日経新春杯
重賞ウイナーになったものの、前年秋の成績が今ひとつ。
さらに58.5キロのトップハンデを課せられ、5番人気と人気を落としていたステイゴールド。
しかしながら、人気を集めていた格下馬相手に見事快勝、「もうイマイチ馬じゃない」と言わんばかりの走りを見せてくれました。
ドバイシーマクラシック
ステイゴールドが海外遠征で制したレース・・・なのですが、何といっても直線での叩き合いを演じ負かした相手が、
前年のジャパンCでテイエムオペラオーやメイショウドトウと接戦を繰り広げたファンタスティックライト。
当時このレースはG2だったのですが、かなりの快挙だったと思います。
NHKマイルC
直線に入っても突き放し逃げるグラスエイコウオー。
普通ならこのまま逃げ切ってしまいそうなところを、脅威の追い上げで捕らえたクロフネの脚には驚きでした。
当時は指定されたレースを勝たないとダービーの出走権を手にすることが出来なかった外国産馬。
勝たないわけにはいけなかっただけに、陣営もかなり必死だったのではないかと思います。
新潟大賞典
長く不振が続いていた実績馬・サイレントハンターが見事逃げ切り勝ちを収めたこのレース。2年ぶりの重賞制覇となりました。
2着のオースミブライトも約1年半ぶりに重賞連対し、結果的に復活ワンツーのレースでした。
ちなみにこの年は新潟競馬場で改修工事が行われていた為、福島競馬場で行われました。
安田記念
デビューから殆どのレースで1~3番人気で、その人気を大きく裏切って惨敗したのは3回のみ。
しかしその3回が全てマイルG1だったためか、9番人気と大きく人気を落としていたブラックホークが、怒り(?)の久々G1勝利で波乱を演出。
2着には15番人気のブレイクタイム、3着には7番人気のメイショウオウドウ、
4着には14番人気シンコウエドワード、5着に11番人気ビハインドザマスク・・・と他の上位馬も大変な事に。
さらに人気勢は1番人気のフェアリーキングプローン9着、2番人気スティンガー15着、3番人気ジョウテンブレーヴ13着、
4番人気トロットスター14着、5番人気テスタロッサ16着。「大波乱」と呼ぶにふさわしいレースでした。
TVQ杯
夏の小倉の1000万レース。勝ったのは15頭中12番人気のフミノストーム、2着に14番人気のトーワスキー、3着13番人気のダイタクギンガ。
馬連は12万、枠連は10万、ワイドも万馬券、単複も4桁配当の大波乱。3連複があったら・・・と思うとゾッとします(笑)
ちなみに自分は、道中最後方を走っていたのにも拘らず、
3コーナーあたりで急に先頭に立ったホシオーが全てを狂わせたと信じて疑いません(^^;
春日山特別
こちらも条件戦出走の未出走馬。やっぱり気になってレースを見ていましたが、道中は最後方追走。
コーナーでも動く気配が無いので「ダメかー」とか思っていたら・・・。
他の9頭をあっという間にゴボウ抜きで3馬身差快勝。目が点になってしまいした(^^;
デイリー杯2歳S
既に記憶が鮮明でないのですが(汗)、ファストタテヤマの後方一気にはかなり度肝を抜かれた覚えがあります。
これをきっかけに気になっていったのはではないかと・・・。
富士S
デビューから18戦目のこのレース。1番人気になったのはG1を含め14回。OPを3勝するも重賞では人気に応えられず。
1年半の長期休養を経験しもう7歳になりました。しかし、彼はこのまま終わるような馬ではありませんでした。
年下のG1好走馬達を下して念願の初重賞制覇。感動しました。
天皇賞(秋)
当時、外国産馬は2頭までしか出走できないという制限がありました。
宝塚記念馬メイショウドトウと共に出走したのはクロフネ・・・ではなくアグネスデジタル。
G12勝馬とはいえその2つはマイルとダートで芝中距離は未知の世界。しかも前日にクロフネがダートG3を9馬身差圧勝。
多大なブーイングを浴びながら挑戦したこのレースでしたが、最後の最後でテイエムオペラオー&メイショウドトウを下し見事優勝。
「これならクロフネ陣営も納得でしょう!」の実況(塩原アナ)が印象的でした。
アルゼンチン共和国杯
レースに関しては3歳馬シングンオペラが軽ハンデとはいえ500万の身で3着に入ったのが面白かったのですが、その数時間後。
ふとJRAのHPを開き「JRAのお知らせ」を見たところ・・・逃げて4着に粘った8歳馬ダイワカーリアンがレース後に心不全で急死。
北村宏司騎手に初の重賞をプレゼントした東京新聞杯や札幌記念→富士Sの重賞連勝、
約2年3ヶ月ぶりのスプリント戦にも拘らず4着に好走したりと、息の長い活躍をしていただけに残念。
このレースでも初の2000mを越える距離挑戦で好走したのだから、本当に頑張っていたと思います。
しかし・・・ショックだったなぁ・・・。
ジャパンCダート
武蔵野Sはリアルタイムで見ていなかったので選択しませんでしたが、このレースはちょっと入れざるをえないでしょう(^^;
徐々に前に上がっていって4コーナーではもう先頭に立って、その後は見る見るうちに突き放すのみ。
ウイングアローやらミラクルオペラやらノボトゥルーやらの追撃は空しく、あっという間にゴールイン。強すぎです。
ジャパンC
春の天皇賞は2→5→4着。宝塚記念は2→3→4→4着。秋の天皇賞は2→2→7→7着。
有馬記念は3→10→7着。ジャパンCは10→6→8着・・・。
と中長距離GIで好走を重ねていたステイゴールドが唯一掲示板入り未経験だったこのレース。
最後の挑戦だけに相性の悪いレースのままで終わってほしくないと願っていましたが、見事4着と好走いたしました。
このレースは京都大賞典のアクシデントの影響が心配されたナリタトップロードが3着に入って実力の高さを改めて見せ付けたり、
エリザベス女王杯を勝ったばかりのトゥザヴィクトリーが暴走して沈んだり(^^;2年前の2着馬インディジェナスが再びやって来たり、
2年連続挑戦のティンボロアが最下位に沈んだり、かつての優勝馬ランドの産駒が出走したり、
ウイズアンティシペイションとやけに長い名前の芦毛馬に蛯名騎手が騎乗していたりと、
メンバー的に結構面白いレースだった気がします。
香港ヴァーズ
イマイチ馬として注目を集め、その後の成長ぶり(?)で多くの人々から人気を集めたステイゴールド。
国内でのGI勝ちは果たせませんでしたが、生涯のGI勝ちもここが最後のチャンスでした。
で、レースはというと、最後の直線に入って先頭は逃げていたUAEのEkraar。
ステイゴールドはその8馬身後方の2番手。ゴールまでの距離は僅か450m。
「また2着か」となりそうなところでしたが、ここからステイゴールドが追撃を開始。
見る見るうちに先頭との差を縮め、最後の最後に差し切って優勝。
通算50戦目、GI挑戦20戦目で見事に初GI制覇を飾り、日本産&日本調教馬の初海外GI勝利というオマケつき。
実にドラマティックでファンの心を掴んだ馬でした。
中山大障害
10頭中4頭が競走中止したこのレース、
1番人気ゴーカイが今年こそ春秋統一を成し遂げるか・・・と思いきや、何者かが直線で差しきり阻止。
・・・で、誰かと思いきや、その馬はなんとゴーカイの4歳年下の半弟・ユウフヨウホウ。兄とは全く逆の最低人気でした。
今村騎手が騎乗していましたが、勝利騎手インタビューがちょっとぎこちない感じで初々しかったです(笑)
最終更新:2009年04月10日 23:09