラムの規模が大きくなると、様々なファイルを決まった場所にコピーしていかなければならない。さらに設定ファイルの編集も必要となると、さすがに手動でのインストールには限界を感じてしまう。そこで Debian のパッケージ管理システム dpkg を LinkStation に導入できないかと試行錯誤してみることにした。


dpkg の Debian パッケージ

まずは Debian のサイトから dpkg の etch 版をダウンロード。アーカイブを解凍すると以下の三つのファイルが生成される。

debian-binary
control.tar.gz
data.tar.gz

control.tar.gz にはさらに以下のコントロールファイル群が含まれている。

control
conffiles
preinst
postinst
prerm
postrm
md5sums

まずは今までうやむやにしてきたこれらのファイルの詳細を知る必要がある。そこで参考にしたのが下記サイト。



パッケージのインストール

以下のファイルがない!と次々に怒られる。

/sbin/ldconfig                     <- libc6_2.3.2.ds1-22
/usr/sbin/invoke-rc.d              <- sysv-rc_2.86.ds1-38
/usr/sbin/update-rc.d              <- sysv-rc_2.86.ds1-38
/usr/bin/od                        <- coreutils_5.97-5.3
/bin/readlink                      <- coreutils_5.97-5.3
/usr/bin/head                      <- coreutils_5.97-5.3 <- busybox

いきなり幾つかのコマンドが使えなくなる。おそらく head が busybox へのシンボリックリンクとなっていたのでリンク先の busybox が上書きされてしまった模様・・・。ファイルサイズが head と一緒だった。これだから初心者は困る(苦笑)。

/bin/busybox                       <- busybox_0.60.5-2.2








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最終更新:2008年09月15日 09:45