新名「ハァ……やっとここまで戻ってこられたなー。お疲れ。」
〇〇「ふふ、お疲れさま。」
新名「アンタ時間、平気?ちょっとさ、その辺のぞいていこうぜ。露店とか。」
〇〇「うん、いいよ。新名くんはいいの? 時間。」
新名「いいの。でか、できりゃこのままあと半日くらいは……とまぁ、それは置いといて。帰りは送っていくからさ。行こ。」
〇〇「うん。」
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〇〇「送ってくれてありがとう。……新名くん?」
新名「あー……アンタもう三年になるんだなーと思って。早ぇよ。」
〇〇「うん。あっという間だよ。きっと、新名くんも。」
新名「……だといいな。アンタがはば学からいなくなったら、絶対時間の流れが遅くなるもん。」
新名「神様でも何でもいいから、誰か、オレの一年を早送りしてくんねぇかな。」
新名「………………まぁ、うん。今日はお疲れ、またな。」
〇〇(新名くん……)