cp コマンド使用時の注意点
cp コマンドはコピー先のファイルがシンボリックリンクの場合、それ自体ではなくリンク先のファイルを上書きする。
ディレクトリ階層のコピー
ファイルはコピーせずディレクトリ階層のみのコピーする方法。キーとなるのは -s オプション。これが指定されるとファイルをコピーする代わりに元ファイルへのシンボリックリンクを作成する。ただし source_dir は絶対指定である必要があり、相対指定されていると作成に失敗する。これを逆手に取りディレクトリのみをコピーするという仕組みである。-x オプションを指定するとコピーの対象を同一のファイルシステム内に制限することができる。
cp -asx source_dir dest_dir 2> /dev/null
例えばルートディレクトリ以下のディレクトリ構造をバックアップするには以下のようにする。
cd /
cp -asx * ~/backup 2> /dev/null
最終更新:2008年09月24日 09:14