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設楽 聖司　大接近 - (2010/10/21 (木) 12:41:36) のソース

・ネタバレ部分は反転処理してあります。読みたい部分をマウスドラッグで反転させてください。
#contents


**１回目
#blockquote(){#divclass(hide){「･･････止まれ。」
「えっ、止まれ？」
「そうだ、止まれ。１ミリも動くな。」
「･････････」
「･･････よし、動いていいぞ」
「は、はい。」
「･････････」
「あの、今のは一体･･･？」
「一日を平穏に終えるための呪文だ。」
「？平穏じゃないとどうなるんですか？」
「･････････
･･････はぁ、とぼけたヤツにつける薬は、どこに行けば買えるんだろうな？」
「？？？」}}

**２回目
#blockquote(){#divclass(hide){「･･････止まれ。」
「あっ、はい。」
「おまえな･･････それは俺に対する挑戦なのか？」
「えっ？それって･･･」
「自分の行動を振り返ってみろ。」
「はぁ･･････えーと、そこの角を曲がってそのまままっすぐ歩いて･･･」
「そうじゃない。さっきからあちこちベタベタ触る行為をだな･･･」
「･････････！そんなに触ってました？」
「あれだけやっといて自覚ないのか！？」
「す、すみません･･･」
「･･････ふん。俺が動揺すると思ったのなら、大間違いだからな。」
「（そんなつもりなかったんだけど･･･）」}}

**３回目
#blockquote(){#divclass(hide){「･･････おまえな。」
「え？」
「いい加減にしろよ、もう。人の体をベタベタと･･･」
「す、すみません！あの･･･嫌でした？」
「そういう問題じゃない。何が目的なんだって聞いてるんだ。」
「えっ、それは･･･」
「わかった、アレだな？おまえ、宇宙人に何かされたんだ。」
「えっ、宇宙人？」
「何かこう、妙な気分になるように脳をいじられたとか･･･」
「えーと･･････妙な気分って？」
「････････････ハァ。　行くぞ。ぐずぐずしてると宇宙人に見つかる。」
「あっ、設楽先輩。（･･････どうしたんだろう？）」}}

**４回目
#blockquote(){#divclass(hide){「ああもう！」
「きゃっ！？」
「････････････ハァ。」
「設楽先輩？あの･･････」
「わかった、アレだな？北欧の儀式だろ？」
「えっ？」
「具合の悪いところを触って、悪霊を退散させるとかいう･･････」
「悪霊･･････？」
「しかしな、俺は元気だ。儀式の必要はないぞ。
というか、むしろ逆効果だ。妙な気分になってきた。･･････おい、次は知らないからな！」
「あっ、待って！（次は知らないって･･･？）」}}

**５回目
#blockquote(){#divclass(hide){「･････････」
「･･････設楽先輩？」
「気は済んだか？」
「えっ？あの･･････」
「次は俺の番だ！儀式を始める･･････言っただろ？」
「えっ？そ、それは･･･」
「･････････おまえな、俺に何やっても大丈夫だと思ってるなら、考えと行動を改めろ。
　ノーリスクだと思ったら、大間違いだぞ！ハイリスク、ハイリターンだ！」
「ハイリターン･･･？」
「返事は。」
「は、はい！」
「ああもう･･････子供はとっとと帰って歯を磨いて寝ろ。」
「（設楽先輩･･･）」}}

**６回目



**寸止め会話
・「俺が、今のおまえとおなじことしたら、どう思う？」
　「嬉しいです」
　「&color(#ffffff){ふうん……やっぱやめた。ある意味、怖い。}」
　「それはちょっと……」
　「&color(#ffffff){何本気にしてるんだ、するわけないだろ。……勝手な奴。}」

・「気を持たされるだけって、結構辛いんだぞ？」
　「そんなつもりは……」
　「&color(#ffffff){じゃあ、どんなつもりなんだ？}」
　「だけ、じゃないですよ？」
　「&color(#ffffff){あまり誘惑するなよ。俺は我慢強くないんだから。}」

・「おい……　人通りがないからって、くっつきすぎじゃないか？」
　「それもそうですね」
　「&color(#ffffff){だろ？おまえ、感覚マヒしてないか？}」
　「ダメですか？」
　「&color(#ffffff){ダメ……じゃない。気になったから、聞いただけだ。}」

・「月夜だな。今日のお前、狼みたいだ。」
　「それで設楽先輩を襲うんですか？」
　「&color(#ffffff){ああ、このまま食われそうだ。ありがたく思えよ？}」
　「むしろタヌキって感じじゃ？」
　「&color(#ffffff){普段のおまえはな。今日はもっと……危険な感じだ。}」

・「俺をオモチャにして……怖いもの知らずだな？」
　「望むところです」
　「&color(#ffffff){……何を望むんだよ。そんなに挑発するな。}」
　「反撃の前にやめます」
　「&color(#ffffff){それが賢いな。おまえにとっても、俺にとっても。}」

・「なあ。誘惑する方と、される方、どっちの罪が重いと思う？」
　「誘惑する方」
　「&color(#ffffff){他人事って顔だな……少しは自覚しろよ、俺にも限界があるんだから。}」
　「誘惑される方」
　「&color(#ffffff){そう思ってるから、おまえはそんな無邪気に行動できるんだな。}」

・「おまえ、意外に積極的だよな。人の体に色々と……」
　「控えます……」
　「&color(#ffffff){ああ、そうしろ。……少しならいいぞ？}」
　「そんなことないです」
　「&color(#ffffff){そんなことあるんだ。……俺以外にはするなよ？絶対にだ。}」

・「なあそれ、まだ続けるのか？」
　「そのつもりです」
　「&color(#ffffff){やめろって言ってもやめないんだろ？ああ、もう……}」
　「もうやめます」
　「&color(#ffffff){なんだ、もう終わり……あっ、無理に続けなくてもいいんだけどな？}」

・「ああもう……　俺に何か期待してるのか？」
　「はい、してます」
　「&color(#ffffff){じゃあ俺もおまえに……何言ってるんだ俺は。ああもう……}」
　「？してないです」
　「&color(#ffffff){俺が思ってただけか？なんか恥ずかしくなってきた……}」

・「もういい……　おまえの気が済むまで、そうしてろ。」
　「じゃあ、遠慮なく」
　「&color(#ffffff){あ、ああ好きにしろ。この程度、どうってことない。}」
　「もう気は済みました」
　「&color(#ffffff){ああ、そう。……人がせっかく。}」
　
　


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