不二山「親が、おまえらによろしくってさ。」 ○○「今日、いらっしゃったんだ。だったらちゃんと挨拶すればよかったかな。」 不二山「それは別んときでいい。」 新名「……別んとき? まさかそれって……」 不二山「…………」 新名「えっ……ちょっ! マジでそんなこと考えてんの⁉」 不二山「さあな。」 ○○(そんなこと? どんなこと?)
新名「うーん……」 ○○「どうしたの?」 新名「逆もあるからなんとも言えねぇんだけどさ……なんか複雑な気分。」 新名「まあベッドに座られたり寝っ転がられてない分、マシか……」 不二山「…………」 新名「ウチに来てもそういうことしちゃダメだぜ?」 ○○「う、うん。わかった。」 ○○(男の子って難しいなあ)
○○「新名くんの部屋のラグ、ふかふかで気持ちよかったなぁ。」 新名「あれ、いいっしょ? 帰りたくなくなるっつーか。」 ○○「うん、わかるかも。」 不二山「…………」 ○○「不二山くん?」 不二山「新名。あの敷物、飽きたらくれ。」 新名「ああ、い……やいやいや! てか、嵐さんの部屋にあれ敷いても浮くから!」 不二山「わかってる、そんくらい。…………」 ○○(不二山くん、拗ねてる?)
新名「あー、今日も無事に外に出られた……」 ○○「無事にって?」 新名「アンタを紹介しろだの話がしたいだのうるせぇんです、ウチの似たもの母子が。」 新名「てか、弟もう気づいてるし。」 ○○「? なにに?」 新名「嵐さんの存在に。」 不二山「俺?」 新名「帰ったらいろいろ言われるんだろうな……メンドクセェ……」
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