クリスマスといってもこの中東のこの国には関係のないものだ。
異教徒というだけでこの国では嫌われ者なのだ、ここの皇女に何かを期待したって何もでないだろう。
街はいつもと変わらず廃れている。
どこか元気のない老人や、こちらを睨んでいる大人。こんな国でも楽しいことは有るのか笑っている少年。
いつもと変わらない風景だ。
任務は済ませて有るのでこの国にソレスタルビーングとしての用事はもう無い。
だけど、刹那・F・セイエイ個人の用事がまだある。
せっかくこの国に来たのだから、自分の好きな人に合って来たって構わないだろう。
さて、どうやって忍び込もうか。そんなことをを考えつつ刹那は街を走り出した。


クリスマスといってもこの中東のこの国には関係のないものだ。
異教徒というだけでこの国では嫌われ者なのだ、この国出身の彼に何かを期待したって何もでないだろう。
そもそも彼がここに来るかもさえ分からないのだが。
いつも勝手に来て勝手に去っていくのだ。回りにばれないように来るあたりは流石なのだが唐突に来るのでいつもびっくりする。
………クリスマスに彼と過ごしたいなんて、周りから異教徒と言われるかもしれないが、単純に好きな人とプレゼントを交換し合う日と考えると、とても素敵な日だと思ってしまう。
もうそろそろ執務も終わる。そうしたらお風呂に入って寝てしまおう。そんなことを考えつつマリナは筆を走らせた。


湯冷めしないうちに髪を乾かし、寝る準備を追え、布団へと入るとたちまちに睡魔が襲ってきた。
今日も執務に終われて忙しい一日だった。こんな日にこそ彼に会いたい。

「………刹那」

「なんだ」

独り言に思わぬ返事が返ってきた。びっくりして上半身を起こすとベッドのそばに刹那が立っている。
予想外の出来事に頭がついていけなかった。なんで貴方が居るの?そう思っても口から言葉が出なかった。
本当に何時も唐突に現れる。

「任務が会って偶然この国に来ただけだ」

「………どうやってここに入ったの?」

「窓の鍵を開けただけだ」

当たり前のように言うけどそれ犯罪じゃない?まぁソレスタルビーングのメンバーに言うのも変なんだけど。
でもそんなことはどうでも良い、今はうれしいという感情だけが自分の心を埋めている。

「ふふっ」

おもわず笑みがこぼれ、それでもうれしい気持ちはおさまらなくて思わず抱きついてしまった。

「好きよ刹那」

「俺もだマリナ」

そのままベットに押し倒される。体を駆け巡るこの感覚は『興奮』。変な意味ではなく刹那と一つになれる喜びによるものだ。



月光に照らされるマリナの白い肌はとても綺麗だった。(サイズの基準は分からないが)この程よく大きい胸を見て反応しない奴は、男として終わっているだろうと思ってしまう。世界でただ一人自分だけがこの美しい皇女に触れてもいいのだ。
胸の突起に触るだけで口から声が漏れる。その声だけで腰の辺りがゾクゾクとうずく。

「やけに感度がいいな」

「だって……久しぶりですもの」

「最近は任務が多かった」

「そのせいで私も忙しくなるのですけど」

世界を騒がすソレスタルビーングとそのせいで事務仕事に追われる皇女。
お互い忙しい身だが、この時は一組の男女として過ごせる。


「んっ……ふぁっ…だめぇ…」

「本当に今日は感度がいいな」

右の胸の中心を舌で、左の胸は右手で攻めるといつもより大きい媚声が上がる。
この感触を長い間楽しみたいとこだったがあいにく自分の理性がもちそうにない。
あいている左手を下半身に持っていき軽く触れると、下着の上だというのに既にぐっしょりと濡れていた。

「もうこんななのか……」

指を一本だけ入れて内側を引っかくと、奥から熱い液体がとろりと出てくるのがよく分かる。
唇を唇でふさぎ口腔の感覚を楽しみつつ膣内で動かす指の数を一本増やした。
不規則に動かされる二本の指によって、マリナの顔は艶かしく歪んでいった。

「せ…つなぁ…わたしっ…んあっ…もう…」

口から出る言の葉が途切れ途切れになりかわりに媚声の割合が多くなってきた。
もう限界が近いのは誰が見ても分かる。

膣内を強く引っかいた。

「だ…めぇ……っあ…っ…あーっ…」

途端に背中が弓なりになり激しく痙攣を起こした。膣内では激しく愛液が噴出し、締め付けによって指が動かせなくなっている。
自分の分身はこの中に入るのだろうか………まぁ、ロックオンなどに比べたらまだまだ子供のソレだ。


「マリナ入れるぞ」

「えっ、ちょっとまっ…んっ」

達したばかりで敏感になっているが構わずいれると、いつも以上にすごい締め付けと、ザラリとした感触によりすぐに達してしまいそうになる。
すこし動きを止めて波が引くのを待ち再び動き出す。
奥から手前に引くだけでマリナは激しく乱れる。その乱れた姿だけでも自分は達してしまいそうになる。
しばらく単調な動きをしていたが、じょじょに動きに変化をもたせるとマリナの感じ方が変わっていった。

「マリナ、もう限界だ」

「んっ…わた…しも…あっ…き…て…せつ…あ…っあ…あっ…あぁーっ」

一気に収縮する膣と深く入れたせいで自分の限界を軽く突破し、先端から白濁液が激しく飛び出した。
じっくりと染み込んでいくように中に注がれていく。
最近は自分でも処理していなかったのでその量は半端なく多かった。

分身を引き抜くとその刺激でマリアの体がビクッと動く、その姿だけでもまた勃ってしまいそうだ。
しかし自分には余り時間がないのでどうしようもない。
後始末を手早く終え、ベットを見るとすやすやと寝息をたてている皇女の姿が。
唇にキスを落として刹那は部屋を去った。

終わり

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最終更新:2008年01月10日 19:41