実際の試合では90分の試合の中でボールに触るのは長くて1選手4分くらいで
残りの時間はボールを持っていない状態(オフ・ザ・ボール)です。
サッカーではそのオフ・ザ・ボール時、攻守にわたり意図をもって動く事が大事です。
そしてオフ・ザ・ボールの動きこそがプロクラブ(PB)の面白さです。

ポジショニングとは止まる事

 1人プレイ(1P)ではパスミスがないのにPBになるとパスミスが増える。
1Pでは下がっていれば守れるのに、PBでは下がっても守りきれない。
など1Pではうまくいく事がPBではうまくいかない事があります。

これは攻守において意図をもって止まる事が出来ていないからです。
ボールを受ける位置で止まる、カバーポジションで止まるなど、
止まる事によって味方に自分の意図を伝える事でパスがつながり守備が機能していきます。


L1ボタン(自動ポジショニング)の使い方

オフ・ザ・ボール時、L1ボタンを押すと自動でポジショニングしてくれますので有効活用しましょう。

攻撃時はバランスを見てパスを受ける位置取りをします。
守備時はフォーメーションを意識しながら自分のマークをつかんでくれます。

注意点
攻撃時サイドでL1を使うとサイドに流れすぎます。
守備時はL1を押すとバランスを取ってくれますが、ボールを持った人が近くに来るとポジショニングをやめてしまいます。

効果的な使い方

ゴール前など人が密集している時
ボールが自分から遠くにある時

ついついシュートするのを見てて自分のポジショニングを忘れている人にL1ボタンはお勧めです。
また守備が苦手な人にもお勧めです。
守備時はL1ボタンを押して近くにボールが来たら囲い込みボタンを押せばいいディフェンスができます。

L1ボタンは常に使うのではなく、臨機応変に使いましょう。
例えば、守備をしていて味方が攻め込んでいる時や、CKをクリアされて守備に戻る時など
適切なポジショニングをしてくれます。

ポジショニングは常に気を配っていないといけないので
「楽する時のL1ボタン」と覚えましょう。

守備時

守備において止まる事とは
まずフォーメーションを意識して味方同士でブロックを作る事です。
中央は絶対空けてはいけない
ゴールは中央にあるので中央のエリアは空けてはいけません。
中央を抑える事はサッカーにおいての大原則
攻撃守備かかわらず人数を配置する事が大事です。

1onなどのゲーム終了時に表示される試合結果で自分や相手が打ったシュート位置を見る事が出来ます。
そのシュート位置を確認してみると中央ばかり表示されていると思います。
そこがバイタルエリアと呼ばれる得点になりやすい陣地です。

バイタルエリアをしっかり守れればサイドをいくら攻め込まれても怖くはありません。

このバイタルエリアを理解できればポジションチェンジも可能です。
流れの中で中央の選手がサイドに行けば他の選手がスペースをうめる事で修復できます。
必要なのは中央を空けると怖いと感じる感覚です。
慣れれば考えなくても自然と動けるようになります。

この図のエリアには必ず選手を置くようにしましょう。
DFもMFも常に中央を空けてはいけません。

このエリア外にボールを持った相手が来たらマークにいって、
ボールを持っていなければマークしなくてもいいです。

MFより後ろは攻めている時でも中央を空けないように気をつけましょう。
バイタルエリアは守備ブロックを作って対応しましょう。
守備ブロックは2ボランチなら四角形、1ボランチなら三角形を崩さない事を意識しましょう。

中央に守備ブロックを置いて相手の攻撃を跳ね返しましょう。


下のバルセロナのパス回しの動画を
守備している選手だけを見てください。

歩いている選手がほとんどではないですか?
走っているのはボールが近くにある選手だけです。
これはゾーンディフェンスでエリアを決めて自分のエリアに来たら対応しているだけです。
あとは守備選手同士の距離感を気にして優先順位の高い所に行く選手にボールが入った時に厳しくチェックに行っています。

この守備選手の動きを見て何か気付かないでしょうか?

ボールにチェックに行っている選手は囲い込みボタンを押したプレスに見えませんか?
後の選手はそのプレスに行った選手の陣地を埋めているだけです。

つまり、ゲームにおいては
ボールは目で追わないで味方同士の陣形を意識して
自分のエリアにボールが来たら囲い込みボタンを押せばいいだけです。
そして、誰かがプレスに行き陣地を空けたら優先順位の高い陣地からケアしていきます。

必要なのはバイタルエリアを空けると怖いと感じる感覚です。
これを理解し陣形さえ作れば簡単にやられる事はありません。

攻守の切り替え

攻守における止まり方が分かってくると、攻撃と守備では見るところが違い

攻撃時には相手との距離
守備時には味方との距離

を意識するようになります。

これが攻守の切り替えの早さと言われボールを取った時、取られた時
すぐこの距離を意識して動く事が切り替えの早さにつながります。

バルセロナは相手に余裕を与えない前線からの守備に特徴がありますが
攻守の切り替えが特に早いのでボールを失ってもすぐに奪ってしまいます。

例えば味方からのパスを受ける時パサーが出した時点で
そのパスが通るか通らないか判断してミスパスであれば
走りきらないですぐに守備を始めています。
普通の選手であれば受けるポイントまで走り切ってしまいますが
パスした時点で判断して切り替えているので素早いプレッシングを可能にしています。

ポジショニングは実際のサッカーの試合でボールのない所を見るのがいいですが、
マークを外す動きを結構入れて流動的なので
参考にするのはFIFAゲームでCOMレジェンド同士の対戦を行い、
リプレイで一人ひとりの選手の動き方を見ると参考になります。
ほとんどフォーメーションは崩さず、ほとんど走っていません。

局面でのポジショニングは
攻撃時はボールホルダーを守るように鳥かごの意識で動き
守備はゾーンディフェンスの意識で場所を守る意識を持ちましょう。

基本的なポジショニングは
①フォーメーションを見て何列あるか確認する。
 442なら3列。4231なら4列。
②同列の選手との距離感を意識する。
 442中盤なら4人が同列に配置。4231、3列目なら2CDMの距離感を意識する。
③前後の距離感を意識する。
 442ならCDM、CBの距離感を意識する。

フォーメーションは試合を始める前のメンバー間の約束事なので
攻守において陣形を意識しながら試合をしていく事が大事です。

サッカーをよくわかっている選手ほどゲームの流れを見て動き回ることなく、しっかり止まる事ができます。
CPUは動きが少なく止まっているように見えるのはサッカーをよくわかっているからです。
まずはCPUの動きをマネすることから始めましょう。
最終更新:2022年07月06日 10:48