時制編 - 第6課

直説法線過去形

 

1.活用のかたち

A.規則活用

直説法線過去形は、ar動詞と、erおよびir動詞という2つの種類に分かれて活用します。

ar動詞の規則活用
hablar 単数 複数
1人称 hablaba hablábamos
2人称 hablabas hablabais
3人称 hablaba hablaban
er / ir動詞の規則活用
comer 単数 複数
1人称 comía comíamos
2人称 comías comíais
3人称 comía comían

B.不規則活用

直説法線過去形では、次の3つの動詞が不規則に活用するのみで、そのほかはすべて規則活用です。

serの活用
ser 単数 複数
1人称 era éramos
2人称 eras erais
3人称 era eran
irの活用
ir 単数 複数
1人称 iba íbamos
2人称 ibas ibais
3人称 iba iban
verの活用
ver 単数 複数
1人称 veía veíamos
2人称 veías veíais
3人称 veía veían

 

2.用法

A.過去での同時進行

直説法点過去形で表された事柄と、同時進行している事柄を表します。

例) Cuando salí de casa, llovía mucho. 「私が家を出たとき(=点過去の事柄)、たくさん雨が降っていた(=同時進行の事柄)。」

B.過去での未完了

過去の出来事ではあるけれども、その時間にはまだ完了していなかった事柄を表します。

例) Cuando salía de casa, sonó el telefono. 「私が家を出ようとしたとき(=未完了の事柄)、電話が鳴った(過去を導く節)。」

C.過去のある時間を表す表現との併用

過去のある時間(基本的にはある程度幅のある時間が多い)を表す表現の用いられた文での、過去の事柄を表します。

例) En aquel entonces yo era estudiante informática. 「あの頃(=過去を表す表現)、私は情報科学の学生だった(=過去の事柄)。」

D.過去の習慣

過去に習慣的に行われていた事柄を表します。

例) Yo iba a Kioto todos los años. 「私は毎年(=習慣的)京都に行ったものだ。」

 

最終更新:2014年04月06日 17:44