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再会~貴方ともう一度~

制作:アクセーラ
紹介サイト
※制作社サイトに記述がないため、GREEの紹介ページを代用しています。

製品概要

タイトル 再会~あなたともう一度~
ジャンル 女性向け恋愛ADV
対応機種 携帯電話(au、docomo、SoftBank)
価格 基本無料(アイテム課金制)
発売日(配信日) 2012年6月20日

要点

  • GREEで配信されているソーシャルゲーム
  • ゲーム内にあるコマンド「応援する」を押すだけでストーリーチケット(ストーリーを進めるためのアイテム)30枚付与という大サービスがあるが、その内容は精神的に辛いものとなっている。
  • とあるドラマと酷似しているためパクリ疑惑が浮上した。

選評

もしもしゲー・・・そこはまさに無法地帯であり、それは乙女ゲーというジャンルにおいても例外では
ない。
立ち絵間違いや誤字脱字、パクリとしか思えない世界観やキャラ達は当たり前。
生々し過ぎるエロ描写やグロ描写のある、倫理的に問題のあるゲームも数多く存在している。
そんな猛者たちが蔓延る無法地帯の中、発掘されたクソゲーの原石――
それがこれからご紹介する「再会~あなたともう一度~(6月20日 アクセーラ)」である。

この作品の何が問題なのか・・・それは「そもそも恋愛ゲームとして成り立っていない」からだ。
恋愛ゲームとは、プレイヤーの分身でもある主人公を通じて選択肢やコマンドで行動を選び、目当ての
キャラの好感度を上げるといったものである。
この作品では、まず攻略対象(以下、翔)が一人しか存在しないため、否応無しに彼と恋愛をしなければ
ならない。
そして本編中に選択肢と呼べるようなものが全くなく、シナリオ中に翔が登場するとどんな状況であろうが
好感度が上がるシステムとなっている。
好感度が100%になることが次の章へ進む条件となっているのだが、ストーリーを読むだけで勝手に
好感度が上がるので
主人公が選択肢に従わないという作品は過去にもあったが、そもそも従う選択肢すらない乙女ゲームは
この作品が初めてではないだろうか。

そして、この作品がクソゲーと呼べる決定打となるのが「誰得なシナリオ」である。
『異常な愛情の持ち主である誠二と見合い結婚した主人公は、辛く苦しい夫婦生活から逃れ、偶然再会した
高校の同級生、翔と2人で暮らすようになる。』
この公式紹介文を見れば、昼ドラにありがちな逃避行モノを連想するだろう。だが、蓋を開けるとそこには
昼ドラ以上に悲惨なストーリーが待っていた。
紹介文には「甘く切ない物語」とあるが、この作品には甘さも切なさもまったく存在しない。
ゲーム内コマンドの「応援する」というボタンを押すだけでストーリーチケット(ストーリーを進める
ためのアイテム)30枚付与という大サービスに胸躍ったのも束の間。
その30枚分のストーリーで見れるのは、夫誠二とその母雪子の異常性とその2人に過剰なまでに虐げ
られる主人公の姿だった。
誠二は30代なのに料理は母親のあ~んがないと食べない、母親と一緒にお風呂に入るのが当然、母親の
言葉は全て正しいと確信しているという、異常なまでのマザコンである。
さらに誠二は異常な性癖の持ち主でもあり、毎晩主人公の首を死ぬ寸前まで絞めたり、蝋燭の火で体を
あぶったり、意識を失うまで殴る蹴るの暴行をしたりと、拷問紛いの行為を繰り返してくる。
主人公虐めはこれだけに留まらない。誠二からのDVから開放される間もなく義母の雪子が主人公に常に
精神攻撃を仕掛けてくる。
「クズ」や「ゴミ」等の文句は序の口、罵言雑言は主人公の両親にまで及び、食事は毎回2人の食べ残しを
床に這い蹲って食べさせられる。
心身ともに弱りきった主人公が体調を崩し、まともに立てないほどに高熱を出しているにも拘らず、
大きな屋敷の掃除をやらせたり、パーティーに出席させたり。
追い詰められた主人公が実家へ逃げ出すも、先回りした雪子の嘘に騙され激怒した両親に勘当される
というシーンは数ある仕打ちの中でも特に惨い。
しかもその後、誠二に心の支えであったアルバムを燃やされ、翔との再会を浮気と見なされて裁判に
かけられてしまうという心も体もフルボッコされるという展開が待っている。
チケット30枚を消費した頃には主人公同様プレイヤーも疲れきり、続きを読む気力さえ起きなくなる。
それでも今後の甘い展開を期待して読み進めるが、これらの惨い仕打ちの数々が強烈過ぎて印象が薄く
感じてしまう。
また、全年齢対象であるにも関わらず、昼ドラにありがちなエロ展開もあり、舌が入っていることが
丸解りの濃厚なキススチルまで出てくる始末。
無法地帯とはいえ、小学生もプレイするかもしれないゲームに半裸でディープキスをしているシーンの
スチルを挿入するのはさすがに問題があるのではないだろうか。

この作品について、公式ブログでは「甘く幸せなストーリーじゃなきゃ認めない!という人にはオススメ
できない」とアナウンスされている。紹介文にあった「“甘く”切ない物語」とは一体なんだったのか。
だがこのブログはゲームタイトルや勢作社名で検索しても引っかからず、パソコンでないと見ることが
出来ないているため、この文を目にした上でプレイしたという人は少ないだろう。

最後に、この作品に対して個人的な感想を一行で。
「これは女性向け恋愛シミュレーションゲームではない。ただのケータイ小説だ。」
この文句を締めとして、この作品の紹介を終わらせていただく。