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Dies irae -楽しい大歌劇- 5話
その頃アーチャーは何かを掴みつつ思い出せないまま例の男の待つ場所へとたどり着いた。 アーチャー「ここか・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 16:16:47)
アーチャーは中に入る・・・ 阿頼耶「待ちわびたぞ、弓兵殿……」 アーチャー「…………」 -- 名無しさん (2012-11-01 16:23:12)
そこは――無謬が支配する闇の世界だった。唯一青き炎が灯り、その広間の真ん中に存在が一つ。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:33:05)
阿頼耶「ここは私の世界……黒から聞いていないか?」アーチャー「確か……矛盾たる螺旋、だったか?」阿頼耶「然りだ」 -- 案山子さん (2012-11-01 16:34:27)
アーチャー「なるほど、貴様自身の世界というわけか……なら、なぜ私に固執する?」 当然の疑問を問いかけるアーチャー -- 名無しさん (2012-11-01 16:36:12)
阿頼耶「愚問……それを問う貴様は愚鈍だな、弓兵よ」 -- 案山子さん (2012-11-01 16:37:31)
右掌でアーチャーを方へ差し出し、阿頼耶「本来ならば私と貴様との邂逅は既に行われていなければ可笑しいのだ。だが、この世界はどうやら作られた仮想世界であると私は思い至った」 -- 案山子さん (2012-11-01 16:38:35)
アーチャー「何故だ?」阿頼耶「また『何故』か……問いかけが多いな。そこまで己を忘れたか?『弓兵』よ」 -- 案山子さん (2012-11-01 16:39:30)
アーチャー「……そうなるらしいな(こいつと話していると何かを思い出す……これは、『剣』か? あるいは自分自身か……?)」 -- 名無しさん (2012-11-01 16:42:13)
阿頼耶「己の世界に答えがある……私と戦えば思い出す……その通りだ。互いに磁石同志であると同時に相克する者同士だ」そこで、苦悶に満ちた男の瞳が炎を灯し、阿頼耶「さあ……参れ」 -- 案山子さん (2012-11-01 16:44:33)
風が走る。赤き旋風が疾駆し光速の弓矢を射出する。狙いは当然相手の急所である頭部・目などだ。だが、阿頼耶「粛」弓兵「!?」右腕を突きだし、まるで握り潰すような動作と連動 しているかのように、アーチャーが放った弓矢が空中でまるで見えない何かによって握り潰されたのだ。弓兵「空中で矢が……潰されるだと!?……そうか。貴様……手の動作に合わせて、空間を操作したのか!?」阿頼耶「察しがいいな」アーチャー「!?」瞬間、い つの間にか背後に瞬間移動していた黒衣の男がアーチャーが振り返ると同時に顔面を鷲掴みにし、阿頼耶「粛」一言紡いだ瞬間、彼の身体が壁に瞬時にして叩きつけられていたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:45:40)
アーチャー「ぐあっ!?」阿頼耶「ほう……存外に頑丈なのだな?」弓兵「ぐっ……ちっ!!舐めるな!!」さらに気配もなく、音もなくもう一度アーチャーの背後に回った男から距離を取るべく、壁を蹴っ飛ばし、空中で血をプッ!!と吐き捨ててから身体を捻り、弓に剣を番えた。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:46:51)
阿頼耶「……それで至れると思っているとは、笑止」弓兵「抜かせッ!!」そして放たれるは赤き咒の魔弾。今度のは都市のみならず、この世界を焦土にしかねないほどの威力を内包したそれを、破戒僧はまた右腕ごと前に突きだし、阿頼耶「粛」魔の言葉を紡いだ瞬間、破壊魔弾を瞬時に空中で空間を湾曲させ、捻り、跡形もなく消したのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:47:37)
それはさながら、ブラックホームに飲み込まれるかのようだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:48:05)
阿頼耶「近接で来い……これでは根源に至れぬ。本気で来たらどうだ……死した英霊よ」弓兵「……くっ」苦虫を噛みしめるように奥歯を砕いてからプッ、と吹き出してから双剣を虚空から取り出し構える。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:48:29)
阿頼耶「それでいい……私が根源に至るには、お前とあの魔眼が必要だ。故にお前を此の場で踏破しよう」厳然たる実力差を見せつけながらも、破戒僧は油断なく、重い鉄のような声で右手で誘う。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:49:01)
アーチャー「貴様が固執する理由が、単にそれに至るためだというのか!?」阿頼耶「その通りだ」謎の異形たる怪物は淡々とそう告げ、アーチャーを見据える。阿頼耶「私がこの世界に落とされた当初こそ己を忘我していたが、お前たちの介入の二ヶ月ほど前あた りで私は私であると思い出せた。だが、それでも思い出せない。だが、根源に至れば私が誰であるかを思い出せ、取り戻せると確信している。故に、落胆させるな」アーチャー「お前の事情など知ったことではないし、私はお前に破れてやれるほど、優しくも」キ ッ!!と睨み、アーチャー「お人好しでもない!!」両手に握る双剣に颶風を纏いながら疾駆した。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:49:34)
朱色の旋風が二つの斬撃を生み、それを男は右腕のみで受け止めた瞬間、弓兵の瞬速の速さで相手の懐に潜り込んでいた。そしてそのまま相手を両断した。十字を斜めに斬り裂き、血飛沫が舞う。だが、刹那――男の空気に飛んだ血飛沫に悪寒を感じたアーチャーは咄嗟に身を回転させてから一気に真横に逃げた。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:50:46)
彼の行動は間違いなのか? 否……彼は逃げて正解だったのだ。なぜなら、彼の血は―― 阿頼耶「我が血よ……舞え」己の赤血球と融合した闇の賜物であるからだ。逃げた彼の場所に飛沫した彼の黒き血が大地を無数に穿つ。アーチャー「化け物が!!」阿頼耶「最近 はよくそう呼ばれるな」 -- 案山子さん (2012-11-01 16:51:40)
阿頼耶「少しはましになったが、まだ遠い・・」 アーチャー「なにィ!!?」 -- 名無しさん (2012-11-01 16:54:06)
阿頼耶「気づかぬか?まだ思い出さぬか?腑抜けた貴様など……単なる『贋作』でしかない」 -- 案山子さん (2012-11-01 16:56:02)
ドクンッ!! アーチャー「!!」脳内でノイズが走り、走馬灯のように灰色の情景が一瞬蘇った。思わず片手で頭を抱えるアーチャー。 -- 案山子さん (2012-11-01 16:57:06)
アーチャー「贋作・・・剣・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 16:58:33)
少しずつ何かをつかみ始めるアーチャー…… -- 名無しさん (2012-11-01 17:00:06)
かつて、どこかで、何かが、アッタ、ニ、チガイ、ナイ。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:00:43)
阿頼耶「……貴様が覚えていないのは、恐らく次元干渉によるものか、この世界に落とされた際のバグのようなものだろう……だが、私が許さん。
フェイカー
(
・・・・・
)
が忘我するなど、許さん」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:01:45)
アーチャー「勝手に盛り上がるなよ・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:04:27)
阿頼耶「ならば早く至れ、いや取り戻せ・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:05:02)
瞬間、かなり離れていたはずの男の掌底が問答無用でアーチャーの顔面を穿ち、再び吹き飛ばす。アーチャー「ぐあああああああああああああああッ!!!!!!!!!!?」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:05:53)
阿頼耶「思い出せ、取り戻せ、個我を呼び起こせ……それとも」そう言って阿頼耶は外に視線を向け、阿頼耶「誰でもよい……
女
(
・
)
を殺さねば、眼が覚めぬのか?」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:07:21)
アーチャー「(女だと……しかしこれは……)」 アーチャーの中で決定的な何かが見える・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:09:16)
アーチャー「(これは・・・無数の剣・・・荒野・・・炎・・・私は・・・)」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:10:02)
そして観える――灰色の情景でこちらに微笑みを浮かべる金髪の少女、いつも強気の黒髪の少女、哀れな人生を歩みながらも淡く生きていた少女の姿が…… -- 案山子さん (2012-11-01 17:10:57)
阿頼耶「どうやら足りぬか……ならば」そこでまた瞬間移動をした阿頼耶がアーチャーの左腕を『右手』で掴んだ。アーチャー「しまっ――!?」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:11:41)
阿頼耶「消し飛べ・・・」そしてつかんだ手に力を収束させる・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:14:17)
阿頼耶「まずは腕一本……貰い受ける。粛ッ!!」瞬間、アーチャーの左腕が一瞬にして握り潰され、灰も残さず消えたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:15:19)
だが、阿頼耶「……ほう?」感嘆する阿頼耶。なぜならば―― 阿頼耶「即座に己の左腕を切り落としたか……見事だ」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:16:08)
即座に腕ごと躊躇なく切ったアーチャーは、阿頼耶が最初にいた場所まで飛んでいた。アーチャー「はぁ……はぁ……」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:17:15)
阿頼耶「気概は買うがどうする?もう剣は振るえんぞ?」 アーチャー「・・・・・・・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:19:26)
アーチャー「確かに状況は最悪だな・・・」 しかしアーチャーノ頭の中には無数の剣の刺さった荒野が、そして少女の顔が無数に再生されている・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:21:07)
そして、加えるならばもう双剣の内の一本が使えなくなり、これでは弓も放てない。だが―― アーチャー「私が、いつ……負けを、認めた?」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:22:12)
阿頼耶「やせ我慢が時と場所を考えた方がよい……それに」阿頼耶は告げた。阿頼耶「まだ貴様は気づかないようだな……」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:22:59)
アーチャー「なに?」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:24:40)
阿頼耶「何故気づかぬ?『ここ』に違和感を感じないのか?『英霊』よ」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:25:23)
アーチャーは英雄という言葉に決定的な言葉を思い出した・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:30:32)
アーチャー「まさか・・・・・・!?」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:30:51)
ノイズ。ノイズ。ノイズ。ノイズ。ノイズ。『この身を埋めているのは後悔だけだよ。―――オレはね、■■■■。英雄になど、ならなければ良かったんだ』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:31:36)
アーチャー「・・・・・・・・・ツウうう・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:33:05)
さらに続くノイズ。『―――ああ、何度も見てきた。意味のない殺戮も、意味のない平等も、意味のない幸福も……!オレ自身が拒んでも見せられた』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:33:32)
『オレが望んだモノはそんな事ではなかった。オレはそんなモノの為に、守護者になどなったのではない!!!!』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:34:25)
それでも求めた・・・おのれの臨んだ
自分
(
カタチ
)
があると信じて・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:36:40)
アーチャー「ぐあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」迸る絶叫。それは、外で戦っていた黄金たちにも聞こえていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:37:26)
一同「!!!!??」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:37:52)
ベイ「な、なんだ!?」黄金「これは……」 ……白「な、なにこの絶叫!?」影「これは……」麗「まさか、アーチャーですか?」 -- 案山子さん (2012-11-01 17:38:28)
阿頼耶「思い出したか?」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:40:42)
床に荒い息を荒げながら汗を床に垂らすアーチャーは、瞳孔が完全に開いていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:41:34)
それでもノイズは鳴り響く・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:42:20)
そして浮かんでくる呪文のような言葉・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:42:44)
――体は、剣で出来ている。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:43:20)
さらに蘇るノイズ。『『おまえは、正義の味方になぞなるべきではなかった』』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:43:36)
――血潮は鉄で、心は硝子。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:44:28)
『一面の炎と充満した死の匂い。絶望の中で助けを請い、叶えられた時の感情。■■■■という男の、オレを助け出した時に見せた安堵の顔を』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:45:40)
これが彼のなりたかったもの・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:46:28)
そして望み続け、求めた
自分
(
カタチ
)
。 -- 名無しさん (2012-11-01 17:47:11)
――幾たびの戦場を越えて不敗。ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:47:38)
自分の思いと覚悟を・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:48:16)
――彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:48:44)
『そうだ、誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:50:07)
信じた背中を・・・それが俺の始まりだと、それをくれた人の夢を・・・すり替えたのではない・・・自分の思いとして継いだのだ・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 17:52:27)
『この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた。それが苦痛だと思う事も、破綻していると気づく間もなく、ただ走り続けた!』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:53:26)
ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!! -- 案山子さん (2012-11-01 17:54:00)
彼の鼓動が有り得ないほど高鳴っていく。そして、己が何者であるのか、ようやくそれが彼の許へ還元されてきていたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:54:38)
『自身より他人が大切だという考え、誰もが幸福であってほしい願いなど、空想のおとぎ話だ。そんな夢を抱いてしか生きられぬのであらば、抱いたまま溺死しろ』 -- 案山子さん (2012-11-01 17:55:33)
例え、それが夢想の果てだろうと、届かぬ桃源郷の果てだろうと……それでも彼は、走り続けたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:56:14)
ドクンッ!! マキナ「……アーチャー」離れた平原で、マキナは城の方角へ振り返っていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 17:56:47)
阿頼耶「ほう、真実の自分に至り始めたか・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 17:57:54)
その様子に、阿頼耶は瞳に光を宿し始めた。そうだ、それだと。お前が日和見を決めるなど、許さないと。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:00:20)
黄金「アーチャーから伝わるこれは……覇道か!!」ジョーカーゾンビを蹴散らしていた黄金は、彼の洩れてくる真実にいち早く気づいた。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:01:14)
アーチャーの脳内は鮮明になっていく・・・ そして見える自分の世界・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 18:02:33)
そして大切な少女の顔、名前すべてを取り戻していく・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 18:03:32)
瞬間、アーチャー「……なるほど。これが『俺』というわけだな」彼の総身から莫大な魔力の奔流が発生し、城全体を揺らがした。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:04:38)
爆発音と共に溢れる魔力の渦が、彼を包み込むかのように展開されていた。すると、死したゾンビたちはそれに触れた瞬間、まるで刃で切り裂かれたかのように首を切られていく。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:05:48)
アーチャー「やはりしっくりくるものだな・・・」 阿頼耶「待ちわびたぞ……!! ] -- 名無しさん (2012-11-01 18:07:30)
笑う阿頼耶・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 18:07:58)
阿頼耶「待ちわびた……待ちわびたぞ!!守護者よ!!」アーチャー「なるほど……相も変わらずのようだな。アラヤよ」 -- 案山子さん (2012-11-01 18:09:05)
振り返る弓兵。すると、彼の消されたはずの左腕が元通りに戻り、両手には双剣が握られていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:09:49)
アーチャー「私は守護者などという大層なものではないのだがね・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 18:11:04)
アーチャー「そう呼ばれるのは嫌いなのだよ・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 18:11:52)
阿頼耶「貴様が覚醒することで私が根源に至る!!故に、貴様は我が前で死ぬがいい!!」アーチャー「本当に、変わらんな貴様は……人の話を聞けというのに」双剣を構えるアーチャーの瞳には、今までにない気迫と意志が込められていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:13:06)
アーチャー「私は負けんよ……約束があるのでね……」 -- 名無しさん (2012-11-01 18:15:03)
阿頼耶「随分古臭いことを言うものだな……絶望が足りんか?」 -- 名無しさん (2012-11-01 18:18:43)
阿頼耶は徐に右腕を再び突き出そうとした瞬間、赤き閃光が彼の右腕を貫いていた。阿頼耶「なぬっ!?」アーチャー「ああすまない、手癖が悪くてね」そう、阿頼耶の右腕を貫いたのは、神速で放たれた弓矢が強化された魔弾だった。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:50:38)
アーチャー「さらに往くぞ」そこから信じられない速度による乱れ撃ちが発生した。弓矢を番える本数は三本同時。だが、それを彼は阿頼耶でさえ対応できない速度で射抜いていたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:53:21)
阿頼耶「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」もはや壁さえも跳ね返ってくる弓矢は跳弾ならぬ跳矢だった。それが無限とも思える連射が襲うのだ。彼が異形の力を有していようと―― 阿頼耶「たわけっ!!」だが、その暴風が如き攻撃を右腕を徐に空間を握り潰すように握った瞬間、襲い掛かっていた無限矢を跡形もなく消していたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:55:21)
アーチャー「流石はアラヤ……手加減不要でこれか」ただ一人、驚かず静観している弓兵がいた。阿頼耶「……貴様」よくみれば、彼の右腕はボロボロになっており、もはや完全に機能を停止していた。アーチャーでは、念のために切断しておくか」そう言って弓矢を破棄して指を鳴らした瞬間、阿頼耶の真横からいつの間にか設置されていた長剣が彼の右腕を切断した。 -- 案山子さん (2012-11-01 18:57:29)
アーチャー「さあ、これで――」どうだ、と言おうとした瞬間、阿頼耶「、戴天」男の腕は落ちなかった。確かに両断したはずの腕が、何故か落ちつ、無傷で腕が完全回復していた。 -- 案山子さん (2012-11-01 19:00:14)
アーチャー「ほう、なかなかにしぶとい……」 -- 名無しさん (2012-11-01 19:20:13)
阿頼耶「これくらいは常識だろう?」 -- 名無しさん (2012-11-01 19:23:11)
さらに男が歩を進める。阿頼耶「不倶、金剛、蛇蝎」紡がれた瞬間、空気が一変し、アーチャーの身体が停止した。 -- 案山子さん (2012-11-01 19:29:11)
さらに、阿頼耶の周囲から、ありとあらゆる流動が途絶えていってしまった。流転する空気が途絶えるそれは静謐の極み。 -- 案山子さん (2012-11-01 19:30:17)
アーチャー「……なるほど。さながら私は蜘蛛の巣に囚われた蝶というわけか」身動きが一切封じられた状態でありながら、アーチャーは不敵な笑みを浮かべていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 19:31:06)
阿頼耶「なにを笑っている……」 キレ気味に言う阿頼耶。 -- 名無しさん (2012-11-01 19:33:31)
アーチャー「貴様こそ忘れたか?私がなんであるか・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 19:35:55)
阿頼耶「!?」そこで己の失態に気づき、即座にアーチャーの頭を潰そうと右腕を中空に突き出すが、遅い。 -- 案山子さん (2012-11-01 19:41:52)
両手に剣を生成し、自分を縛るモノを片っ端から切り伏せていく・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 19:47:34)
さらに無数に降り注ぐ剣の嵐・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 19:48:35)
アーチャー「私は……剣だ!!!」 -- 名無しさん (2012-11-01 20:29:50)
阿頼耶「否! 貴様は守護者! 世界に使役されし傀儡よ!」阿頼耶の剛腕がアーチャーを穿たんと奔り、アーチャーは両手の剣を捨て、白黒の双剣を顕現させてから握り、腕をクロスさせて構えながら走る。そして、互いが交錯した刹那――勝負が決した。 -- 案山子さん (2012-11-01 20:48:07)
アーチャー「根源に取りつかれた哀れな道化よ・・・ここが貴様の墓だったようだな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 20:49:55)
阿頼耶「……■■■よ」互いに交錯し、背中を見せたままの状態で阿頼耶の肉体が砂のように徐々に薄れていく。 -- 案山子さん (2012-11-01 20:56:30)
阿頼耶「……貴様が思い出せたのならば、一つだけ忠告しておこう」アーチャー「ん?」 -- 案山子さん (2012-11-01 20:57:18)
阿頼耶「私が……憑りつかれていたことは否めん。そして……黒騎士を掬ってやってくれ」アーチャー「なに? どういう意味だ?」 -- 案山子さん (2012-11-01 20:58:09)
徐々に風化していく阿頼耶の声は小さくなっていくが、その佇まいは健在のまま、背後にいる男に言う。阿頼耶「私が根源に縛られているように、黒騎士もまた『ある者』に縛られているのだ。本人でさえ気づいていないことだが……な」 -- 案山子さん (2012-11-01 20:59:19)
アーチャー「ほう、貴様の最後の言葉・・・しかと受け取った」 -- 名無しさん (2012-11-01 21:01:41)
その背中は誰よりも騎士らしくあった彼女の背中と重なって見えるほど凛々しかった・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 21:02:52)
アーチャー「さて、皆の加勢に向かいたいが……」そこで膝をつく…… -- 名無しさん (2012-11-01 21:06:09)
アーチャー「ぐっ……や、やはり無茶はきたか」元々女王に謀反を起こした者。ならば、女王が彼らの力を抑止していることもまた必然。あれほどの力の行使をしたのだ。その反動で疲労がどっと彼を襲う。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:09:03)
そんな彼を背に感じながら、阿頼耶「ふっ……ああ、最後に訂正をしておこう」アーチャー「ん?」阿頼耶「……今の貴様ならば、託せるだろう。奴らと共に歩むがいい……もはや傀儡でないのなら、これからは貴様が選ぶがいい」 -- 案山子さん (2012-11-01 21:09:29)
アーチャー「言われるまでもない・・・彼らは私を認めてくれた・・・私の戦友であり守るべきものだからな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 21:11:21)
阿頼耶「どこまでも、守護者という言葉が貴様には似合いだな・・・」アーチャー「全くだ・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 21:12:40)
そう言って互いに苦笑してから、阿頼耶は最後にこう呟いた……阿頼耶「アオザキ……」それを最後に、男は完全にこの世から消えた。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:16:40)
アーチャー「アオザキ……だと……?」 その言葉に眉根を寄せるアーチャー -- 名無しさん (2012-11-01 21:17:43)
だが、次の瞬間――マキナ『人世界・終焉変生!!!!』平原から終焉を冠する男の渇望がついに解放されたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:20:54)
そう、弓兵の闘いが終わったのならば……まだ残っている。この城で最も真に強き互いの騎士が。今平原にて全力で闘っていたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:21:51)
それは数十分前に遡る……マキナが黒騎士の顔面を鷲掴みして、平原にまで飛んだあとのことだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:26:41)
マキナ「さて……待たせたな」黒騎士「いいや……こちらは悠々とさせて頂いた」徒手空拳のマキナと既に両刃の剣を構える黒騎士。黒騎士「一つ……問う」マキナ「なんだ?」黒騎士「ずばり、お前の強さとは?」マキナ「愚問」黒騎士「答えるまでもない……つまり、極限の高みにあると」マキナ「(鋭い洞察感だ……なるほど。やはり侮るのは危険ということか)」 -- 案山子さん (2012-11-01 21:27:37)
既に一度目の森で、次に城での奇襲での戦闘を経験しているマキナは、より此の男が闘いにおいての心得を弁えているようだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:28:17)
マキナ「ならば俺も問おう」黒騎士「ああ、構わん」マキナ「貴様のような男がなぜ」黒騎士「あのような『女王』に仕えているのだ……か。それは愚問というより、謎にしたままのほうがいいな」そう言って黒騎士は詮無きことだといい、黒騎士「俺が仕えている理由は……さて。昔のことなので忘れましたが……ただ言えることがあるとするならば」マキナ「?」黒騎士「娯楽を求めるのならば、道化師になればいい。だが、俺は単に仕事でいるだけで、あの『女王』に忠義忠節なんてものはない。安心しろ」マキナ「……なるほど、な」 -- 案山子さん (2012-11-01 21:29:33)
そこで合点がいった。黒騎士が尋常ならざる力を保有しているのは水銀の手が加わっている特製であるからだ。それはジョーカーたちにも言えるのだが、こいつだけは別格だった。それは今でも変わらないが、特に異なるのが此の世界の配役にしては、余りにも感情を保有し「過ぎ」ていること。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:30:24)
マキナ「お前は」黒騎士「機械人形が感情を持つのは大概あるとして、お前は何だ……か?」マキナ「やはり貴様……読心術を使えるのか!?」黒騎士「然り」だが、それが全部ということはないだろう。これほどの実力を保有している輩だ。それのみで片を付けるのは明らかに阿呆のすることだ。マキナはジリジリ……と接近しながら、双拳に漲らせる闘気の波動。放てば相手を粉々に砕く破壊の鉄槌。それを前にしても揺らがない男。これで判明したのは数個。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:31:15)
マキナ「貴様が求道であることは確認した」求道と覇道。その差異は全部を覆い尽くそうとするか、己のみを完成させようとするかの違いだ。典型的な覇道はハイドリヒ、続いてザミエル、そしてベイ・マレウスだ。メルクリウスはカウントしないとしても、その手の輩の世界は覆い尽くそうとする故に、全包囲からの攻撃が可能な所だ。アンナ程度ならばマキナが木っ端微塵に砕くことは可能なのだが、ザミエルやハイドリヒとなれば話は別だ。あれは究極の創造の主にして覇道を有する覇者だ。マキナでも砕くことは可能なのだろうが、それまでに彼が辿り着く可能性が低すぎる。よって、彼に立ち向かうには彼を上回る渇望と長距離における創造と全包囲による絨毯爆撃が有効だ。また、求道の場合は蓮の停滞やシュライバーの絶速が彼の鬼門といえる。己の片割れである蓮の創造はかつて戦い、敗北したことがあることから実証されており、シュライバーにおいては言うに及ばず。あれを捕らえることが可能なのは覇道のみだ。求道であれを補足並びに捕獲するのはマリアナ海溝に沈んだコンタクトを探すようなもの。つまり、不可能なのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:32:13)
そんな彼の心を読んだ男は微笑み、黒騎士「なるほど……まあ確かにお前の力は確認済みだ。ああ、確かにそのご都合主義(デウス・エクス・マキナ)は厄介だ……だがな」水平に両刃剣を構える黒騎士はマキナを見ながら、黒騎士「今のお前はそれが使えない」マキナ「だからどうした」黒騎士「故に、貴様の武威のみで圧する必要がある」当然のことを再確認するかのように告げる黒騎士。マキナ「一つ、勘違いしているようだな」黒騎士「?」両腕を構えて、マキナは告げる。 -- 案山子さん (2012-11-01 21:34:19)
黒騎士「まさか!!!?」 すぐに思い至りマキナを見る・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 22:16:23)
マキナ「(-_☆)」 -- 名無しさん (2012-11-01 22:19:40)
マキナ「このカードがあれば……ん?」 ポケットからカードを出そうとするが見当たらないマキナ。 黒騎士「…気づいていないようだが影にひきこんだときにお前らのカードは、あの金髪の化け物のものを除いて全部処分させてもらったぞ」 -- 名無しさん (2012-11-01 22:21:51)
マキナ「………………」ヒュ~、と虚しく風が二人の間を通過する。 -- 案山子さん (2012-11-01 22:28:03)
マキナ「まあ、なんとかなるだろう・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 22:31:28)
全員(思念)『なるわけねえだろうが!!』見事なツッコミだった。 -- 案山子さん (2012-11-01 22:32:15)
黄金「なら何とかして奪い返さんとな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 22:34:16)
そこで皆の標的は城内に逃げた影騎士一択になった。 -- 案山子さん (2012-11-01 22:43:41)
黄金「さてと標的もきまった・・・乗り込むか・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 22:52:15)
黄金「城ごと壊してもよかったが、アーチャーのことも気にかかるしな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 22:53:04)
ゾンビどもはすべて先の剣圧でバラバラだ・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 22:53:48)
影騎士(処分したという言葉を聞いていないのか? もうカードは破壊しているのだが…) 粉砕した僅かなカードのかけらも影の中に飲み込み、自分の持ち場に戻る影騎士。 影騎士(あの黄金の男のカードも黒騎士の死界からの脱出で使い果たしている……まだ油断はできんが) -- 名無しさん (2012-11-01 23:01:13)
黄金「探す途中でアーチャーが居たら拾っていくぞ・・・あれもカードを持っているはずだ・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:04:31)
そう言って黄金は城の内部へはいっていく。……その頃、シュライバーはケルベロスたちを瞬殺していた。シュライバー「な~んだぁ、つまんな~い!」司狼「いや~ラクできたわ~」 -- 案山子さん (2012-11-01 23:11:40)
ほとんどシュライバーが殺しまくったのだ・・・楽できて当たり前である・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 23:13:23)
…上空。 祐樹(めんどくせえ事になってきたな。負けることはほぼ無いだろうが、イレギュラーがいる以上何かあっても困る……ふん、あの弓兵と阿頼耶とやらの接触のおかげか権限が復旧してるな、一時的なもんだろうがあの『獣』を焚きつければすぐに終わんだろ、ついでに弓兵と他の奴らにも力を供給する。くく、感謝しろよお…この世界限定だが外での全力よりもはるかに強い力を恵んでやるからよお) 祐樹の周りに魔法人が展開し、管理者権限を用いたブーストを行う。 -- 名無しさん (2012-11-01 23:16:35)
黄金「出てこないなら・・・適当に城を破壊して回りたいのだが・・・」 物騒な言う黄金、彼は本気だ・・・ -- 名無しさん (2012-11-01 23:28:35)
…祐樹(そうそう、暴れまくってくれていいんだよ狂った猛獣はそれでいいんだ) 更に力を送るとともに対象の闘争心を煽る効果も織り交ぜる。 -- 名無しさん (2012-11-01 23:33:11)
黄金「そうだな……では出始め――ッ!?」だが、そこで黄金の動きが完全に止まった。なぜならば――本当の意味でのイレギュラーが最上階にあったのだから。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:34:15)
……それは、黒騎士たちの闘いが始まる数十分前に遡る。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:36:07)
ジューダス「しっかし……女王に会うのか。なんで俺なんだ?」エリー「ん? どゆこと?」エレベーターに乗っている二人は互いの拳銃の調整をしながら話をしていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:37:13)
ジューダス「俺、雇われだったから正規の騎士じゃねえのよ」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:38:28)
エリー「ん~……あたしはよくわからないけど、あのおばちゃんに退場願うんだから、願ったり叶ったりだし、別にいいんじゃない?」ジューダス「そうか?結構大事だぜ?」そう喋っていた二人が最上階に到着し、エレベーターの扉が開くと…… ハートの女王「久しぶりね、ジューダス」 -- 案山子さん (2012-11-01 23:40:09)
ジューダス「相変わらずでかいなあんた・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:40:47)
エリー「ほんとにでかいね~」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:41:08)
ハートの女王「余計なお世話よ……それと、初めましてね。お嬢さん」エリー「え、ああ……どうも」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:41:55)
エリー「(このおばちゃん本気で不気味だわ・・・)」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:43:22)
確かにでかいというのがあるのだが、この女王からは『何か』があるのをエリーは感じていた。だが、それは今までにないぐらい不透明だった。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:45:04)
女王「それで?私が招いたこともあるんだけど……要件があるんじゃなくて?」 -- 案山子さん (2012-11-01 23:46:39)
エリー「ああ、そうそう」と言って笑顔でマグナム口径を思いっきり女王の眉間に向け、エリー「これが要件♪」そしてトリガー。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:47:33)
女王「――――――――!!」瞬間、玉座に座っていたデブの女王がよけられるわけもなく、眉間を穿たれあっけなく死んでしまった。ジューダス「……はっ?」あまりの呆気なさに、ジューダスは口をポカーンとあけていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:48:48)
エリー「はい~終了~♪」ジューダス「っていうか、は?いや、終わりって;」エリー「とっとと退場しましょ?」そう言って回れ右をしてみないようにするエリー。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:49:49)
女王「・・・・・・・・・」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:50:34)
エリー「(なんで? 殺したのに、この不気味さが払拭できない)」急ぎ足で下を向いていた顔を前に向けると――そこにあったエレベーターも、階段もなくなっていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:50:59)
エリー「え? なんで――」ジューダス「嬢ちゃん、避けろ!!」 -- 案山子さん (2012-11-01 23:51:26)
そこであまりのことに茫然としているエリーを突き飛ばすと、ジューダスがまるで見えない何かによって右肩が穿たれていた。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:52:01)
それはそう……確か―― エリー「レイピア!? け、けど女王は――」そこで女王の方へ視線を向けると、確かに女王の死体は玉座にあった。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:52:42)
ジューダス「いちち……ちっと反応遅れたか……」 -- 名無しさん (2012-11-01 23:53:32)
エリー「あ、あんた!!」いくらなんでも辻褄が合わない。エリーはそう判断し、何とか出口を探そうとすると―― ???「そこまでだ。下郎」そこに、あの謎の女将の声が響く。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:54:17)
無論、死した死体が話すなどナンセンスだ。となれば―― エリー「どこにいるの? 出てきたら――」???「出てくる? 何を言っている……いるではないか。下郎共」 -- 案山子さん (2012-11-01 23:55:03)
ゾワッ!! とエリーの背筋が凍りついた。エリー「ま、まさか!?」そう思ってもう一度女王の『死体』を見た。すると、この空間が急に湾曲した。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:56:01)
ジューダス「こ、これは……空間が、遮断されただと?」そう、今この瞬間をもって最上階と彼らがいる空間とは分断させられたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:56:51)
流れるレクイレム。地獄の凱旋が響き渡り、女子供の怨嗟の声が木霊する。それは人が忌避する闇の祝福。常人であるエリーにはまさに地獄だ。黄金の世界がどれほど優しいか、彼女は痛感したのだ。 -- 案山子さん (2012-11-01 23:58:07)
ジューダス「……嬢ちゃんは下がってろ」エリー「け、けど;」ジューダス「逃げることも通話もできない以上、俺たちは完全に閉じ込められたんだ……だったら、ナイトが出張るしかないだろ?」 -- 案山子さん (2012-11-01 23:59:03)
エリー「それはいいけど・・・あんたその傷で・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:00:10)
ジューダス「なに、この程度ツバつけときゃ治るっつうの」そう言って銃口を死体に向け―― ジューダス「……アーチャーからは少しばかり聞いたことがあったぜ? なんでも、城内には絶世の美女がいるってな」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:01:03)
死した死体に向けて話すジューダス。はたから見れば正気を窺われるが、至って彼は真剣だ。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:01:34)
ジューダス「んでよ……その絶世の美女を見たものは死に絶える。護衛をしていたアーチャーは別なんだろうが、それ以外はあいつの矢じゃない別の死に方を迎えていたって聞いているぜ?」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:02:37)
返答はない。だが、それでも謎の存在がいるのだと彼は確信をもっていた。ジューダス「そこでだ……俺はこう考えた。もし、もしだ……あんたがその美女なんじゃないのかってな」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:03:42)
エリー「まさか・・・・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:04:17)
ジューダス「気になるねえ、その美しいお顔――是非とも拝見したい!!!」 死体に向かって神速の早撃ちを見舞う。 -- 名無しさん (2012-11-02 00:04:47)
瞬間―― ???「なるほど」紅蓮と漆黒と紫が混ざった疾風が瞬時に彼の弾丸を解体した。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:05:50)
???「そこまで思い至っていたとは……流石はジューダス。目をつけていただけのことはある」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:06:45)
それでも相手は姿を現さない。ならば、もう少し発破が必要だと、ジューダスはそう判断した。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:07:18)
???「だが、証拠はあるのか?ジューダスよ」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:08:22)
エリー「(意地でも姿見せない気みたいだね・・・)」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:10:20)
ジューダス「そう考えるしかあるまいよ?姿を見られて困るような人間なんぞかなり限られてくるしな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:11:27)
???「別に困る……というわけではない。ただ、下郎どもにはまだ『時期尚早』……そう判断したまでのこと」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:12:49)
ジューダス「早い…ねえ? 化粧のノリでも悪いのかい?」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:14:04)
死した女王の死体が玉座にあるのだが、この響く声は間違いなく女王のものだ。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:14:56)
エリー「不気味すぎるわ……なにこれ」ジューダス「ここまでするってことは……まさか、白たちにも知らされてねえってことはないよな~? 女王様よ」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:15:46)
その問いに返答はない・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 00:17:56)
ジューダス「(図星っぽいな・・・)」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:18:42)
つまり―― ジューダス「無言は肯定と同義……マジだな」エリー「え?けど……それじゃあ」ジューダス「どうやら……本当の姿ってやつは、黒騎士以外には知らされていねえってことだな」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:19:23)
???「…あれが偽りの姿ということは教えている」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:20:31)
ジューダス「なるほどね・・・」 険しい顔をするジューダス -- 名無しさん (2012-11-02 00:21:43)
ジューダス「だが、逆に言えばそれ以外のことは秘密ないし知らされていないってことだろ?どうなんだい?女王様」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:22:34)
???「もうひとつ教えていることはある……力の一端程度はな」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:24:14)
ジューダス「力の」エリー「一端?」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:25:19)
二人「(空気が変わった!?)」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:26:52)
二人に警報が鳴り響く…… -- 名無しさん (2012-11-02 00:27:17)
瞬間、???「特別に拝顔の栄に酔い痴れ、頭を垂れろ……妾の姿を直で見られるものなど、黒騎士と我が夫しかいない」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:28:25)
ついに、今の今まで謎とされ、噂とされていた謎の美女の謎がここに明らかとなる。???『形、成せ』 -- 案山子さん (2012-11-02 00:32:42)
刹那、この空間内に像が現出した。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:33:15)
ジューダス「これが……ねえ……」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:34:50)
流れる朱色の長髪は艶々しており、妙齢の割には妖艶で荘厳、キリッとした目元にすべてを見通し見透かす真紅の双眸。そして、女としてのプロモーションが完璧であり、腰は細く、足も細い。ゆっくりと天女のように床に降り立つ女は、ふわ~と立った。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:35:47)
エリー「……やば。あの人たちも対外だけど、これは規格外すぎるわ。あの変態と同格レベルじゃん」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:36:46)
手に不可視の武器を持っているであろう女を見て、エリーは素直に冷や汗をかいていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:37:37)
ジューダス「・・・・・・・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:38:36)
美しすぎる。綺麗すぎる。なるほど、これが絶世の美女というのならば、まさしくそうなのだろう。そして、それゆえに断言できる――これは、次元がズレた存在なのだと。だが、ここで謎が新たにできた。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:39:08)
エリー「(さっき……夫って言ったわよね?けど、いないじゃん)」そう、確かにそういった。だが、現実にはここにいない。となれば―― -- 案山子さん (2012-11-02 00:40:03)
エリー(知覚できないような場所にいるってこと? ああもう、司狼とバトンタッチしとければよかったな~;) -- 案山子さん (2012-11-02 00:40:41)
ジューダス「確かに美女だが・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:41:23)
ジューダス「夫持ちに用はねえや……それに俺の好みじゃねえ(あれが不可視の武器か……なんで俺、見えてんだ?)」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:42:29)
そう、確かに不可視の武器だ……輪郭は曖昧だ。だが、それでもジューダスには「観」えていたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:43:59)
ジューダス「(鎌っぽいな・・・死神を模してんのか・・・)」 警戒態勢をとるジューダス・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 00:45:36)
だが、先程はレイピアによる刺突だったはず……それが鎌であるのは、明らかに可笑しい。 -- 案山子さん (2012-11-02 00:47:28)
ジューダス「(変幻自在か? だとすると面倒だな・・・)」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:48:16)
構えで判断できない・・・それに変幻自在ということはかわすパターンを読み切れない可能性が出てくる・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 00:51:17)
???「そういえば、まだ名乗っていなかったな……下郎共」そう言って、 -- 案山子さん (2012-11-02 00:52:08)
ジューダス「じゃあ名乗れよ無駄に若作りのうまいおばちゃん」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:53:06)
???「言うではないか……小僧」そこで区切り、九天玄女「私は九天玄女、アテナ、アナト、アプロディーテ……数多ある。どれがいい?」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:53:54)
エリー「(全部神話の神様ジャン)」 ジューダス「全部舌を噛みそうなそうな名前だな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:56:20)
エリー「けど確か……共通点って、全部軍神だったような」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:56:57)
???「敏いな小娘」 -- 名無しさん (2012-11-02 00:58:07)
つまりはだ。エリー「完全にあの黄金様と同等って感じだね」アテナ「同等?同等か……下郎。もう一度言ってみるがいい」 -- 案山子さん (2012-11-02 00:59:20)
ジューダス「下郎下郎うるさいおばちゃんだなあんた」 -- 名無しさん (2012-11-02 01:02:14)
ジューダス「俺らには名前があるんだよ」 -- 名無しさん (2012-11-02 01:02:41)
そう言った刹那――世界が光に満ちた。 -- 案山子さん (2012-11-02 01:03:37)
……そして、今に至る。黄金「!?ジューダスに、エリーか!?」 -- 案山子さん (2012-11-02 01:04:05)
ガラスをぶちまけながら落ちてくる二人の姿を捕捉した黄金は、即座にエリーを救うべく一歩踏み出しただけで彼女の落下予想地点までたどり着いていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 01:05:10)
ベイ「これは・・・!!?」 -- 名無しさん (2012-11-02 01:06:08)
司狼「どういうこったよ!?」 -- 名無しさん (2012-11-02 01:06:37)
蓮「なんかしらんが力が使えるっぽいな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 01:07:29)
…祐樹(…何だあの女は?) 軍神を名乗る女王に疑念を抱く。 祐樹(蛇が用意した黄金殿と対になる相手は、将の極みの反対で兵士の極み、完成された化け物に対する無限に成長する永遠の未完成…結局相手に無らんだろうと組み込まれてはいないはずだが…何より女王はあんな設定じゃ無かった) -- 名無しさん (2012-11-02 01:15:02)
裕木「(おい変態、どういうこった!!?)」 -- 名無しさん (2012-11-02 01:17:02)
急遽水銀に念を飛ばす裕木 -- 名無しさん (2012-11-02 01:19:22)
裕木「(これも紛れ込んだ何タラのせいか?)」 -- 名無しさん (2012-11-02 01:34:38)
水銀「(…………祐樹。いや、テルミよ)」祐樹「(!?)」返ってくる言葉は、真剣な水銀の声だった。 -- 案山子さん (2012-11-02 10:12:52)
水銀「(私は何があっても盤上へは降りられん。それがこの世界での不変の理だ……故に、私と協定しているテルミよ。お前の力を貸してもらおう……あれは真正なる怪物だ。それに)」祐樹「(あん? まだなんかあんのか?)」 -- 案山子さん (2012-11-02 10:14:26)
水銀「(ああ……
夫
(
・
)
とやらの存在が気がかりだ。私でさえ観測できない以上、もはやこれは世界がバグと化しているのだ。遠慮は要らん……やれ)」 -- 案山子さん (2012-11-02 10:15:52)
祐樹「(チッ……仕方ねえな)」そこで祐樹は帽子を被ったまま、ダークスーツのまま黄色い双眸が爛々と輝かせながら、テルミ「んじゃ、混ざらせてもらおうかァッ!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 10:24:03)
そして降りてくる祐木・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 10:50:59)
黄金「ん?何だ・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 10:57:43)
新たに地上に舞い降りた存在……それは、ベイ「んだ? 祐樹じゃねえか」そう、ダークスーツに身を包み、柔和で礼儀正しいあの水銀の遣いだ。だが、『何か』が違う。 -- 案山子さん (2012-11-02 11:16:49)
???「よう、仔犬ちゃんたちよぉ。随分派手にドンパチ起こしてくれてんじゃねえの。なあ?」蓮「な、なんだ……?本当に、祐樹なのか?」???「あん?なに言ってんだ、仔犬ちゃん。俺様、お前たちにとっても優しい『祐樹』だぜ?忘れたのか?」 -- 案山子さん (2012-11-02 11:18:22)
ベイ「こっちが素ってわけか?」 -- 名無しさん (2012-11-02 11:21:08)
ゴキッ!! と敵のジョーカーの頸をへし折ってからベイがそう聞くと、ん~?と祐樹と思わしき存在が首をひねり、 -- 案山子さん (2012-11-02 11:26:34)
???「素……素だァ? おいおい仔犬ちゃんたちよぉ、俺様にそんな口答えしていいのかァ?」黄金「ほう……どういう意味かね?」落ちてきたエリーをお姫様抱っこで抱えていた黄金がそう尋ねると、 -- 案山子さん (2012-11-02 11:27:45)
???「言葉通りだろうが、破壊の王様。折角俺様がいい演出をしてやったのによぉ……まあそれはいいか。ともかく、仔犬ちゃんたちは現状を正しく理解してんのかァ?」 -- 案山子さん (2012-11-02 11:28:56)
シュライバー「こっちは終わったよ~……って、誰?」そこに、シュライバーと司狼組が到着してきた。 -- 案山子さん (2012-11-02 11:29:44)
祐樹「祐樹だ、それよりわかってないよいなら説明するが・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 11:33:08)
黄金「頼みたい・・・この上にトンでもないのが居るぐらいにしか解らん・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 11:34:15)
祐樹「ああ……と。俺が説明するまでもないらしいな」そう言って人差し指で帽子を上げて黄色い双眸で上を見上げた。 -- 案山子さん (2012-11-02 11:36:31)
祐樹「ほら……お出ましだァ!!」すると、壁が吹き飛び、最上階の様子が分かるようになり、中から出てきた絶世の美女こそ―― 祐樹「あれが『真』のハートのクィーンってことだァ!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 11:37:52)
アテナ「ほう……? この世界の創造主はどうやら娯楽が趣味らしいな……妾や夫、そして阿頼耶やアーチャー以外にもイレギュラーを混ぜていたとはな。驚きを隠せぬぞ、下郎共」 -- 案山子さん (2012-11-02 11:39:08)
ジューダス「このおばちゃん武器持ってんぞ!!気をつけろ!!!」 -- 名無しさん (2012-11-02 11:40:10)
祐樹「つうか……あァ? それは俺様を言ってんのか? ババァ?」アプロディーテ「然りだ、下郎。それとも、盤上に関係のないお前が出てきたということは、よほど切羽詰っていると捉えてよいのじゃな?」 -- 案山子さん (2012-11-02 11:40:48)
祐樹「ハッ!! ははははっはははは、ハハハハハハハ、ヒャッハアアアアアアア!!!!!!! うぜえぞ、クソババァ!! 俺様に下郎だァ?死にてえのか?」 -- 案山子さん (2012-11-02 11:41:52)
アテネ「その程度で切れるとは……下郎というのは、短気なものなのだな」全員『!?』瞬間、いつの間にか二十階相当の場所にいたはずの謎の女が、一瞬にして外にいる黄金たちのド真ん中にいた。 -- 案山子さん (2012-11-02 11:43:18)
司狼「(こいつ……早ぇ!! 蓮やシロ助たちとは比較にならねえじゃねえか!!)って、エリー!?」エリー「ァ……し、司狼」そこで、黄金にお姫様だっこされている瀕死のエリーに気づいた司狼。 -- 案山子さん (2012-11-02 11:44:43)
黄金「いつの間に!!?」 -- 名無しさん (2012-11-02 11:49:29)
司狼「っていうか、黄金さんよ。エリーをこっち――」アテナ「ふむ……これが『自滅因子』という者たちか。興味深いな」黄金&司狼「!?」司狼がエリーに駆け寄ったその間に、ハートのクィーンが間に入り込んでいた。誰もが捕捉不可能な領域による移動によって。 -- 案山子さん (2012-11-02 11:54:01)
一同「!!!???」 ジューダス「伏せろ手前ら!!!」 -- 名無しさん (2012-11-02 11:57:11)
アテナ「では……試しといこうか。黄金……興ざめさせるなよ?」刹那、再び世界が光に満ちた。 -- 案山子さん (2012-11-02 12:02:37)
黄金「よかろう……」 -- 名無しさん (2012-11-02 12:04:23)
光に満ちた世界で、唯一黄金のみが光の中で相手を見据えていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 12:06:30)
黄金「ゲオルギウス……下がっていろ」完全に見えていない司狼を蹴り飛ばし、エリーも同時に司狼に投げつけ、クィーンの獲物を見ていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 12:12:48)
黄金「形状は鎌……いや、型が変わるのかね?また何とも一つの形に絞らないものだな」そう言いつつ、残像すら残さない音速の鎌による斬撃を回避しつつ、後退する黄金。 -- 案山子さん (2012-11-02 12:14:43)
黄金は見えているわけではないただの現状判断に過ぎない…… -- 名無しさん (2012-11-02 12:24:05)
黄金「さて……どうしたものか」アテナ「逃げるだけか? 破壊の権化よ……妾に興じさせよ」 -- 案山子さん (2012-11-02 12:27:44)
ジューダス「ちっとばかりまじーな・・・」 黄金は見えていない、しかしジューダスにはくっきりとではないが見えているそしてジューダス自身も何かを感じ取り始めていた・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 12:50:17)
ジューダス「あの黄金さんが槍を使えれば形勢逆転も可能なんだろうが……あのクィーンの実力があの人以上となると厄介だ――」そこまで言って不意に己の真横を何かが通過した。そして――???「死ねや」前方に向かって蛇を象った黒いオーラが射出されていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 13:19:11)
アテネ「なに?」黄金「!?」 -- 案山子さん (2012-11-02 13:50:58)
光に満たされた世界に紛れて放たれた黒き闇の蛇。それが敵味方諸共喰らわんと迸る中、黄金と戦神は互いに距離をとるため下がると、それが先程までいた間の空間を穿っていた。???「ちっ……大人しく死ねばいいものを」 -- 案山子さん (2012-11-02 13:52:37)
そして光に満ちた世界が元通りに戻ると、祐樹が帽子を被ったまま舌打ちをしていた。そして、彼の腰元には先程の黒き蛇を象った物体があった。黄金「それが……卿の武器かね?」???「ああ、そうだ……ま、次はねえぞ」 -- 案山子さん (2012-11-02 13:56:23)
誰もが祐樹と名乗る男から遠ざかっていた。確かに戦神と名乗る奴も問題だが、この男は別次元でヤバイ。 -- 案山子さん (2012-11-02 14:15:02)
ジューダス「ろくでもねえな・・・あいつ」 ベイ「あんなの食らったら耐えられねえぞ・・・」 驚愕の声を漏らす二人・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 15:35:07)
???「ふむ、下郎の割によい攻撃をするではないか?」 -- 名無しさん (2012-11-02 15:38:23)
???「おお、化け物に褒められるとはな……だがよ」キッ -- 案山子さん (2012-11-02 15:51:16)
???「てめえら……何俺様を見下してんだァ!? 殺すぞ!? ボケがッ!!」爆発する男の憤怒と激怒。己という存在を見下すな屑どもが、俺を誰だと思っているんだという男の黄金や例の女、他の皆でさえも一線を越えている者たちでさえ寒気と恐怖を叩き込まれた。 -- 案山子さん (2012-11-02 15:52:47)
司狼「吐き気を催す邪悪……か」 -- 案山子さん (2012-11-02 15:55:44)
ベイ「あの変態ろくでもないのとばかり知り合いだな」 言葉はあきれ返っているものだが、内心は恐怖だけだ・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 15:57:39)
そして再び裕木は女王に向かって再び黒蛇を放つ・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 15:59:43)
女王「愚かな――」???「てめえがな」女王「!?」瞬間、背後からとてもつもない悪寒が襲い掛かった。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:00:37)
???「死ねオラァッ!」いつの間にか背後に回っていた男が、黒い蛇のオーラを右足に纏わせて蹴り上げを放っていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:01:42)
真正面からは黒蛇が、真後ろからは神速の蹴りが。回避した瞬間、恐らく黄金の攻撃があるのは明白。三つ巴でありながら、超越した超人たちの一撃は計り知れない。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:02:49)
司狼「ここは……任せるしかねえか……」 そう呟いて全員に距離をとるように促す司狼 -- 名無しさん (2012-11-02 16:06:58)
司狼「エリー、大丈夫か?」 エリー「かなり深めにやられたけど・・・何とか・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:08:11)
エリー「アバラとか何本か逝っちゃってるけどね……あ、ははは」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:09:16)
司狼「いったんここから離れる・・・・・あれはやばいわ・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:12:11)
その時、女王「――――――――」何かをつぶやいた瞬間、祐樹と思わしき男は攻撃をキャンセルさせて一気に後方へ飛び退いた。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:14:56)
黄金も同様に何かを察したかのように、険しい表情のまま後退した。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:15:22)
???「ババア・・・てめえ・・・」 静かだが殺意を脹れあがらせる裕木・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:18:59)
と、そこに異変に気づいていない騎士たちが戻ってきた。白騎士「女王陛下!!」影「……ご無事で」麗「ここはお任せを!!女王陛下はごゆるりと……私たちが彼らを打倒してご覧入れましょう」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:21:11)
何も気づかず、女王は下がっていてくださいという騎士たちの言葉に女王は―― -- 案山子さん (2012-11-02 16:21:40)
女王「……ああ、そうだな」刹那、女王の前に立った彼らの腹部から突き出る鎌。腹部から噴き出る鮮血が宙を舞う。白「…………え?」影「なっ……」麗「じょ、じょおう……へ、へい……ぐはっ」三人の騎士は茫然とし、瞳孔を開き、瞠目していた。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:22:39)
黄金「・・・・・・・・・・・・」 その光景に無言で殺気を増大させていく・・・・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:26:18)
女王「……生贄をここに。鮮血を憑代とし、我が糧となれ」淡々と告げる女王と呼ばれている女は、不敵な笑みを浮かべていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:26:59)
三人『な、なぜ……』口からごぼっ!!と血をげほっげほっと吐く中、当然の疑問を投げる。それに対し―― -- 案山子さん (2012-11-02 16:27:45)
女王「ああ……そういえば、言っていなかったな。私の力のあれ……全部『嘘』だ」三人『――――――――』その言葉に三人の騎士が言葉を無くした。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:28:50)
操騎士たち三人『し、白様!!女王陛下、貴様ァァァァァァァァァ!!!!』その光景を目の当たりにした白騎士に仕えていた三人の騎士が怒りを爆発させて突っ込んだ。黄金「!!よせ、卿ら!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:30:03)
それでも止まらない三体・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:30:41)
???「「愚かな・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:30:55)
白「よせ・・・・・・・・・・おまえら・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:32:38)
そのか細い声にどうにか思いとどまる三体・・・・・・しかし睨むことだけはやめない・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:33:55)
女王「なんだ?来んのか?己の命が大事か……端役共よ」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:34:50)
三体「ぐっ・・・・・・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:35:41)
黄金「自らの騎士を生贄か・・・何とも王の器に向かんな貴様・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:36:45)
笑ってはいない・・・むしろキレている・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:37:09)
女王「否だ……これは黄金、貴様と『同じ』だぞ」黄金「……なんだと?」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:38:25)
こういうことだ、と女王は不可視の血で現出している鎌を強く握り、女王「さあ――妾と一つになれ」刹那、鎌で刺されていた三人の騎士の身体は一瞬にして消え去り、青白い閃光が女王の肉体へと宿っていく。これはまさしく―― -- 案山子さん (2012-11-02 16:39:42)
女王「おのれの部下と一体になり、その配下と化した部下の力を使う。そして己は強化される……さて、黄金よ。どこが違うのだ?心当たりがありすぎるだろ?」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:41:00)
黄金「ほう、そこに貴様の愛があると?」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:41:41)
確かに彼の修羅道は彼に聖痕を刻まれた配下の者たちをおのれの世界に取り込み、己はその配下の者たちの渇望たる世界を具現化し、そしてその配下たちを愛でながら己は高みへと昇る。確かに似ている。だが、それでも……認めてはならない。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:42:37)
???「愛か、笑わせる・・・」 その言葉を笑う女王・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:43:36)
女王「愛?愛、愛、愛愛愛愛あいアイアイだと……笑わせるな、黄金よ。妾を笑わせる魂胆か?つまらんな」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:44:11)
不可視の武器に付いた血を一振りして拭ってから女王は告げる。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:44:48)
女王「王とは君臨する者。他者を圧倒し、平伏しさせ、蹂躙し、怖し、恐怖を植え付け、絶対に逆らうなんて考えさせない……それが『王』だ」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:45:43)
愛などこいつらに必要ないと切って捨てたのだ・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:46:32)
白「調子に……のんじゃ……ねえぞ? クソババア……」 血をふきながらもそう返す白・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:47:41)
女王「……ふ」だが、息の根があった白騎士をつまらなそうに力を込めて消し飛ばした。女王「第一、端役にそこまで気を使っていたら……妾までが屑に堕するではないか」その言葉に、ついに三人の騎士が正気を失った。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:49:00)
三体「こんの・・・くそばばあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:49:50)
もはや問答無用。貴様を殺す殺す殺す殺す殺すコロスコロスコロスコロス!!という念のみで彼らは突っ込んでいた。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:50:54)
それに対し、女王はまるで待っていた、と言わんばかりの狂気の笑みを浮かべていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:51:28)
黄金「待て!! 卿ら!!!!!」邪魔だと言わんばかりにその三体を蹴り飛ばした・・ -- 名無しさん (2012-11-02 16:52:37)
三体「!!!???」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:52:57)
思わず吹き飛ばされた三人の騎士は司狼・蓮・ベイが受け止めていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 16:54:11)
司狼「よっと」蓮「危ねッ!!」ベイ「ったく、無茶をすんな」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:54:34)
女王「……無駄な足掻きを」???「それはてめえもだろ」そこに、今の今まで黙っていた祐樹が黒蛇を放つが、女王は睥睨しただけで消し飛ばした。???「ちっ……」女王「その程度の児戯……つまらぬ」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:55:23)
三体「何で止める!!!?」 蓮「死なせるわけにもいかんだろ?」 -- 名無しさん (2012-11-02 16:56:29)
司狼「っていうか、無駄死にがお望みかよ?神風特攻なんて洒落になってねえぞ」 -- 案山子さん (2012-11-02 16:59:17)
ベイ「人のセリフとってんじゃねえぞ」 漫才を始める二人・・ -- 名無しさん (2012-11-02 17:00:23)
蓮「ともかく……もう敵味方なんて言ってる場合じゃねえんだ」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:02:49)
祐樹「その通りだ、今はあんたらの能力も解禁されてんぞ!! 出し惜しみはいらねえ!!!」 祐樹(こいつらには権限で可能な限り最大限の強化と環境補正をしてやってる、ついでにあのアマに最大限不利になる干渉だ…だってのに何で嫌な予感が消えねえ) -- 名無しさん (2012-11-02 17:04:49)
女王「なんだ……まるで私に『不利』になるように仕組んだのにそれがなっていない……かのような顔をしているぞ?」祐樹「なに!?」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:07:12)
愉快そうにくつくつ笑う女王に、祐樹は……否、テルミは理解した。テルミ「てめえ……干渉を打消しやがったな!?」女王「く、くふふふふふふ、ふはははははははは、はははははははははははは!!!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:08:16)
女の笑いは天をも揺らがす。女王「なんてザマだ……笑わせるなよ下郎共。腹が捩れてしまうではないか」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:20:33)
蓮「そのまま笑い死んでくれよおばさん」 -- 名無しさん (2012-11-02 17:23:53)
蓮が口を開いた瞬間、彼の右肩が音もなく裂けていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 17:26:32)
蓮「…………な」女王「口の利き方に気を付けろ……下郎。誰だと心得ているのだ?」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:27:05)
司狼「ウザいおばちゃんだろそ?」そう言ってぶっ放す司狼・・ -- 名無しさん (2012-11-02 17:28:35)
???「愚かな・・・」そう言って銃弾を切り落とそうとするが自分の武器がはじかれ一発もらってしまったのだ・・・ ???「小癪な・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 17:31:04)
司狼「お前みたいな腐れ神マジでいらねえわ・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 17:31:54)
だが、喰らった弾丸は眉間に吸い込まれ、徐に上を向いたと思った瞬間、女王「返すぞ」プッ!!と口から光速の弾丸が司狼の心臓めがけて放たれたのだ。 -- 案山子さん (2012-11-02 17:33:10)
司狼「通らねえよ、ばーか」 その光景にも悪童じみて笑う司狼 -- 名無しさん (2012-11-02 17:34:27)
司狼がちゃんとよけた瞬間、ジューダス「馬鹿野郎!!後ろだ!!」ジューダスの怒声が響いた。 -- 案山子さん (2012-11-02 17:36:07)
司狼「わかってるよ・・・デジャウりやがってんだから・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 17:37:37)
見事に後ろからの攻撃を回避する司狼・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 17:38:05)
テルミ「ほう? 魅せるじゃねえか……なら、俺様も見せてやるよ」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:39:38)
そこで黙していた祐樹ことテルミが黄色き双眸を危険度マックスに光らせ、テルミ「碧の力をッ!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:40:30)
一同(気質が変わった!!?) -- 名無しさん (2012-11-02 17:41:37)
テルミ「第666拘束機関解放……次元干渉虚数方陣展開ッ!!!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:43:04)
すると、祐樹と名乗っていた男の帽子が弾け飛び、逆立った緑の髪がより男を凶悪に魅せていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 17:43:56)
司狼「やるね~大将!!」笑う司狼 -- 名無しさん (2012-11-02 17:45:56)
テルミ「名乗っておいてやるよ……同じ『蛇』としてなッ!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 17:47:01)
蓮「蛇だと!!?」 蛇という言葉に蓮は反応する・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 17:48:40)
テルミ「俺様の名は……テルミ!! ハザマ=ユウキ・テルミだ!! 覚えとけや、雑魚ども!!」瞬間、ドス黒い緑の瘴気とオーラが彼からあふれ出していた。それも莫大な量の。 -- 案山子さん (2012-11-02 17:51:27)
女王「……なるほど」その瘴気にビクともしない女王は、ただ静かに眺めていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 17:59:31)
テルミ「スカしてんじゃねえぞ!!!!」 -- 名無しさん (2012-11-02 18:09:04)
怒号と共に、テルミの背後から3頭の蛇の形をした巨大なオーラが生まれ、それが女王へ直進する。 -- 案山子さん (2012-11-02 18:13:55)
それを女王が右掌を上空へ向け、女王「……来たれ」告げた瞬間、上空から降ってきたのは―― テルミ「なっ……クサナギだと!?」超超巨大な大剣だった。その大剣がそのまま襲い掛かる三頭の黒蛇を頭上から一刀両断したのだ。 -- 案山子さん (2012-11-02 18:18:03)
蓮「……いい加減にしろよ」そこで、ついに蓮がキレた。人を殺し、頓着せず今という刹那を簡単に壊す。そんな女王の行為に、ついに蓮の理性は外れた。 -- 案山子さん (2012-11-02 18:18:58)
蓮「
創造
(
Briah
)
――!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 18:19:22)
司狼「なら俺も乗ろうかね・・・太・極・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 18:20:52)
それはさながら地獄のコキュートス。蓮「涅槃寂静・終曲!!!!」 -- 案山子さん (2012-11-02 18:21:21)
司狼「マリグナンドチューマー・アポトーシス!!!」 -- 名無しさん (2012-11-02 18:22:14)
司狼「おらよ、おごりだぜ!!」 そう言ってマズルフラッシュをたたき込む司狼 先まっでとは全然玉の質が違う・・・ -- 名無しさん (2012-11-02 18:23:12)
蓮「喰らえぇぇぇぇえええ!!」放たれる斬撃。総てを滅する刹那の刃。お前ら、ここで死ねという蓮の殺意がこもった斬撃の嵐だ。 -- 案山子さん (2012-11-02 18:24:53)
女王「そうか……ならば」そこで、女王が新たに虚空から取り出した闇の鎌が鳴動する。光が断絶していく。大気が根絶していく。暗闇の波動が脈動する。不可視の鎌を持つだけで黄金たち以外の離れている町の住人達が魂を引き抜かれていっていた。無論、その余波は赤騎士にまで及んでいた。 -- 案山子さん (2012-11-02 18:25:41)
赤「やばい・・・あのクソばば・・・」 -- 名無しさん (2012-11-02 18:26:42)
そこまで言って、赤騎士の女は瞬時に魂を抜かれたかのように、息絶えた。シュピーネの前で。 -- 案山子さん (2012-11-02 18:27:20)
シュピーネ「なっ……これは」ザミエル「シュピーネ!!綾瀬香純たちの元へいくぞ!!これは彼女たちが危うい!!」シュピーネ「……分かりました」 -- 案山子さん (2012-11-02 18:28:04)
ジョーカーたちも既に息絶え、地面に転がっていた。その有様に、その問答無用のやり方に、シュピーネはやるせない気持ちになっていた。 -- 案山子さん (2012-11-02 18:32:15)
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