単独

『睡眠不足』

  • 1回目
〇〇(あ、こんなとこで寝てる人がいる……あれ、花椿さん?)
花椿「ん? あ、バンビ? おはよー。」
〇〇「おはよう……って、寝てたんだ。」
花椿「んー、そう。バンビは今朝も可愛いね。」
〇〇「もう昼だよ。」
花椿「ううん、夜だよ。おやすみー。」
〇〇(完全に寝ぼけてる、疲れてるのかな?)
  • 2回目
〇〇(わっ、花椿さん!? またこんなとこで寝てる)
〇〇「花椿さん! こんなとこで寝ちゃダメだって。」
花椿「あれ、お母さん?」
〇〇「同い年だって!」
花椿「はーい、部屋行きまーす。」
〇〇「こらこら! そっちは階段、危ないって!」
花椿「あれ、バンビ?」
〇〇「そう、バンビです。せめて教室まで行こ?」
花椿「うん、わかった……あれ、なんでウチにバンビがいるの?」
〇〇(だめだこれは……教室まで連れて行こう)
  • 3回目
〇〇(あ、花椿さんだ。またなんかフラフラしてる)
花椿「あ、バンビ。チャオ。」
〇〇「チャオ! 今日は起きてる?」
花椿「うん、大丈夫。なんか迷惑かけてごめんね。」
〇〇「それはいいけど……大丈夫? 疲れてるの?」
花椿「ううん、ただの夜更かし。ゲームがやめられなくって。」
〇〇「ゲーム? 花椿さんって、ゲームやるんだ。」
花椿「ううん、初めて。モデル友だちに教えてもらったら、ハマっちゃって。」
〇〇「どんなゲームなの?」
花椿「うん。あのね、女の子を着せ替えするんだ。カワイー服がいっぱいでさ。」
〇〇「へー!」
花椿「そろそろアイテムが全部揃うみたいだから、もうちょっとがんばる。じゃあね。」
〇〇(花椿さんの居眠りの原因はゲームか……ちょっと意外)

複数

『みよ母弁当』宇賀神・花椿

  • 1回目
〇〇(お弁当、っと……あれ?)
???「すごーい! ねえねえ、もっとよく見せてよ。」
???「カレン、引っ張ると落ちる。」
〇〇「宇賀神さん! 花椿さん!」
花椿「あ、バンビ! これ見てこれ、ミヨのお弁当!」
〇〇「ん? どれどれ……わっ、すごい! これって、朝のアニメの?」
花椿「そうそう、そのキャラクター。このヒゲ、一本一本作ってるんだよ!?」
宇賀神「お母さん、こういうの凝り性だから。」
〇〇「料理上手なんだ。」
花椿「ねえねえ、リクエストってあり?」
宇賀神「一応、伝えておくけど。」
〇〇(料理好きのお母さんか。宇賀神さんも得意なのかな?)
  • 2回目
〇〇(あ、宇賀神さんと花椿さんだ)
〇〇「お昼、わたしも一緒していい?」
花椿「バンビ。もっちろん!」
宇賀神「うん。」
花椿「さて、今日のミヨのお弁当は?」
宇賀神「期待しないで。……あ。」
花椿「こ、これは! ……ナンだ!」
〇〇「インドカレーと、ナン。すごい……」
宇賀神「お母さん、気合入れすぎ……」
花椿「しかもバターチキンとマトンの2種類……匂いがもれないように密封されてる。」
〇〇「美味しそう……」
花椿「うん……ミヨ母、恐るべし!」
  • 3回目
〇〇(あ、いた!)
〇〇「宇賀神さん! 花椿さん!」
花椿「あ、バンビ! いいところに♪」
〇〇「え?」
花椿「今からミヨのお弁当、公開だよ!」
宇賀神「だから煽らないで……」
〇〇「でも結構楽しみ!」
宇賀神「バンビまで……あれ?」
花椿「なになに!? あれ……」
〇〇「これは……ジャムパンと、メロンパン?」
宇賀神「手紙……」
花椿「“ミヨちゃん、ごめん! 今日は時間ないから、これで許して!”あらら……」
宇賀神「どうりで軽いと思った。そういえばお母さん、昨夜はずっとお裁縫してて、今朝寝坊してた……」
〇〇(多趣味なお母さんなんだね……)

『バレー』宇賀神・花椿

  • 1回目
花椿「ごちそうさまー!」
宇賀神「ごちそうさま。」
〇〇「ごちそうさまでした。」
花椿「さて、残りの休みはなにする?」
女子A「ねぇ、花椿さん。」
花椿「ん、アタシ?」
女子A「うん。一緒にバレーしない? あと、よければ教えて欲しいかなって。」
花椿「うん、オッケー。あ、でも……」
女子A「何人いても大丈夫だから、2人もおいでよ!」
〇〇「わたしはちょっと……食べたばっかりだし。」
宇賀神「パスで。」
花椿「そう? じゃあ、キューティー3を代表して、カレンさんが出場します!」
女子A「……キューティー?」
宇賀神「気にしないで。いってらっしゃい。」
〇〇(花椿さん、タフだ……)
  • 2回目
〇〇(あ、花椿さんがバレーしてる)
宇賀神「バンビ。」
〇〇「宇賀神さん。宇賀神さんはやらないの?」
宇賀神「うん、わたしは見てるだけ。」
花椿「おっと!」
花椿「バンビ、来てたんだ。どう、入らない? 一緒にやろ!」
〇〇「んー、どうしよう。」
宇賀神「わたしはいいの。応援してるからいってらっしゃい。」
花椿「ほら、決まり。行こ!みんな、新メンバー加入!」
女子A「オッケー! じゃあ、行くよ!」
〇〇「わあっ!」
  • 3回目
〇〇(天気がいいなあ……体動かすのも気持いいかも)
???「バンビー!」
〇〇「あ、花椿さん。」
花椿「バレーやんない?」
〇〇「うん、やる!」
花椿「オッケー! ミヨもどう?今日は絶好のバレー日和だぜ?」
宇賀神「わたしはいい。」
花椿「大丈夫大丈夫、手加減するから!」
宇賀神「やだ。」
花椿「ネットはないから、身長なくても大丈夫!」
宇賀神「う……そういうのじゃなくて……」
花椿「ほらほら! はい、ミヨも参入~!」
女子A「あ、宇賀神さん。めずらしー! おいでおいで!」
宇賀神「してないもん! ……ほら、みんな大っきい! やだ!」
〇〇(宇賀神さん、身長がネックだった?)

『GOROと理事長』花椿・天之橋

  • 1回目
???「う~ん、しかしアレは、いくらなんでも……」
???「ダイジョウブですよ! パリっぽいし? 第一、おじサマのお見立てですから!」
〇〇「……? あ、花椿さん! と……天之橋理事長?」
花椿「あ、バンビ~!」
天之橋「や、やあ……」
〇〇「どうかしたんですか?」
花椿「パリのゴローおじサマから理事長に、新作が一式送られてきたの。」
〇〇「新作って……洋服ですか? 天之橋理事長に?」
天之橋「ああ。ヤツとは、なんというか、学生時代からの腐れ縁でね。」
〇〇「そうだったんですか! へぇ……」
花椿「そんなことよりさ、今からお昼? 一緒に食べよ♡」
天之橋「ま、待ちなさい、その前に教えてくれないか!」
天之橋「どうだろう? 君たちから見ると、そこそこイケてるんだろうか、アレは?」
〇〇「……ねぇ、どんな服なの?」
花椿「フラワーモチーフのタンクと、ピンクゴールドのショートパンツ……テーマは、“大人ブルーム”!」
〇〇「花柄にピンクのショート……えぇっ!?」
花椿「あれ? やっぱ、無い?」
天之橋「カレン君! そんな、無責任な……」
花椿「ウソウソ! お願いします! 理事長が着られたの確認しないと、アタシ……おじサマに叱られちゃうんですっ!」
天之橋「フム……いや、う~ん……」
〇〇「……理事長、着るのかな?」
花椿「どうかなぁ……フフ♡ ま、いいや!行こ、バンビ!」
〇〇(花椿さん、なんか楽しんでる……?)
  • 2回目
花椿「バ~ンビ♡」
〇〇「あ、花椿さん!」
花椿「お昼でしょ? ミヨも呼んで、中庭いかない?」
〇〇「うん、いいよ? じゃあ――」
天之橋「カレン君!」
〇〇「天之橋理事長……」
天之橋「やあ! ちょっと、いいかな?」
花椿「はい?」
理事長「実はたった今、パリの花椿――いや、ゴロー先生から電話があったんだ。」
花椿「えっ!? おじサマから……ですか?」
天之橋「それが、えらい剣幕なんだ。とにかく帰国するからってね……」
花椿「へ、へぇ……そうですか……」
天之橋「私は思うんだが、奴の送りつけて来た、ほら、例の……」
〇〇「“大人ブルーム”ですね!」
天之橋「あぁ、それだ。ひょっとすると、私がアレを着ないことに業を煮やして――」
花椿「えぇ! 着てくれてないんですか!?」
天之橋「着ないだろう! 常識人なら!」
花椿「着ましょうよ~!」
天之橋「そんなことよりもだ! 何か他に、ヤツが怒り狂う心当たりはないだろうか?」
花椿「さぁ……?」
天之橋「そうか……じゃあやっぱり――」
〇〇「あの……ゴロー先生って、そんなに怖い人なんですか?」
天之橋「そうだね。色んな意味で、ね……」
花椿「うちの一族じゃおじサマの言いつけはゼッタイなんだから。」
〇〇「ゴロー先生っていったい……」
花椿「とにかく、当分独りにならないようにして、あ、あと戸締りにも気を付けた方がいいですよ?」
天之橋「まさか、そんな非常識な。」
花椿「常識イコール非常識なのがおじサマですから。」
天之橋「ウム……確かに……」
天之橋「わかった、気をつけよう。いつもすまないね、カレン君!」
〇〇「ゴロー先生って怖い人なんだね……」
花椿「えっ!? ウソウソ、今のはジョーダン!」
〇〇「そうなの!?」
花椿「だってさ、困らせるとカワイクない? 理事長って。フフ♡」
〇〇(悪いなぁ、花椿さん……)
  • 3回目
花椿「」
〇〇「」
花椿「」
〇〇「」
天之橋「」
〇〇「」
天之橋「」
花椿「」
理事長「」
花椿「」
天之橋「」
花椿「」
天之橋「」
〇〇「」
天之橋「」
花椿「」
天之橋「」
花椿「」
天之橋「」
花椿「」
天之橋「」
〇〇「」
天之橋「」
花椿「」
〇〇「」
花椿「」
天之橋「」
花椿「」
天之橋「」
天之橋「」
〇〇「」
花椿「」
〇〇「」
花椿「」
〇〇()


『屋上で……』スチル

女子A「カレン様がはっきりなさらないから!」
女子B「ちょっと、カレン様になんて口のきき方。失礼でしょ!」
女子C「カレン様のお気持ちは? おっしゃってください! 」
○○(ん?"カレン様"ってー)
花椿「……ごめん!」
女子A「カレン様〜!」
○○「あの、カレン……」
花椿「…………」
女子C「カレン様……」
女子B「あなたのせいだからね!あなたがカレン様をー」
女子A「は?なに言ってんの!?」
○○(……カレンを探しに行こう!)
○○(たしか、屋上のほうに向かったはず……)
:
花椿「…………」
〇〇「……だいじょぶ?」
花椿「変なとこ見られちゃったね。かっこ悪……」
〇〇「ううん。」
花椿「……これはアタシの独り言。いい?」
〇〇「うん。ぜんぜん聞こえないよ?」
花椿「ふふっ。…………」
花椿「"もうこういうのはやめて"って。言っちゃった、あの子たちに。」
〇〇「うん……」
花椿「アタシ、本当は苦手なんだ。"特別"扱いっていうの。」
花椿「"花椿"の冠はね。ただ生きているだけでも勝手に付いてくる。」
花椿「だから家を出たのに。いつまでも"花椿一族"。誰に会っても"あの"花椿?……って。」
〇〇「わたしも言ったかも……ゴメン。」
花椿「いいって、みんなそうだもん。それに親もね?大好きだし、いい人だけど……子供に甘いのが玉にキズでさ。」
花椿「それがイヤでイヤで、高校入学と同時に家を出た。親も自分も、あらためて自分たちを見直すために。」
〇〇「そうだったんだ……」
花椿「なんていうと格好いいけど。実際、バイトだけじゃ生活できないし、親のお金でいいマンション住んでさ。」
花椿「ハァ……なにやってんだろ。」
花椿「……本当はもっと普通の家に生まれたかった。ちっちゃくて可愛い、普通の女の子になりたかった。」
〇〇「カレン……」
(画面タッチ)花椿「髪もうんと伸ばして、いろんなアレンジしたりさ?」
花椿「…………すっきりした。独り言終わり!」
花椿「……あれ?バンビ、いつからそこに?」
〇〇「ふふっ。今、たまたまね?」
花椿「ふーん、たまたまね?じゃ、せっかくだし一緒に帰ろっか?」
〇〇「うん、帰ろう?」
花椿「フフッ!……バンビ、ありがとね。」
〇〇(カレン、少しは気分軽くなったかな……?)

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最終更新:2025年04月28日 23:20