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桜井 琉夏 特別会話－森林公園 - (2011/01/13 (木) 16:53:44) の編集履歴(バックアップ)
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■森林公園（春）
「いけね……ゴメン、歩くの少し速かった」
「（選択肢）今ごろ気づいてる！」
「ホント、今頃だな」
「もう」
「でもさ、こういうの、いいよ」
「こういうの？」
「こうやってさ、少しずつ近づいてく感じ。歩く速さも、考えることも、ぜんぜん違う二人が」
「そっか」
「いつかさ、お互いに何の無理もなくなるんだろうな。ほら、空気みたいなってやつ？」
「空気か……ちょっと、寂しくない？」
「でも、それ無しじゃ、１秒も生きていけないんだ」
「あ、そうだね……」
（ちょっと恥ずかしい……）
「ちょっと、キザだな？」
■森林公園（花見）
「桜ってさ……もう会えない人のことを思い出させる。なんでだろうな」
「（選択肢）春は出会いの季節だから」
「……ん？ なんだかややこしいけど、そうだな……」」
「オマエと初めて会ったのも、春だった」
「高校に入学して、もう一度教会で会ったのも」
「なんだ……俺が気付かなかっただけで、ちゃんと春は巡ってたんだな」
「そうだよ！」
「ハハッ、そうだな？」
（琉夏くん、やっぱり辛い思い出を抱えてるんだろうな……）
■森林公園（夏・噴水）
「ハァ！ 今日も暑ぃな……あれ、バテちゃった？ 目がうつろだ」
「（選択肢）琉夏くんに見とれてただけ」
「じゃあ、俺も見とれ返す」
「ふふっ、いいよ？」
「…………」
「…………」
「……なぁ」
「なに？」
「暑苦しいカップルって、こうやってできるんだ、きっと」
（……そうかも）
■森林公園（秋）
「こうやって、落ち葉を蹴って歩いてるとさ……」
「（選択肢）恋人同士みたいだねｖ」
「じゃあ、キスしよう。ちゃんと、恋人同士のやつ」
「えっ？」
「ほら、目、閉じなくていい？」
「あの、わたし――」
「冗談のつもりだった？」
「ゴメン……」
「俺も、冗談」
「！！ もう！ ビックリした……」
「でも一つ忠告。俺、イカレてるからさ、冗談と本気の区別、キチンと出来ないよ？」
（気をつけたほうがいいかも……）
■森林公園（冬）
「さて……あとどれくらいブラブラすればいい？」
「（選択肢）そんなに苦手なら帰ろうか？」
「いいよ。ゴメン、ちょっとガキっぽかった」
「でも、寒いの苦手なら……」
「俺が寒いところに居たくなればいい」
「でも、どうするの？」
「協力できる？」
「う、うん」
「じゃあ、ほら」
「？」
「くっつく！」
「あっ！？」
「ハハッ！」
「もうっ！」
■温水プール
「……なんか俺たちさ、注目浴びてる？」
「（選択肢）ごめん☆ セクシー過ぎちゃった」
「いや、まあ、セクシーはちょっと置いといて」
「ウフンｖ」
「…………」
「ん？ 琉夏くん？」
「え？ いや、べつに」
「ほら、冷えるからパーカー着ろよ」
「大丈夫だよ？」
「こっちがダイジョブじゃないって」
（……？）
■スケート
「……あ、あれ？ きゃ！ 転んじゃうっ！」
「セーフ！ ヒーロー参上！」
「（選択肢）どさくさに紛れてなんかした？」
「ひでぇ言い方。救助活動って言って」
「ふふっ、ありがとう。でも、もう転ばないよ？」
「ホントに？」
「もちろん」
「チェッ」
「……ん？」
「こっちのこと。ほら、滑ろう！」
「もうっ……」
■博物館
「何回も来てるうちにさ、だんだんわかってきた」
「（選択肢）楽しむコツが？」
「そう。怪盗になったつもりで、お宝の盗み出し方を考える」
「怪盗って、ルパンみたいな？」
「まあね。例えばさ、あそこに監視カメラがあって、ほら、そこにセンサーもある」
「あ、本当だ……」
「この監視を掻い潜るにはどうしたらいいか、とかさ」
「本格的だね……でも、入口に警備員さんがいるよ？」
「そういう時は、色仕掛けだ」
「もしかして、わたしの役？」
「そう。これで共犯」
（共犯になっちゃった）
■植物園
「子供の頃さ、大きくなったら、こういう熱帯のジャングル、探検しようと思ってた」
「（選択肢）探検しちゃおうか！」
「探検て、今ここで？」
「うん。ごっこみたいな感じ？」
「オッケー。じゃあ、隊長決めなきゃ」
「琉夏くんでいいよ」
「じゃあ、オマエを副隊長に任命する」
「はい、隊長！」
「出発！」
■フリマ
「洗濯機見つけた。全自動だって、スゲェの。ギリギリ買えそう。洗濯機のある生活か……」
「（選択肢）琥一くんに相談したら？」
「俺さ、こんなことも、１人で決められなさそう？」
「ゴメン、そういう意味じゃ……」
「こっちもゴメン、捻くれてるワケじゃないんだ。ただ……きっとコウにもそう見えるんだろうな」
「だから俺が、もっとしっかりしないとね？ 生活力つけないと」
「洗濯機があるもんね？」
「そういうこと。いつまでもＷｅｓｔ Ｂｅａｃｈで遊んでるワケにはいかない」
（そうだよね……少し、寂しいけど）
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