「押忍。」 「あっ、不二山くん。」 「たまにはこういうのもいいな。今日はめいっぱい楽しむ。」
不二山「○○。もう一人はおまえか。」 ○○「あっ、不二山くんと新名くん。」 新名「ちょりーっす! オレ、テンション上がった♡」 不二山「調子に乗んな。でも、正直俺も知ってる顔が見えてホッとした。」 ○○「ふふっ。今日はよろしくね!」 不二山「ああ。」
「俺ら、一番前っぽい。ラッキー。」
「最初の直滑降がたまんなく気持ちいいんだよな。」
不二山「荷物、ちゃんと預けたか?」 〇〇「あ、うん。大丈夫。」 不二山「よし。じゃ、行こ。」
「わざわざこんなの乗る意味がわかんねー……」
「女ってキラキラしたモンが好きだよな……」
不二山「普段だったら絶対乗らねー、こんなの。」 〇〇「ご、ごめんね。」 不二山「今日は特別。おまえとだから。」
「こんなの、何が楽しいんだか。行くぞ。」
「しょうがねえ。ほら、乗るぞ。」
不二山「…………」 〇〇「不二山くん、どうかした?」 不二山「あの狭い箱の中に数分間、おまえといるのか……」
不二山「なんだ、おまえとか。」 新名「マジ困るんですけど……」
不二山「最悪だな。」
不二山「俺らは下で待ってたほうがいいんじゃねーの?」 新名「嵐さん、女子2人がそうはさせねーって顔で見てるっス……」
「一番前乗りてぇ。」
「……冗談だろ?」
「わっかんねー……」
「そんじゃ行くぞ。」
「宇賀神とか?わかった」
「そっ……か。宇賀神、行くぞ。」
「マジかよ……」
「○○、おまえこいつと乗れよ……」
「……」
「宇賀神と? わかったけど……」
「宇賀神と乗んのか?いいけどさ……」
「間が持たねーだろ……」
「一番前、乗るぞ。行こう。」
「花椿とか。んじゃ、行こう。」
「……花椿とな。わかった、行こう。」
「……花椿。笑ったろ、今。」
「マジかよ。花椿、おまえあいつと乗れよ……女同士なんだし。」
「……そりゃねーだろ。」
「花椿と乗んのか。」
「んじゃ行くか。でもこれ、面白くねーだろ。」
「……見てちゃ駄目か、これ。」
「まだ遊び足りねー気がする。でも、大満足だ。」
「大勢で遊ぶのは楽しいよな。よかったらまた誘ってくれ。」
「ハァ……疲れた。じゃ、また学校で。」
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