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設楽 聖司 外出会話 - (2018/10/23 (火) 10:27:48) の1つ前との変更点
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#contents
*単独
**繁華街
***『待ち合わせ場所』
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇「設楽先輩!」
設楽「……」
〇〇「こんにちは。どこに行…… えっ? まっ、待って!」
設楽「……何か用か?」
〇〇「いえ、とくに用があるわけじゃないんですけど。」
設楽「……」
〇〇「だって、せっかく会ったから…」
設楽「だったらなんだ。偶然の出会いに驚いたり、喜びを分かち合ったりでもしたいのか?」
設楽「だいたいこんなの偶然とは言えないんだよ。今日ここを通ったのは5回目だ。」
〇〇「5回目!?」
設楽「そこの青い看板を見たのが5回目だから絶対そうだ。」
設楽「5回のうち1回会ったところでなんだっていうんだ。」
〇〇「そんなに行ったり来たり何してるんですか?」
設楽「迷ってるみたいに言うな。ここで待ち合わせてるから確認しに来てるだけだ。」
〇〇「その青い看板のお店で待ち合わせ?」
設楽「……待ち合わせっていうか、そこの前に車待たせてたんだ。なのにいなくなってて…」
〇〇「あの、ひとつ向こうの道じゃないですか?同じお店があるから…」
設楽「えっ……?」
〇〇「……」
設楽「………なんですぐ近くに同じ店があるんだよ。おかしいだろ!? 非常識だぞ!」
〇〇(……行っちゃった。)
〇〇(同じ店って……設楽先輩、もしかしてコンビニを知らない?)}}
*複数
**森林公園
***『』琥一&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇(あれ?あそこにいるのは…)
琥一「黙ってねぇで、なんとか言え、オイ」
設楽「おまえには、関係ないだろ…」
〇〇(やっぱり、設楽先輩とコウくん!)
〇〇「どうしたの?」
琥一「おう、〇〇」
設楽「見ての通り、不良にからまれてる。」
琥一「人聞きの悪ぃこと言うんじゃねぇよ。オマエにはカンケーねえ。ちっと世間話だ。」
〇〇「そんな風には見えなかったよ?」
設楽「関係ないのは琥一だろ。バカ。」
琥一「あぁ?なんか言ったか? セイちゃんよぉ?」
設楽「べつに……」
琥一「チッ……とにかくだ。おふくろさん、泣かせんな。いいな?」
設楽「あの人に担がれたんだおまえは。嘘泣きに決まってるだろ?」
琥一「まったく……いつまでヒネたガキなんだか。」
設楽「そういう琥一。おまえは家に戻ったんだろうな?」
琥一「あぁ? そりゃぁ、まあ、ぼちぼちな。」
設楽「ふん、なるほどな。じゃあ、俺はこれで。」
琥一「……」
設楽「おまえに言われたくないんだよ、馬鹿!」
琥一「やんのか、コラ!!」
〇〇(けっこう仲いいのかな、2人……)}}
***『ヘリに乗りたい』新名&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇(あれ? あそこにいるのは…)
新名「〇〇さん。よっす。買い物?」
〇〇「うん、そんな感じ。新名くんは?」
新名「うん、オレも……あ! なあ、来週からなんだけど補助券もらったらオレにくんない?」
〇〇「補助券?」
新名「そう。100枚集めるとヘリコプターに乗れんの!」
〇〇「へーっ。うん、いいよ。」
新名「やった! あんがと! お! 聖司さんにもお願いしよ! 聖司さん!」
〇〇(聖司さんって、まさか……)
設楽「大声で呼ぶな。」
新名「こんちは。聖司さん、もし補助券もらったらオレに補助券ちょーだい!」
設楽「……なんの話だ?」
〇〇「えぇと……」
設楽「ふーん……」
新名「あ、でももし聖司さんも集めるとかだったら遠慮するッス。」
設楽「それはない。乗ろうと思えばすぐ乗れるし。」
新名「……え! 聖司さんち、ヘリあんの!?」
設楽「じゃなかったら、“すぐ乗れる”なんて言うか?」
新名「!!」
設楽「……乗せないぞ。」
新名「ちょっと! ちょっとでいいんで!」
設楽「ヘリ乗るのにちょっとも何もないだろ!?」
新名「補助券渡しますから!」
設楽「そんなの誰が要るか!」
新名「えっ、じゃあタダで乗せてくれるんスか!?」
設楽「ああ、もう! どうしてそう前向きに取れるんだ……」
〇〇「ふふっ!」
設楽「脳天気に笑ってないでどうにかしろ。」
〇〇「そう言われても……」
新名「聖司さんお願い! この通り!」
設楽「…………俺の持ち物じゃないから即答はムリだ。」
新名「待つッス!」
設楽「…………あとで連絡する。ダメでもグダグダ言うなよ?」
新名「押忍! やった!」
〇〇(押し切りで、新名くんの勝ち。やるなぁ! 新名くん……)}}
**臨海地区
***『』不二山&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
???「平気っすよ。目立つところじゃねーし。」
???「平気じゃない。」
〇〇(ん?あそこの2人……)
〇〇「不二山くん、設楽先輩!」
不二山「〇〇。」
設楽「…………」
〇〇「えっと、その顔は……ご機嫌斜め、ですか?」
設楽「こういう顔なんだ、俺は。悪かったな。」
不二山「あ。」
〇〇「ん?」
不二山「おまえ、裁縫道具持ってるか?」
〇〇「今? うん、一応あるけど。」
不二山「設楽さん、助かったじゃないすか。こいつに頼んで――」
設楽「バカ! そんなこと、できるワケないだろ!?」
〇〇「設楽先輩、どうかしたんですか?」
設楽「どうもしない、気にするな。不二山、余計なこと言うなよ? ついでに忘れろ。じゃあな。」
不二山「んー。やっぱヘンだ。歩き方。」
〇〇「え? 本当になにがあったの?」
不二山「破けてんだよ、ケツんとこ。設楽さん。」
〇〇「えぇっ!?」
不二山「転びかけてビリッと。上着でうまく隠してるけど。」
〇〇「そ、そうだったんだ。でも、どっちにしてもズボンじゃ、ここでは繕ってあげられないよ。」
不二山「それもそうか。…………」
〇〇「どうかした?」
不二山「転びかけたときに設楽さんが咄嗟に取った体勢、ビリッと来たんだよな……」
〇〇「ビリッ?」
不二山「うん。柔道に活かせそうな……よし、もう一度やってくれって頼んでくる。」
不二山「じゃあな。」
〇〇(忘れるどころか、追い討ちをかけに行ってるような……)}}
**発生場所不明
***『実は幼馴染み』琉夏&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
設楽「家には帰らないのか? おばさん、心配してたぞ。」
琉夏「そっか、うん、まぁその内ね。」
〇〇(あれ、あそこにいるの…)
〇〇「琉夏くん、設楽先輩!」
琉夏「ん?」
設楽「〇〇。なんだ、こんなとこで。」
〇〇「設楽先輩は、お買い物ですか?」
設楽「あぁ、運転手が母の使いで…それより、おまえたち知り合いか?」
〇〇「はい。琉夏くんたちも?」
琉夏「うん、実家が近所だから。」
〇〇「そうだったんだ?」
設楽「しかし……おまえちょっと見ない内にずいぶん変わったな。なんだそのアタマ?」
琉夏「カッコいい?」
設楽「“なんだ”っていうのは、どういうつもりだってことだ。つまり、理解できないってことだ。」
琉夏「怒られちゃった。」
運転手「あの、坊ちゃま、そろそろ参りませんと、ご予定が…」
設楽「うん。じゃあな。琉夏、おばさんに連絡しろよ?」
琉夏「わかった。コウにも伝えとく。」
設楽「琥一!? ……あ、あぁ、そうだな。」
〇〇「?」
設楽「じゃあ!」
〇〇「はい! そっか、2人は幼馴染みなんだね?じゃあ、コウくんも?」
琉夏「そう。小学校の頃は、3人で一緒に登校してた。」
〇〇「へえ! でもなんか、ちょっと想像できないかも。」
琉夏「昔からあんな感じだよ? それで、よくコウに泣かされてた。」
〇〇(だからコウくんの名前が出たら慌てたのか…)}}
***『迷子?』琉夏&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇「琉夏くん、設楽先輩!」
設楽「〇〇。」
琉夏「あ、〇〇。」
〇〇「どうしたんですか、2人仲良く。」
設楽「仲良くってなんだ。普通だ。」
琉夏「怒んなよ、セイちゃん。」
琉夏「買い物してたらさ、迷子になったから、ここで運転手さん待ってんだって。」
設楽「俺じゃない。彼がはぐれたんだ。」
〇〇「設楽先輩、セイちゃんって呼ばれてるんですね?」
設楽「あぁ! もう、あっち行けよ、琉夏もおまえも!」
琉夏「ほら、お迎えだ。」
運転手「坊ちゃま! お待たせしました!」
設楽「じゃあ、俺は帰る。琉夏、おまえも家に帰れよ?」
:
設楽「遅い! 不良に絡まれた。」
運転手「えぇっ!? お怪我は?」
:
琉夏「相変わらずだな、セイちゃんは。」
〇〇「ふふっ、セイちゃんか……幼馴染っていいね?」
琉夏「俺たちも幼馴染だろ?」
〇〇「そっか……うん、そうだよね。」}}
***『テスト結果』設楽&宇賀神
#blockquote(){#divclass(hide){
???「ダメ。そういうのはやらない。」
???「やらないんじゃなくてできないんじゃないのか?」
〇〇(あれ?あそこにいるの……)
宇賀神「……数字が見える。」
設楽「は? 待て、メモを……」
宇賀神「まず126、次に132、そしてついに……148。」
設楽「ちょっと待て。おまえ、その数字は……」
〇〇「設楽先輩、宇賀神さん。」
設楽「〇〇……」
宇賀神「バンビ。」
〇〇「何かあったんですか?」
設楽「………………」
宇賀神「設楽先輩が……」
設楽「なんでもない。」
宇賀神「………………」
設楽「いいか、なんでもないからな。おまえは何も聞くな。じゃあな。」
〇〇「行っちゃった。聞くなって、何を……?」
宇賀神「テスト問題を占ってくれって言われた。」
〇〇「えっ、設楽先輩に?そんな無茶苦茶な……」
宇賀神「そう。でも……目が本気だった。」
〇〇「じゃあ、もしかしてさっきのは数学の答え? とか……」
宇賀神「違う。あれは、設楽先輩の過去。1年の時の期末の順位。」
〇〇「えっ?」
〇〇(設楽先輩……必死なんだ……)}}
***『』設楽&氷室
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇(あれ? あそこにいるのは…)
設楽「……」
氷室「……」
〇〇(わっ、氷室先生と設楽先輩だ!)
〇〇「2人とも……こんなところでどうしたんですか?」
設楽「ガソリンスタンドでピアノでも弾いてると思うか?」
〇〇「思いません。」
設楽「車から変な音がするっていうから、点検してもらってるんだよ。」
〇〇「なるほど……氷室先生は?」
氷室「洗車を頼んでいる。そろそろ終わる頃だ。」
〇〇「なるほど……」
設楽「……」
氷室「……」
〇〇(な、なんで2人ともしゃべらないんだろう。気まずい…)
〇〇「あのー…」
設楽「なんだよ。」
〇〇「いえ、別に…」
氷室「どうした。言いたいことがあるのならハッキリと言いなさい。」
〇〇「特に用があるというわけでは…」
氷室「…そうか。」
設楽「……」
〇〇「……」
〇〇(なんだか去りがたくなっちゃったよ~)
設楽「…じゃあな。」
〇〇「えっ?」
設楽「運転手が呼んでる。」
氷室「洗車が終わったようだ。」
〇〇「えっ?」
氷室「君も用がないなら、暗くなる前に帰りなさい。」
〇〇「…行っちゃった。」
〇〇(2人とも質問には答えるけど…雑談したりしないのかなぁ)}}
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#contents
*単独
**繁華街
***『待ち合わせ場所』
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇「設楽先輩!」
設楽「……」
〇〇「こんにちは。どこに行…… えっ? まっ、待って!」
設楽「……何か用か?」
〇〇「いえ、とくに用があるわけじゃないんですけど。」
設楽「……」
〇〇「だって、せっかく会ったから…」
設楽「だったらなんだ。偶然の出会いに驚いたり、喜びを分かち合ったりでもしたいのか?」
設楽「だいたいこんなの偶然とは言えないんだよ。今日ここを通ったのは5回目だ。」
〇〇「5回目!?」
設楽「そこの青い看板を見たのが5回目だから絶対そうだ。」
設楽「5回のうち1回会ったところでなんだっていうんだ。」
〇〇「そんなに行ったり来たり何してるんですか?」
設楽「迷ってるみたいに言うな。ここで待ち合わせてるから確認しに来てるだけだ。」
〇〇「その青い看板のお店で待ち合わせ?」
設楽「……待ち合わせっていうか、そこの前に車待たせてたんだ。なのにいなくなってて…」
〇〇「あの、ひとつ向こうの道じゃないですか?同じお店があるから…」
設楽「えっ……?」
〇〇「……」
設楽「………なんですぐ近くに同じ店があるんだよ。おかしいだろ!? 非常識だぞ!」
〇〇(……行っちゃった。)
〇〇(同じ店って……設楽先輩、もしかしてコンビニを知らない?)}}
*複数
**繁華街
***『実は幼馴染み』琉夏&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
設楽「家には帰らないのか? おばさん、心配してたぞ。」
琉夏「そっか、うん、まぁその内ね。」
〇〇(あれ、あそこにいるの…)
〇〇「琉夏くん、設楽先輩!」
琉夏「ん?」
設楽「〇〇。なんだ、こんなとこで。」
〇〇「設楽先輩は、お買い物ですか?」
設楽「あぁ、運転手が母の使いで…それより、おまえたち知り合いか?」
〇〇「はい。琉夏くんたちも?」
琉夏「うん、実家が近所だから。」
〇〇「そうだったんだ?」
設楽「しかし……おまえちょっと見ない内にずいぶん変わったな。なんだそのアタマ?」
琉夏「カッコいい?」
設楽「“なんだ”っていうのは、どういうつもりだってことだ。つまり、理解できないってことだ。」
琉夏「怒られちゃった。」
運転手「あの、坊ちゃま、そろそろ参りませんと、ご予定が…」
設楽「うん。じゃあな。琉夏、おばさんに連絡しろよ?」
琉夏「わかった。コウにも伝えとく。」
設楽「琥一!? ……あ、あぁ、そうだな。」
〇〇「?」
設楽「じゃあ!」
〇〇「はい! そっか、2人は幼馴染みなんだね?じゃあ、コウくんも?」
琉夏「そう。小学校の頃は、3人で一緒に登校してた。」
〇〇「へえ! でもなんか、ちょっと想像できないかも。」
琉夏「昔からあんな感じだよ? それで、よくコウに泣かされてた。」
〇〇(だからコウくんの名前が出たら慌てたのか…)}}
***『迷子?』琉夏&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇「琉夏くん、設楽先輩!」
設楽「〇〇。」
琉夏「あ、〇〇。」
〇〇「どうしたんですか、2人仲良く。」
設楽「仲良くってなんだ。普通だ。」
琉夏「怒んなよ、セイちゃん。」
琉夏「買い物してたらさ、迷子になったから、ここで運転手さん待ってんだって。」
設楽「俺じゃない。彼がはぐれたんだ。」
〇〇「設楽先輩、セイちゃんって呼ばれてるんですね?」
設楽「あぁ! もう、あっち行けよ、琉夏もおまえも!」
琉夏「ほら、お迎えだ。」
運転手「坊ちゃま! お待たせしました!」
設楽「じゃあ、俺は帰る。琉夏、おまえも家に帰れよ?」
:
設楽「遅い! 不良に絡まれた。」
運転手「えぇっ!? お怪我は?」
:
琉夏「相変わらずだな、セイちゃんは。」
〇〇「ふふっ、セイちゃんか……幼馴染っていいね?」
琉夏「俺たちも幼馴染だろ?」
〇〇「そっか……うん、そうだよね。」
〇〇(やっぱりちょっと羨ましいかも)}}
**森林公園
***『セイちゃん』琥一&設楽
#blockquote(){#divclass(hide){
〇〇(あれ?あそこにいるのは…)
琥一「黙ってねぇで、なんとか言え、オイ」
設楽「おまえには、関係ないだろ…」
〇〇(やっぱり、設楽先輩とコウくん!)
〇〇「どうしたの?」
琥一「おう、〇〇」
設楽「見ての通り、不良にからまれてる。」
琥一「人聞きの悪ぃこと言うんじゃねぇよ。オマエにはカンケーねえ。ちっと世間話だ。」
〇〇「そんな風には見えなかったよ?」
設楽「関係ないのは琥一だろ。バカ。」
琥一「あぁ?なんか言ったか? セイちゃんよぉ?」
設楽「べつに……」
琥一「チッ……とにかくだ。おふくろさん、泣かせんな。いいな?」
設楽「あの人に担がれたんだおまえは。嘘泣きに決まってるだろ?」
琥一「まったく……いつまでヒネたガキなんだか。」
設楽「そういう琥一。おまえは家に戻ったんだろうな?」
琥一「あぁ? そりゃぁ、まあ、ぼちぼちな。」
設楽「ふん、なるほどな。じゃあ、俺はこれで。」
琥一「……」
設楽「おまえに言われたくないんだよ、馬鹿!」
琥一「やんのか、コラ!!」
〇〇(けっこう仲いいのかな、2人……)}}
***『ヘリに乗りたい』新名&設楽
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〇〇(あれ? あそこにいるのは…)
新名「〇〇さん。よっす。買い物?」
〇〇「うん、そんな感じ。新名くんは?」
新名「うん、オレも……あ! なあ、来週からなんだけど補助券もらったらオレにくんない?」
〇〇「補助券?」
新名「そう。100枚集めるとヘリコプターに乗れんの!」
〇〇「へーっ。うん、いいよ。」
新名「やった! あんがと! お! 聖司さんにもお願いしよ! 聖司さん!」
〇〇(聖司さんって、まさか……)
設楽「大声で呼ぶな。」
新名「こんちは。聖司さん、もし補助券もらったらオレに補助券ちょーだい!」
設楽「……なんの話だ?」
〇〇「えぇと……」
設楽「ふーん……」
新名「あ、でももし聖司さんも集めるとかだったら遠慮するッス。」
設楽「それはない。乗ろうと思えばすぐ乗れるし。」
新名「……え! 聖司さんち、ヘリあんの!?」
設楽「じゃなかったら、“すぐ乗れる”なんて言うか?」
新名「!!」
設楽「……乗せないぞ。」
新名「ちょっと! ちょっとでいいんで!」
設楽「ヘリ乗るのにちょっとも何もないだろ!?」
新名「補助券渡しますから!」
設楽「そんなの誰が要るか!」
新名「えっ、じゃあタダで乗せてくれるんスか!?」
設楽「ああ、もう! どうしてそう前向きに取れるんだ……」
〇〇「ふふっ!」
設楽「脳天気に笑ってないでどうにかしろ。」
〇〇「そう言われても……」
新名「聖司さんお願い! この通り!」
設楽「…………俺の持ち物じゃないから即答はムリだ。」
新名「待つッス!」
設楽「…………あとで連絡する。ダメでもグダグダ言うなよ?」
新名「押忍! やった!」
〇〇(押し切りで、新名くんの勝ち。やるなぁ! 新名くん……)}}
**臨海地区
***『』不二山&設楽
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???「平気っすよ。目立つところじゃねーし。」
???「平気じゃない。」
〇〇(ん?あそこの2人……)
〇〇「不二山くん、設楽先輩!」
不二山「〇〇。」
設楽「…………」
〇〇「えっと、その顔は……ご機嫌斜め、ですか?」
設楽「こういう顔なんだ、俺は。悪かったな。」
不二山「あ。」
〇〇「ん?」
不二山「おまえ、裁縫道具持ってるか?」
〇〇「今? うん、一応あるけど。」
不二山「設楽さん、助かったじゃないすか。こいつに頼んで――」
設楽「バカ! そんなこと、できるワケないだろ!?」
〇〇「設楽先輩、どうかしたんですか?」
設楽「どうもしない、気にするな。不二山、余計なこと言うなよ? ついでに忘れろ。じゃあな。」
不二山「んー。やっぱヘンだ。歩き方。」
〇〇「え? 本当になにがあったの?」
不二山「破けてんだよ、ケツんとこ。設楽さん。」
〇〇「えぇっ!?」
不二山「転びかけてビリッと。上着でうまく隠してるけど。」
〇〇「そ、そうだったんだ。でも、どっちにしてもズボンじゃ、ここでは繕ってあげられないよ。」
不二山「それもそうか。…………」
〇〇「どうかした?」
不二山「転びかけたときに設楽さんが咄嗟に取った体勢、ビリッと来たんだよな……」
〇〇「ビリッ?」
不二山「うん。柔道に活かせそうな……よし、もう一度やってくれって頼んでくる。」
不二山「じゃあな。」
〇〇(忘れるどころか、追い討ちをかけに行ってるような……)}}
**発生場所不明
***『テスト結果』設楽&宇賀神
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???「ダメ。そういうのはやらない。」
???「やらないんじゃなくてできないんじゃないのか?」
〇〇(あれ?あそこにいるの……)
宇賀神「……数字が見える。」
設楽「は? 待て、メモを……」
宇賀神「まず126、次に132、そしてついに……148。」
設楽「ちょっと待て。おまえ、その数字は……」
〇〇「設楽先輩、宇賀神さん。」
設楽「〇〇……」
宇賀神「バンビ。」
〇〇「何かあったんですか?」
設楽「………………」
宇賀神「設楽先輩が……」
設楽「なんでもない。」
宇賀神「………………」
設楽「いいか、なんでもないからな。おまえは何も聞くな。じゃあな。」
〇〇「行っちゃった。聞くなって、何を……?」
宇賀神「テスト問題を占ってくれって言われた。」
〇〇「えっ、設楽先輩に?そんな無茶苦茶な……」
宇賀神「そう。でも……目が本気だった。」
〇〇「じゃあ、もしかしてさっきのは数学の答え? とか……」
宇賀神「違う。あれは、設楽先輩の過去。1年の時の期末の順位。」
〇〇「えっ?」
〇〇(設楽先輩……必死なんだ……)}}
***『』設楽&氷室
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〇〇(あれ? あそこにいるのは…)
設楽「……」
氷室「……」
〇〇(わっ、氷室先生と設楽先輩だ!)
〇〇「2人とも……こんなところでどうしたんですか?」
設楽「ガソリンスタンドでピアノでも弾いてると思うか?」
〇〇「思いません。」
設楽「車から変な音がするっていうから、点検してもらってるんだよ。」
〇〇「なるほど……氷室先生は?」
氷室「洗車を頼んでいる。そろそろ終わる頃だ。」
〇〇「なるほど……」
設楽「……」
氷室「……」
〇〇(な、なんで2人ともしゃべらないんだろう。気まずい…)
〇〇「あのー…」
設楽「なんだよ。」
〇〇「いえ、別に…」
氷室「どうした。言いたいことがあるのならハッキリと言いなさい。」
〇〇「特に用があるというわけでは…」
氷室「…そうか。」
設楽「……」
〇〇「……」
〇〇(なんだか去りがたくなっちゃったよ~)
設楽「…じゃあな。」
〇〇「えっ?」
設楽「運転手が呼んでる。」
氷室「洗車が終わったようだ。」
〇〇「えっ?」
氷室「君も用がないなら、暗くなる前に帰りなさい。」
〇〇「…行っちゃった。」
〇〇(2人とも質問には答えるけど…雑談したりしないのかなぁ)}}
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