はじめに
愚かな操作で仮想マシンの Ubuntu 8.04 が逝ってしまった。あまりに情けないミスでここに書く気も起こらない(苦笑)。反省の意も込めて、再構築の流れを書き留めておこうと思う。以前ダウンロードしたオリジナルのアーカイブは残しておかなかったようで見つからなかった。まずは Ubuntu
Japanese Team のサイトからもう一度落とすことにしよう。
VMware Player 2.0.5
そういえば VMware Player の更新通知が出ていたことを思い出した。面倒だったので放置していたが、この機会にアップデートしておこう。インターフェイスは英語にしたかったが、言語の設定が見つからない。インストーラは一つなので OS をチェックしているのだろう。これはそのうち調べてみるつもり。
システム設定
さあ作り直しだ。以前と同じ構成ではあまりに芸が無いので、インターフェイスの設定を英語にしてみた。ただしタイムゾーンやキーボード配列は日本語環境に合わせておく。
自動ログインとインプットメソッドの有効化
起動時のログイン画面はスルーしたいので、System > Administration > Login Window から Security タブの Automatic Login を有効にしておく。それと英語環境ではデフォルトで日本語が入力できないため、System > Administration > Language Support で Input Method を有効にしておく。
Update Manager
この辺で Update Manager を起動して、一通りのパッケージをアップデートしておく。
共有フォルダの公開
ホームディレクトリの Public を外部に公開する。共有フォルダの作成が初めての場合、Samba のインストールが要求される。File Browser 上で一般ユーザのまま、共有設定をするとパーミッションのエラーが発生する。そのためスーパーユーザーで File Browser を起動し、root 権限で共有化を行う必要がある。
sudo nautilus
共有フォルダの設定が終わったら、
Windows ネットワークを通してアクセスできるようになる。まずは smb.conf を開き、WORKGROUP 名を設定しておく。
sudo vi /etc/samba/smb.conf
パワーオンスクリプトの無効化
再起動して思い出した。VMware 用の Ubuntu は起動時にパワーオンスクリプトのエラーが発生する。これはスクリプトそのものが作成されていないのに呼び出しが行われていることが原因。特にスクリプトに記述したい処理もないのでこの機能自体を無効化しておく。まずは以下のコマンドで VMware Toolbox を開く。
sudo toolbox
Script タブですべてのスクリプトイベントを未使用の設定にしておく。
フォントの追加
Windows で使い慣れた Meiryo を追加してみる。保存先は
/usr/share/fonts/truetype/meiryo/meiryoKeGothic.ttc
/usr/share/fonts/truetype/meiryo/meiryoKeConsole.ttf
システムのフォントとして設定するには System > Preferences > Appearances から Fonts タブで MeiryoKe_UIGothic などを指定する(等幅フォントのみ MeiryoKe_Gothic)。ちなみに再起動なしで反映させるには以下のコマンドが必要と聞いていたが、何もせずともフォントの選択リストに出てきた。
sudo fc-cache -f -v
あとはコンソールのフォントを MeiryoKe_Console に変更しておいたくらいかな(Edit > Profile)。
root のパスワードを設定
デフォルトでは root のパスワードが設定されていないため、スーパーユーザーになることができない。そこで System > Administration > Users And Groups でユーザ設定画面を開き、root のパスワードを設定しておく。
とりあえず
この辺までが個人的にはベーシックな構築かなと思っている。
最終更新:2008年09月28日 10:38