琉夏「…………」
(選択肢)「ねぇ、なにか言って?」
琉夏「子供のころさ……」
○○「うん。」
琉夏「こうやって冬の海、見てた。」
○○「そう……どうして?」
琉夏「寒そうな海見てると、生まれた町の景色、思い出すから。」
○○「……そっか。」
琉夏「風が強くて……午後になるといつも潮の匂いがしたな。」
琉夏「そんなこと考えながら一人でボーッとしてた。夕方になるとさ……いつも、コウが迎えに来てくれた。帰るぞって、それだけ言ってさ。」
○○「ふふっ、琥一くんらしいね?」
琉夏「不思議だ……オマエと二人でこうして同じ海を見てると、ぜんぶ、優しい記憶になる。」
○○「琉夏くん……」