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桜井 琉夏 特別会話－はばたき山 - (2022/11/24 (木) 14:09:50) の編集履歴(バックアップ)
■動物園
「もう、閉園時間か……」
「（選択肢）琉夏くん、はしゃぎ過ぎ」
「だってさ……」
「ふふっ……」
「なんだろうな、テンション上がっちゃうんだ」
「いいんじゃない？ 楽しい動物園だもん」
「カッコ悪ぃ」
「そんなことない」
「ホントに？」
「本当に」
「オマエがそう言うなら、それでいい」
（今日の琉夏くん、ちょっとカワイイ）
■動物園・わんにゃん
「最近、ちょっと慣れた気がする。ごく、ちょっとだけ」
「（選択肢）はい、この子抱っこして？」
「や、それはちょっと、まだ、パスで」
「ふぅん……どうしてでしょうねー？ こんなにカワイイのにねー？ ねぇ、チビちゃんｖ」
「ホントだ、オマエとそうやってるとこ見ると、カワイイな」
「カワイイって、よかったね、チビちゃんｖ」
「カワイイな、ホント」
「じゃあ、抱っこして？」
「え……今、ここでってこと？」
「ダメ？」
「そっちがいいなら、まあ……」
「はい、どうぞ」
「そっちか！ やっ、パスで！」
（？？？）
■動物園・アルパカ
「こいつらさ、なんかに似てる……なんだ？」
「（選択肢）あのアルパカは琉夏くん！」
「あれが俺？ じゃあ、あの小ぶりのオマエ」
「えぇ？ 似てるかな？」
「似てる似てる。あ、俺がそっち行った」
「見て、わたしに気があるみたい。追いかけてるよ？」
「ホントだ。……あ、逃げられてる」
「ふふっ！ ほら、でもまた追いかけてるよ？ あっ――」
「蹴らなくてもいいのに……」
「ゴメン……」
■遊園地・ジェットコースター
「加速してテッペンに上がる時さ、このままレールから飛び出しちゃってもいいって、思うよな？」
「（選択肢）思いません……」
「そっか」
「…………」
「○○、怒ってる？」
「怒ってないけど、心配」
「ゴメン、ちょっとふざけたんだ」
「それなら、いいけど」
「うん……こんなこと言うと、また怒られるかもしれないけどさ」
「いま、すごく幸せな気分だ」
「もう……反省してる？」
「してる。ゴメン」
■遊園地・観覧車
「この観覧車ってさ、ときどき、故障してしばらく止まっちゃうらしい」
「（選択肢）本当？ 危ないなぁ……」
「ときどき、ちょっと休むだけだよ。勘弁してやってよ」
「でも、いつか大きな事故になるかもしれないよ？」
「そっか」
「出来るだけ、壊さないでさ、修理してもらえるといい」
「琉夏くん、この観覧車が好きなんだね？」
「周りはどんどん新しくなるのにコイツだけ古ぼけたまま、隅っこに置かれてて……なんか、可哀想だ」
（琉夏くんって、本当に優しい人なんだな……）
■遊園地・メリーゴーランド
「メリーゴーランド、俺らの他、誰も乗ってなかったな？」
「（選択肢）やっぱり人気無いんだね？」
「そう？ ホントはみんな乗りたいんじゃないか？」
「そうなの？」
「たぶんね？ 照れてるんだ。心の中ではみんな、大好きな人と乗りたいくせに」
「うん……そうかもしれないね？」
「○○、俺は、そうだよ」
「うん、そっか」
「やれやれだ」
（……？）
■遊園地・ゴーカート
「なぁ、レースの参加者集めてるって。……参戦しちゃう？」
「（選択肢）レースクイーンとして出るね？」
「チーム・ルカの？」
「そうそう。熱く見守ってようかなって」
「まぁ、いっか。じゃあ、一人で参加する」
「うん、がんばってね！」
「…………」
「どうしたの？」
「がんばってねの、“ね”のとこ、ハートマーつけて」
「がんばってねｖ」
「うん……あと、もっとこう、小首を傾げて」
「えぇと……がんばってねｖ」
「がんばろっと……」
■遊園地・お化け屋敷
「ちょっと演出がリアルになってたけどさ、前より怖かった？」
「（選択肢）琉夏くん、怖くないの？」
「俺は、あぁ……そりゃあ、もちろん」
「……ん？ ちゃんとこっち見て？」
「ゴメン。オレ、こういうのゼンゼン平気」
「どうりで……でも、お化け屋敷は好きだよね？」
「大好き。だってさ、面白いもん」
「お化けが？」
「じゃなくて、人間の方。特に、可愛い子が怖がってるとこ」
「もうっ！ 悪趣味だなぁ」
「ゴメン。謝るからさ……」
「なに？」
「もう一回、入んない？」
（琉夏くんって……）
■遊園地・ナイトパレード
「まだチビの頃だけどさ、コウとよく見に来たんだ」
「（選択肢）保護者なしで！？」
「そう。夕飯のあと家を抜け出して二人で電車に乗って」
「お家では、連れて行ってくれなかったの？」
「そういうワケじゃないけど、夜中に家を抜け出したかったんだ。大人になった気がするから」
「だから、俺らにとってこのパレードは大人の証」
「ふふっ、そうだったんだ……」
「不思議だ。そのパレードを、今こうしてオマエと見てる……」
「俺たち、いつの間にか大人になってたんだな？」
（そっか。もう、大人なのかな……）
■はばたき山・紅葉
「あ……ほら、タヌキ」
「（選択肢）失礼ねっ！」
「ちがう、後ろ――逃げちゃった。あ～あ、可愛かったのに」
「ゴメン……」
「ダメ。もっと、タヌキらしく言って」
「タヌキらしく？」
「ゴメン、ポンポコリン♪って」
「ふふっ、ヘンなの！」
「反省してないな……笑った罰として、おなか叩きながらだ。はい」
（やらなきゃダメなんだ……）
■はばたき山・スキー
「今の技、見た？ 見よう見まねでやったのに、大成功。着地がヤバかったけどさ」
「（選択肢）怖いから、もうやめて……」
「大丈夫、これぐらい、全然平気だって」
「でも、ああいう危険なのは、ちゃんと習ってから――」
「大丈夫だから、ほっとけよ」
「ほっとけない！」
「…………」
「ゴメン……怒った？」
「……ううん、心配なだけ」
「うん……ありがとう」
「琉夏くん……」
■城・展示
「へぇ……“根付け”だって。これさ、ちょっと面白い」
「（選択肢）刀とかには興味ないの？」
「得物は使わない主義。危ないじゃん」
「それはそうだけど――あ……それ、ケンカの話？」
「まあね」
「素手だって、ケンカはダメだよ？」
「うん……でも、道具はダメだ。道具を使うと、いつか戦争になる」
「なるほどで……」
「だから、俺、素手で戦うよ」
「……？ けんかはダメだよ？」
「はぁい」
■城・天守閣
「Ｗｅｓｔ Ｂｅａｃｈ、こっから見つかるかな？」
「（選択肢）さすがに見えないんじゃ……」
「見える」
「ホント！？」
「ような気がする……あのヘンの海岸線沿いなんだよな……」
「やっぱり、気になるもの？」
「俺も、一国一城の主だからね」
「琉夏くんと琥一くんのお城だね？」
「オマエも入れて、三人だ」
「……いいの？」
「大歓迎。使いたい時はいつでも使っていいよ」
（三人のお城か……なんか嬉しい！）
■牧場
「なぁ、ここの牧場さ、まっ白い馬がいるんだけど、乗ってみたい？」
「（選択肢）ちょっと、怖いかも……」
「でもさ、すごく賢いやつだったら？」
「賢いやつ？」
「そう。ちょっと人見知りするけど、賢いやつ」
「う～ん……わたしにも乗れるかな？」
「多分ね。オマエなら、きっと」
（……？）
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