これは夢だと思う。
周りは闇しかなく足場も無限に続いている。
そして光源はないはずなのに足元や自分の姿ははっきりと分かった。
改めてこれは夢だと思う。
しかし来ている服などの感触はやけにリアルだった。
腕を抓ってみるとたしかに痛みがあった。
……夢だと思う、最後の記憶はベッドに横になるところだったし。

ふと後ろを向くと銀髪の女の子……タオツーのパイロットが立っていた。

「君はたしか……」

「……ソーマ・ピーリスだ」

なんで僕の夢にコイツが出てくるのだろうか?

『そんな事よりこの女で楽しむとしようぜ、最近してねぇしよぉ』

「ええっ!だめだよハレルヤ、自分の欲望の為にそんな酷い事するなんて……」

『はぁ?これは俺らの夢だろ、その夢の登場人物に何しようが別にかまわねぇだろ』

……たしかに自分の夢の登場人物に何しようが別に問題ない。
そして、このやけにリアルな夢で性行為をすれば実際にしているような感覚になるだろう。

「ごめんね」

そう呟いて押し倒した。
軽く押し倒したのだが地面は硬い、ソーマは一瞬強張った表情をした。

「何をする!!」

そう叫ばれても無視して事を進める、心の中ではごめんと謝り続けていたが。
きていたのは簡素な白い服。着れればいい、そんな感じだ。
それを脱がせばすぐ下には白い下着が……。
思わず頬を染めてしまうのが分かった。
そのまま下着を取れば控えめなサイズの胸が出てくる、そしてその一つを指の腹でなで上げた。

「や、やめ……ろぉ…」

それを無視し今度は反対側を舐め上げた。
ソーマを見るとこういう経験は初めてなのだろうか、おびえているかのように目をつぶっていた。
少し刺激を強くしてみるとさらにあふれる媚声。
下を見れば下着が湿ってきているのが分かる。

「あぅっ…ふっ…っ…んぁ…」

もういいだろうと思い下着を脱がし取る、そこは誰も触れたことが無いと思わせるほどぴっちりと閉じていた。
それを無理やり広げ指を入れる、中はとてもきつかったが感じていることを証明させる液があふれていた。

「いたっ…や…め…」

「大丈夫、もうすぐよくなるよ」

夢なのだから問題ない。そう自分に言い聞かせるもやけにリアルな光景に思わず声をかけてしまう。
やさしく指を動かし続けると徐々に媚声が混じり始めてきた。
それに安堵しすこし強めに動かす。

「んんっ…あっ……っ…あ…」

そして指の数を増やして動かし続けた。
もういいだろうと思い指を引き抜く、そして自分のものを出して入り口にあてがった。

「痛いかもしれないけど我慢してね」

そして一気に貫いた。
ぶちっと何かを貫く感覚が途中でしたがそのまま押し込む。
ソーマの顔は痛みのせいか涙であふれ、痛みのせいで叫びは音となっていなかった。
あまりにきついのですぐに出してしまいそうになるがそれを我慢し最後まで入れた。
しばらくそのままでいると痛みが治まってきたのだろうか、激しかった息が整ってきていた。
ゆっくりと動き出すと痛みに顔を歪めるがさっきよりは大丈夫そうだ。

「いっ…っ…くっ……あっ…」

その声に少し罪悪感が芽生えてしまう、しかし夢なのだからと自分に言い聞かせ行為を続けた。
しかし自分の限界が近づいてくる頃には大分媚声も混じってきた。

「くっ!!もうだめだ……」

「っあ…っ……ぁあ…っ-----ぁぁあっ!!」

収縮する膣内に自分の欲望をぶちまけた。


『さーてやっと俺の番か』

体が奪われる感覚、そうハレルヤが表に出たのだ。

「くくく、俺はあいつみたいにやさしくないぜぇ!!」

自分の分身がまた硬くなっていくのを感じたハレルヤは荒々しくそれを動かす。
それは先ほど処女を散らしたソーマにとってはとても辛いものだった。

「いたっ……やめっ……てぇ…」

止まっていた涙が再び溢れ出すがハレルヤにとってそれは欲望を掻き立てるものでしかなかった。

「くっ…ぅあ……っ」

「はははっ!もっと閉めつけりゃあ早く終わるぜぇ!!」

その声は痛みのせいでソーマには届いていない。
やがてハレルヤの限界が近づいてくる。

「っぁ……っ…んぁっ…あ…ん-----っ!!」

そしてその一瞬早くソーマが絶頂を迎えるとハレルヤも続けて絶頂を迎えた。
肩で息をする少女に言った。

「おい、何休んでんだ。言ったろ、俺は優しくねえって」

ハレルヤは再び動き出した。



朝、目が覚めると体がとてもだるかった。

「少尉、どうした?辛そうな表情をしているが」

セルゲイがそう言うのだ、普段から感情の変化が乏しい私が、辛い表情をしてしまうほど今の私は辛い状態に有るということだ。

「すいません。腰がすごく痛いのです」

「そうか。まぁいい、今日は任務も無いから自室で休んでいろ」

「はい、ありがとうございます」

いつもならそんなことせずに訓練をしているが、この異常な痛みのせいで今日は出来なかった。
まるで昨日見た夢が本当に合ったみたいだ。
自分でもなんであんな夢を見たのかが分からない、あの羽付きのパイロットに何度も犯される夢を見たのかが。
ベッドに横になる前に自分の膣内に異物感があることに気づいた。
指を入れるとネチョリとした感触が……、ゆっくりと引き抜くと指に白濁液が絡み付いていた。

おわり

next 沙慈とルイス
最終更新:2008年01月10日 22:55