部品構造
- 大部品: 暁の氷屋 RD:19 評価値:7
- 大部品: 氷屋(低物理版) RD:7 評価値:5
- 部品: 氷屋とは
- 大部品: 氷室 RD:4 評価値:3
- 部品: 氷室とは
- 部品: 穴蔵式
- 部品: 冷蔵室として
- 部品: ドーム式
- 部品: 氷運び
- 部品: 氷屋の意義
- 部品: 暁の氷が取れるところ
- 大部品: 暁の氷の売り方 RD:4 評価値:3
- 部品: 等級制
- 部品: 食用氷
- 部品: 接触氷
- 部品: 冷却氷
- 大部品: 暁の氷運び RD:4 評価値:3
- 部品: 水運の利用
- 部品: 馬車による運搬
- 部品: 人力運搬
- 部品: 暁宅急便の利用
- 大部品: 氷室屋 RD:3 評価値:3
- 部品: 氷室屋とは
- 部品: 天井に穴の空いた建物
- 部品: 氷台
部品定義
部品: 氷屋とは
氷屋とは読んで字のごとく、氷を売るお店のことである。低物理域において「寒さ」を作り出すことは簡単ではなく、自然の他には魔法に頼るほかは難しい。そこで、冬の寒さを夏まで「保管」するのが、氷屋といえる。
部品: 氷室とは
氷室とは氷を保管するための場所である。冷房機器が付いているわけではないが、わらや木くず、土などで断熱し、室内の気温を一定に保つ工夫がされている。それによって、氷で冷えた外気を外に逃がさず、氷が溶けにくい場所になっているわけである。
部品: 穴蔵式
自然にできあがった洞窟を利用して、あるいは穴を掘って、そこに氷雪を保管する。保管した穴の上に茅などで蓋し、さらに掘っ立て小屋を建てることで、保管した氷雪が日光や風などにあおられることのないようにする。山中など、地下水が通って地面がよく冷えているところで利用できる。地面に接するため、あまり衛生的な保管法とはいえず、地面に接さない中心部であっても、多量に食べるのはやめておいた方がいいだろう。
部品: 冷蔵室として
氷室の中は、保管される氷雪から漏れ出る冷気によって冷えている。そのため、熱に弱いものを冷やすことに使うこともできる。ただし、保管する物の熱で氷雪が溶けぬよう、なるべく熱を取った状態で入れるのがよい。
部品: ドーム式
断熱効果を高めるために、藁などの混ぜ物をした土やレンガをドーム状に組み、そこに氷を保管する。雨の少ない地域では天井に穴を開けることで、暖まった空気を外に逃がすようになっていることもある。また、寒暖差の大きな地域であれば周囲の壁に水を掛けることでより冷やすことができる。大がかりな物になるため、技術が伴わなければ管理が大変である。
部品: 氷運び
氷を保管する氷室は、その性質上町中に作ることが難しい。それ故、いかにして町中に氷を持って行くかということが重要になる。なるべく大量に運び、体積に対する表面積の割合を下げることが重要になるため、馬や船を用いて運ぶことが多い。また、運ぶ際にも藁などを表面に被せ、その冷気を外に漏らさないようにする。
部品: 氷屋の意義
氷屋が保管している氷が、自然に生成された氷、特に雪であれば、当然ながら衛生的であるとはいえない。それゆえ、安全に食用とするのが難しいこともある。しかし、直接に氷を摂らずとも、食料品などの熱に弱い物の保管のため、避暑のため、あるいは医療のために氷を必要とすることもある。氷屋は夏に冷気をもたらし、それによって助かる人も少なくないはずなのである。
部品: 暁の氷が取れるところ
四季のある暁では、冬になれば雪の降ることも多い。しかしながらそれを夏まで持たせるとなるとかなり難しい。最も大きな氷室は暁山にあり、これは神宮の者達が管理をしており、商売気は少ない。また、火山である暁山では、あまり深く掘れば地熱に融かされるため、氷室のために深掘りをすることはあまりない。その他に多いのは清涼院『流水』や魔力精製工房群のある南山地方、丘陵地となっている山北地方などである。
部品: 等級制
暁の円卓藩国では、氷を売る際にはその「きれいさ」に応じて等級を付け、本来食用に適さないような氷を食用として売らないようにしている。ここでいう「きれいさ」とは混じり気のなさであり、氷としての純度が高いほど等級が高い。氷屋同士での取り決めで、「腹を壊す」などの悪評を立てられぬようにするための自衛策である。
部品: 食用氷
一等級とされる食用氷は、認められている製法としては、氷の作成前によく焼いた作られた瓶に水を張り、蓋をして作られた物であって、短い期間に作られた氷。静かに固まっていった氷は透明さを保ち、後ろに立つ人の姿を現す。凍るまでの期間が長くなればその分鮮度が落ちるとされ、「一晩氷」などとも言われる。
売るときまで氷を瓶から出すことが許されないため、保管の際には周辺に氷雪を利用する。希少価値が高く、贅沢品。
部品: 接触氷
二等級の氷は「接触氷」と呼ばれ、多量の直接摂取ははばかられるが、食料品などに接触しても差し支えないとされる氷である。主な製法は穴を掘って水を張り、藁などで蓋をすることで冬の間に人口の氷池を作り、それの内側を切り出すなどである。主な用途は医療用であり、打ち身の患部や熱を持った部分を冷やす際に使用される。また、透明度が高い物が多く、余裕がある際にはこの氷を用いて氷像を作ることもあるとか。
部品: 冷却氷
三等級とされる氷は冷却氷と呼ばれ、一等級や二等級の氷、あるいは人の体に入らない物を冷やすために使用される。多くは雪をまとめたものであり、冬の内ならどこでも作れるともいえる。一等級、二等級どちらでもない氷。
部品: 水運の利用
特に暁山で取れる氷は、龍河水系を利用して大量に各地に運ばれる。それ以外の氷においても、翠王湖に船を渡して大量に運ぶのが基本である。ただし、当然ながら龍河水系および翠王湖に接する地にしか送れず、普通はそこから陸路となる。
部品: 馬車による運搬
地上においては、馬車を引いて運ぶことが多い。大量に運びやすく、また壊れにくく、屋根を付けることも比較的容易とあって、平坦な道のりであれば重用される。しかしながら、山道などに利用するのは難しい。
部品: 人力運搬
人の手によって氷を運ぶ。普通は氷を入れた容れ物に長い取っ手を両側に出し、二人でその取っ手を掴んで運ぶ。容れ物に断熱性を持たせるのは当然として、取っ手を長くすることで人の熱を容れ物に伝えにくくすることが重要となる。基本的にはどこでも運べる代わりに、馬車や水運に比べれば一度に運べる量が少なくなる。
部品: 暁宅急便の利用
緊急に氷を運ぶ必要が出た場合には、暁宅急便を利用して、魔法少女に空輸してもらう。当然ながら一度の運搬可能量は最も少ないが、その分早く届けられるため、融けて失う氷も少なくなり安い。
部品: 氷室屋とは
氷室屋は、厳密に言えば氷室ではない。風通りをよくし、かつ日光を遮るような建物の中に氷を置くことによって、涼しい空間を作る。特に夏場に、多くの人が涼を取るために訪れる。
部品: 天井に穴の空いた建物
氷室屋の建物は円錐状になっており、かつ天井には穴が空いている。これによって暖かい空気がそこから逃げるようになっている。また、穴の近くに明りを取ることで、灯の熱がなるべく下に行かないようになっている。
部品: 氷台
氷を置く氷台には、人が近づかないように柵が置かれていることが基本である。また、常に氷を置くことによって熱を持たないようにする。普通は建物の中央に置かれる。
提出書式
大部品: 暁の氷屋 RD:19 評価値:7
-大部品: 氷屋(低物理版) RD:7 評価値:5
--部品: 氷屋とは
--大部品: 氷室 RD:4 評価値:3
---部品: 氷室とは
---部品: 穴蔵式
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--部品: 氷運び
--部品: 氷屋の意義
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-大部品: 暁の氷の売り方 RD:4 評価値:3
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--部品: 馬車による運搬
--部品: 人力運搬
--部品: 暁宅急便の利用
-大部品: 氷室屋 RD:3 評価値:3
--部品: 氷室屋とは
--部品: 天井に穴の空いた建物
--部品: 氷台
部品: 氷屋とは
氷屋とは読んで字のごとく、氷を売るお店のことである。低物理域において「寒さ」を作り出すことは簡単ではなく、自然の他には魔法に頼るほかは難しい。そこで、冬の寒さを夏まで「保管」するのが、氷屋といえる。
部品: 氷室とは
氷室とは氷を保管するための場所である。冷房機器が付いているわけではないが、わらや木くず、土などで断熱し、室内の気温を一定に保つ工夫がされている。それによって、氷で冷えた外気を外に逃がさず、氷が溶けにくい場所になっているわけである。
部品: 穴蔵式
自然にできあがった洞窟を利用して、あるいは穴を掘って、そこに氷雪を保管する。保管した穴の上に茅などで蓋し、さらに掘っ立て小屋を建てることで、保管した氷雪が日光や風などにあおられることのないようにする。山中など、地下水が通って地面がよく冷えているところで利用できる。地面に接するため、あまり衛生的な保管法とはいえず、地面に接さない中心部であっても、多量に食べるのはやめておいた方がいいだろう。
部品: 冷蔵室として
氷室の中は、保管される氷雪から漏れ出る冷気によって冷えている。そのため、熱に弱いものを冷やすことに使うこともできる。ただし、保管する物の熱で氷雪が溶けぬよう、なるべく熱を取った状態で入れるのがよい。
部品: ドーム式
断熱効果を高めるために、藁などの混ぜ物をした土やレンガをドーム状に組み、そこに氷を保管する。雨の少ない地域では天井に穴を開けることで、暖まった空気を外に逃がすようになっていることもある。また、寒暖差の大きな地域であれば周囲の壁に水を掛けることでより冷やすことができる。大がかりな物になるため、技術が伴わなければ管理が大変である。
部品: 氷運び
氷を保管する氷室は、その性質上町中に作ることが難しい。それ故、いかにして町中に氷を持って行くかということが重要になる。なるべく大量に運び、体積に対する表面積の割合を下げることが重要になるため、馬や船を用いて運ぶことが多い。また、運ぶ際にも藁などを表面に被せ、その冷気を外に漏らさないようにする。
部品: 氷屋の意義
氷屋が保管している氷が、自然に生成された氷、特に雪であれば、当然ながら衛生的であるとはいえない。それゆえ、安全に食用とするのが難しいこともある。しかし、直接に氷を摂らずとも、食料品などの熱に弱い物の保管のため、避暑のため、あるいは医療のために氷を必要とすることもある。氷屋は夏に冷気をもたらし、それによって助かる人も少なくないはずなのである。
部品: 暁の氷が取れるところ
四季のある暁では、冬になれば雪の降ることも多い。しかしながらそれを夏まで持たせるとなるとかなり難しい。最も大きな氷室は暁山にあり、これは神宮の者達が管理をしており、商売気は少ない。また、火山である暁山では、あまり深く掘れば地熱に融かされるため、氷室のために深掘りをすることはあまりない。その他に多いのは清涼院『流水』や魔力精製工房群のある南山地方、丘陵地となっている山北地方などである。
部品: 等級制
暁の円卓藩国では、氷を売る際にはその「きれいさ」に応じて等級を付け、本来食用に適さないような氷を食用として売らないようにしている。ここでいう「きれいさ」とは混じり気のなさであり、氷としての純度が高いほど等級が高い。氷屋同士での取り決めで、「腹を壊す」などの悪評を立てられぬようにするための自衛策である。
部品: 食用氷
一等級とされる食用氷は、認められている製法としては、氷の作成前によく焼いた作られた瓶に水を張り、蓋をして作られた物であって、短い期間に作られた氷。静かに固まっていった氷は透明さを保ち、後ろに立つ人の姿を現す。凍るまでの期間が長くなればその分鮮度が落ちるとされ、「一晩氷」などとも言われる。
売るときまで氷を瓶から出すことが許されないため、保管の際には周辺に氷雪を利用する。希少価値が高く、贅沢品。
部品: 接触氷
二等級の氷は「接触氷」と呼ばれ、多量の直接摂取ははばかられるが、食料品などに接触しても差し支えないとされる氷である。主な製法は穴を掘って水を張り、藁などで蓋をすることで冬の間に人口の氷池を作り、それの内側を切り出すなどである。主な用途は医療用であり、打ち身の患部や熱を持った部分を冷やす際に使用される。また、透明度が高い物が多く、余裕がある際にはこの氷を用いて氷像を作ることもあるとか。
部品: 冷却氷
三等級とされる氷は冷却氷と呼ばれ、一等級や二等級の氷、あるいは人の体に入らない物を冷やすために使用される。多くは雪をまとめたものであり、冬の内ならどこでも作れるともいえる。一等級、二等級どちらでもない氷。
部品: 水運の利用
特に暁山で取れる氷は、龍河水系を利用して大量に各地に運ばれる。それ以外の氷においても、翠王湖に船を渡して大量に運ぶのが基本である。ただし、当然ながら龍河水系および翠王湖に接する地にしか送れず、普通はそこから陸路となる。
部品: 馬車による運搬
地上においては、馬車を引いて運ぶことが多い。大量に運びやすく、また壊れにくく、屋根を付けることも比較的容易とあって、平坦な道のりであれば重用される。しかしながら、山道などに利用するのは難しい。
部品: 人力運搬
人の手によって氷を運ぶ。普通は氷を入れた容れ物に長い取っ手を両側に出し、二人でその取っ手を掴んで運ぶ。容れ物に断熱性を持たせるのは当然として、取っ手を長くすることで人の熱を容れ物に伝えにくくすることが重要となる。基本的にはどこでも運べる代わりに、馬車や水運に比べれば一度に運べる量が少なくなる。
部品: 暁宅急便の利用
緊急に氷を運ぶ必要が出た場合には、暁宅急便を利用して、魔法少女に空輸してもらう。当然ながら一度の運搬可能量は最も少ないが、その分早く届けられるため、融けて失う氷も少なくなり安い。
部品: 氷室屋とは
氷室屋は、厳密に言えば氷室ではない。風通りをよくし、かつ日光を遮るような建物の中に氷を置くことによって、涼しい空間を作る。特に夏場に、多くの人が涼を取るために訪れる。
部品: 天井に穴の空いた建物
氷室屋の建物は円錐状になっており、かつ天井には穴が空いている。これによって暖かい空気がそこから逃げるようになっている。また、穴の近くに明りを取ることで、灯の熱がなるべく下に行かないようになっている。
部品: 氷台
氷を置く氷台には、人が近づかないように柵が置かれていることが基本である。また、常に氷を置くことによって熱を持たないようにする。普通は建物の中央に置かれる。
インポート用定義データ
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最終更新:2018年03月24日 23:49