紺野「〇〇さん。なんだ、君だったのか。」 〇〇「あっ、紺野先輩、設楽先輩。」 設楽「遊園地ってだけでも気が乗らないのに。こんな面子だったのか。」 紺野「そういう言い方するなって。素直に楽しめよ。」 〇〇「ふふっ。今日はよろしくお願いします。」 紺野「ああ、そうだな。」
設楽「〇〇。なんだ、おまえか。」 〇〇「あ、設楽先輩、紺野先輩。」 紺野「今日はよろしく。楽しくなるといいな。設楽も文句言うなよ?」 設楽「わかったよ。いいけど……なんでこのメンバーなんだ。」 〇〇「ふふっ、今日はよろしくお願いします。」 設楽「まあ……いいか。」
設楽「じゃあ、あとでな。」 紺野「次は僕らの番だな。」 〇〇「はい。」 紺野「じゃあ、おもいっきり叫んでこようか。」
設楽「なんだよ、この組み合わせ……」 紺野「これぐらいは、抜け駆けじゃないよな。」 〇〇「抜け駆け?」 紺野「こっちの話。」
設楽「紺野も嫌そうだな……」 紺野「設楽も気の毒に……」 〇〇「え?」 紺野「なんでも。こっちも行くか。」
設楽「紺野、へらへらするな。」 紺野「次は僕たちか……」 〇〇「えっと、大丈夫ですか?」 紺野「ああ、うん。君が隣にいれば、まだ恥ずかしくないかな。」
設楽「じゃあ、また後で。」 紺野「この中にいる間、きっと設楽は文句ばかり言うんだろうな。」 〇〇「そんなこと……ないですよ、たぶん。」 紺野「はは、君もわかってきたな?」
設楽「なんか、面白くないな……」 紺野「観覧車で一緒ってのは、ポイント高いよな。」 〇〇「? 何のですか?」 紺野「はは、こっちの話。」
紺野「じゃあ、君に設楽の世話を任せようかな。よろしく。」 設楽「ほら、行くぞ。」 〇〇「紺野先輩がまだ……」 設楽「すぐ来るだろ。」
紺野「君は、設楽と乗るの?そう……」 設楽「手でも握っててやろうか?」 〇〇「大丈夫です!」 設楽「なんだ、見せつけてやろうと思ったのに……」
紺野「はあ、頑張れ設楽。」 設楽「見ろ、紺野も嫌がってるぞ。」 〇〇「ふふ、文句言わない!」 設楽「言うだろ。まぁ、おまえと一緒なだけマシか……」
紺野「はあ……踏んだり蹴ったりだな。」 設楽「……やけだ。」 〇〇「え?」 設楽「乗らなきゃならないならいっそ見せつけてやる。ほら、来い。」
紺野「設楽。揺らしたりするなよ?」 設楽「……紺野が手を振ってる。」 〇〇「あ、ホントだ。」 設楽「恥ずかしい奴……」
紺野「設楽、いいな……」 設楽「これなら10周くらいしてもいいな。」 〇〇「はぁ……よっぽど好きなんですね。」 設楽「まあ、そうだな。」
紺野「なんだ、設楽とか。あまり文句ばかり言うなよ。」 設楽「なんだってなんだよ。文句言ってるのはそっちだろ。」
紺野「設楽、頼むから帰るなんて言うなよ。……気持ちはわかるけど。」 設楽「……帰る。」
紺野「設楽と2人か……」 設楽「不満そうに言うな。 俺だって好きでおまえと乗るわけじゃない。」
設楽「紺野、行くぞ。一番前がいいんだろ。」 紺野「それか、一番後ろで。」
設楽「……乗りたくない。すごく。」 紺野「……」
設楽「なんで紺野と……」 紺野「まぁ、休憩時間だと思えばいいか……」
紺野「本当に来て良かったよ。またこうやって遊びたいな。」
紺野「今日は楽しかったよ。みんなに感謝しないと。」
紺野「今日は疲れたな、気分が落ち着かなくて……じゃあ、また。」
設楽「たまにはいいもんだな、こういうのも。楽しかった。」
設楽「まあ、楽しかった。また来てもいいな。」
設楽「なんだったんだ、今日……じゃあな。」
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