時制編 - 第9課

直説法過去未来形

 

1.活用のかたち

直説法過去未来形の活用は、すべて直説法未来形の活用語尾を次のように変えることで得られます。規則活用、不規則活用、どちらも同じです。

未来形 - 過去未来形 対応表
  単数 複数
1人称 é - ía emos - íamos
2人称 ás - ías éis - íais
3人称 á - ía án - ían

ここから下は、未来形の知識を用いずに過去未来形の作り方を解説します。上の説明で理解できた方は、用法の解説まで飛ばしていただいて構いません。

A.規則活用

直説法過去未来形では、動詞がどの種類であるかに関わらず、同じ活用をします。

規則活用
comer 単数 複数
1人称 comería comeríamos
2人称 comerías comeríais
3人称 comeríá comerían

B.不規則活用

①er → r 型

この型では、rの直前の母音が消失します。活用語尾は規則形と同じです。

saberの活用
saber 単数 複数
1人称 sabría sabríamos
2人称 sabrías sabríais
3人称 sabría sabrían

そのほか、次のような動詞がこの種類で活用します。

haber

cader

poder

②er/ir → dr 型

この型では、rの直前の母音がdに変化します。活用語尾は規則形と同じです。

tenerの活用
tener 単数 複数
1人称 tendría tendríamos
2人称 tendrías tendríais
3人称 tendría tendrían

③完全不規則型

完全に不規則な活用をする動詞には、以下の動詞があります。

hacerの活用
hacer 単数 複数
1人称 haría haríamos
2人称 harías haríais
3人称 haría harían
decirの活用
decir 単数 複数
1人称 diría diríamos
2人称 dirías diríais
3人称 diría dirían

 

2.用法

過去のある一点に立って、そこから見た未来の事柄を表します。

例) María me dijo que tendría que dejar el trabajo. 「マリアは私に、仕事を辞めなくてはならないだろう(=未来の事柄)、と言った(=過去の立場)。」

最終更新:2014年04月06日 17:45