いつも元気な声までどこかしっとりとしていて、何故だか無性に優越感が湧いて来る。
ピンと立ち上がった突起を親指で擦り上げると、真宵ちゃんはゆっくりと震える吐息を漏
らした。
キョロキョロと視線を揺れ動かす、その混乱振りが初々しい。

突起を指で摘み上げて引っ張ると、吐息の中に「ん……」と、わずかにくぐもった声が混
ざる。
切なそうに太ももを擦り合わせている姿が扇情的で、ぼくは胸の谷間に顔を埋めて深呼吸
した。
ぼくと同じボディーソープを使ったはずなのに、真宵ちゃんは甘い香りがした。
誰も踏み荒らしていない新雪に一番最初に足跡をつけるような高揚感を胸に抱きながら、
彼女の真っ白な肌に赤いシルシを付けて行く。
真宵ちゃんがこんなにふわふわ柔らかいとは思わなかった。
恥じらう姿でさえぼくを誘っているような錯覚を覚えてしまう。

ぼくはいつしか、自分の呼吸が荒くなっていることにすら気付かないほど興奮していた。
半ば夢中で彼女のピンク色の突起にむしゃぶりつくと、彼女はビクリと背を反らした。

「んっ……ん……っ」

こぼれてしまう押し殺した声をどうしたら良いのか分からないとでも言うかのように、真
宵ちゃんは目を覆ったり口元に当てたりと忙しなく手を動かしていた。
それを煽るように突起を吸い舌で転がすと、いよいよ真宵ちゃんは切な気に眉間に皺を寄
せて身悶える。
先端への愛撫を続けながら、ぼくは右手を彼女の肩から乳房、そして脇腹、腰からなだら
かな曲線を描く尻へと滑らせた。
まだ硬さがわずかに残る尻の双丘を撫で上げ、すべすべした太ももをなぞり、指先でごく
軽く触れながら内股へと移動させる。
目指す場所はすぐそこまで迫っていた。
大きく胸を上下させている彼女をチラリと見る。

い、良いのかな……。

ぼくの良心が、そこから先を躊躇させた。

年齢こそ18歳だけど、まだまだ幼い少女である真宵ちゃん。
触れたら傷つけてしまいそうで不安になる。
彼女を傷つけることだけは避けたかった。
だがぼくのオトコの部分がそれに逆らい、早く彼女のオンナを楽しめと頭の中で囁く。

真宵ちゃんは「良い」と言った。
それだけが支えだった。

ぼくは彼女の下半身に跨り、下肢の間に自分の右足を差し入れて膝を閉じられないように
してから、出来るだけ優しく、そっと下着の中心を中指でなぞった。

「なっ……なるほどく……っ!」

真宵ちゃんは普段からは考えられないような弱々しい声で叫び、太ももを強張らせた。
彼女の中心はふにふにと柔らかくて、下着はじゅわりと水が浮き上がるほどに湿っていた。
ほんのわずかに指を沈めて往復させ、一点だけ硬くしこった部分に指を当てると、擦るよ
うにそこを攻め始めた。

ぼくのTシャツを握る彼女の手に力がこもる。
布地越しの微弱な刺激が彼女に新たな感覚を与えているのだろう。
真宵ちゃんの瞳は心なしか潤み、ハァハァと呼吸を切迫させていた。

「真宵ちゃん、気持ち良い……?」
「わかんな……っ」

吐息混じりのそれはほとんど声にならず、変わりに懸命にかぶりを振った。そんな彼女の
言動とは裏腹に、秘芯は硬度を増していく。

早く見たい。そして直に触れたい。

ぼくがさっき買って来た、紺と白のボーダーのパンツが邪魔だった。
邪魔なものは取り払ってしまえ。
再び下着の上から尻を鷲掴みにして散々捏ねたあと、太ももの方から下着の中へと手を忍
ばせる。
張りがあって瑞々しい尻肉の感触を存分に楽しむと、そのままパンツを太ももまで引き下
げた。

「や……!」

突然下半身をあらわにされて驚いた真宵ちゃんは、大事な下着を下げられるまいと反射的
に手を伸ばして来たけど、一瞬遅かった。

とうとう彼女の全てが暗がりに浮かび上がる。

直にぼくの視線に晒されるのは余程恥ずかしいのだろう。
真っ赤な顔を背けてぼくの目を見ようとはしない彼女。
先ほどと同じように右腕で乳房を、そして膝を立てて秘所を隠そうとしたから、ぼくもさ
っきと同じように彼女の右手首を掴んで戒めを取り除いた。
いよいよ恥ずかしくなったのだろう、真宵ちゃんはギュッと目を瞑った。

密かにぼくが気に入っている長い髪は布団に散らばり、白い肌とのコントラストを際立た
せていた。
華奢な首から鎖骨、肩のライン。
大きさこそ小さめではあるけど形の良い乳房と、その頂点で可愛いらしく自己主張してい
る桜色の乳首。
細いウエストとは対照的に、意外と発達している腰回りは存外にオンナの魅力が溢れてい
て魅惑的だ。
そして。
下着を脱がされたことで、恐らく初めて男の目に晒されたであろう、秘部。
淡い茂みが覆う恥丘はふっくらと柔らかそうで、ぼくは思わず生唾を飲み込んだ。

切れ込みに指を挿し入れると、熱く火照ったそこは、蜜を湛えてぼくの指を迎えてくれた。
その蜜をたっぷりと指にまとって秘裂を探ると、弾性に富む粘膜の中で一ヶ所だけ、己の
存在を誇示するかのように硬く立ち上がった彼女の芯を捕らえた。
それを包皮の上から押し込むように揺さぶると、真宵ちゃんは腕で顔を隠しながら切なげ
に溜め息をついた。

懸命に堪えようとするものだから、「ん……っふ……んんっ」と鼻から悩ましげな声が漏
れる。
耳たぶを食み、首筋から鎖骨へと数度舌を往復させてから胸の先端にしゃぶり付くと、彼
女は頭を反らせて大きく息を酸素を求める。
その刺激でまた少し大きくなって愛らしい顔を覗かせ始めた真珠に蜜を塗り付けると、中
指の腹で触るか触らないか程度に軽く円を描くように擦る。
真宵ちゃんの細い身体がしなやかに仰け反った。

「はぁ……ん……っ! んんっ!」

立てた膝がカクカクと震えている。
太ももで留まり開脚の妨げになっている下着を左足だけ抜き取った。
さっき下ろしたばかりの新しい下着の中心には、かすかに泡立った蜜が付着して、その部
分だけ一際色濃くなっていた。

更に下肢を割り広げてぐっと秘部を露出させる。
初めて他人の目に晒されたであろうそこは、充血のために濃いピンクを呈し、ぷくりと膨
らみ包皮から顔を出している秘芯は尖りきっていた。
蜜壺はヒクヒクと戦慄き、絶えず透明な蜜を溢れさせ、甘いメスの匂いを強く漂わせてい
る。

そんな卑猥な光景の向こうによく知った少女の幼い顔が見えて、そのギャップに、ぼくは
呼吸が苦しくなるほどの興奮を覚えていた。
ギュッと閉じられている彼女のまぶたに口づけを落とし、そのままふっくらと柔らかな唇
を吸った。

「……ぅ…………ふ……ん……!」

ぼくに応えて一生懸命舌を絡ませ、唾液を交換する。口を離せばぼくと真宵ちゃんの狭間
で銀の糸がキラリと光った。

「真宵ちゃん……目を開けてよ」
「う、うん……?」

ゆっくりとまぶたが開く。
力が込められていたまぶたは、いつも以上に二重の幅を広くしていた。

「恥ずかしいの?」
「あ……当たり前だよ! 死ぬほど恥ずかしいよ……」
「ぼく、真宵ちゃんのことずっと見てたよ」
「えー……ずっと?」
「うん、ずっと。……だから真宵ちゃんも、ぼくを見ててよ」

戸惑いがちに、でもはにかみながら彼女は頷いた。
鎖骨に唇を這わせたあと、再び彼女の秘所まで顔を下げる。
テラテラと光るそこをじっと見つめると、首を上げてぼくを目で追っていた真宵ちゃんは
小さく首を振った。

「やぁ……! 見ないで……!」

膝を閉じようとするけど、ぼくの頭で完全に閉じ切ることは不可能だ。

真宵ちゃんの言葉とは裏腹に蜜壺はヒクつき、トロリと潤いが増す。
頬を桃色に染め、かすかに開いた薔薇色の愛らしい唇からは吐息とも喘ぎともつかない音
を漏らしている。

伏し目がちの瞳は潤み、恥ずかしそうにチラチラとぼくに視線を寄越す。
その視線は悩ましげで、次を期待する物欲しげな色をかすかに帯びていた。

色気とはついぞ無縁だと思っていた妹のような女の子が、こんなにいやらしい秘所を晒し
ながら淫らに男を誘うような表情をするとは……。
真っ赤になって困ったような顔をしている真宵ちゃんに声を掛けた。

「真宵ちゃんは本当に可愛いなあ……」

眉を下げて益々困った顔になった真宵ちゃんに微笑みかけると、瞳を見つめたまま、わざ
と見せつけるように伸ばして尖らせた舌先で、しこり勃っていた秘芯にそっと触れた。

「ひ……っ!」

その瞬間、真宵ちゃんは息を呑み、触れていた太ももは緊張で硬くなった。
チロチロと突起の先端をくすぐると、真宵ちゃんは「はあ……はあ……」と大きく肩で呼
吸しながら唇を戦慄かせた。
指や唇で皮を剥いて真珠をしっかり露出させ、突出した真珠を上下にこそぐように舐め上
げたり、押し潰したり、逆に吸い上げながら舌で転がして弄ぶ度に、真宵ちゃんは違う反
応を見せた。
手を伸ばして乳房の突起を同時に刺激してやると、彼女は腰を突き出すようにして悦び始
める。

子供のように無邪気で元気いっぱいで、いつも天真爛漫な真宵ちゃんのこんな痴態を、一
体誰が想像するだろう?
幼顔が乱れる姿は想像以上に淫らで、ぼくの独占欲を駆り立て男の部分を刺激する。
すっかり浮き上がって揺らめく腰を抱え込み、蜜が湧く泉に舌を埋めて行く。

「やあああ……!」

ぼくの頭を押さえ付けてそこから逃れようとしたけど、弱々しいその力ではぼくに敵うは
ずもなく、真宵ちゃんの下半身は為す術なくぼくに抱え込まれた。
真宵ちゃんは口に手を当てて声を抑えようと必死の抵抗を試みているみたいだけど、その
頑張りは効を奏さず、甘さを帯びた嘆息が絶え間なく部屋に響く。

「はあ……はあ……っ……んん……はぁ……っ」
「真宵ちゃん……」

呼び掛けるとトロンとした瞳をゆっくりとこちらに向ける。
はぁはぁと肩で呼吸する真宵ちゃんに、これ見よがしに濡れそぼった蜜壺に中指を挿し入
れた。

「う……あ…………あ……」

ぼくの指が胎内に消えて行く様を、真宵ちゃんは戸惑うような声を上げながらじっと見て
いる。
初めて異物を受け入れるそこは想像以上に狭くて、ぼくの指を食い千切らんとキュウキュ
ウと締め付ける。

「痛くない?」

問い掛けたぼくに、真宵ちゃんは小さく「大丈夫」と呟いた。

ゆるゆると抽送を始めると真宵ちゃんの呼吸が再び乱れ始める。
掻き回しながら奥へと進めて行き、彼女の良い部分を見つけようと襞を探ると、真宵ちゃ
んは身体を戦慄かせてシーツをギュッと握り締める手に力を込めた。

初心な彼女の肉体を傷つけないように、様子を窺いながら慎重に指を一本増やして中を調
べて行く。
胎内の前面の壁に沿って少しずつ指を滑らせると、一箇所だけ他の粘膜とは違うザラザラ
した感覚の場所に当たり、折り曲げた指でゆっくりとそこを掻くように刺激すると、みる
みる内に真宵ちゃんの瞳が潤んでいく。

「痛い?」
「違う……けどっ、なんか……なんか……」
「なんか、なに?」
「わかんない……! けどっ…………ッ!」
「変なの?」

躊躇いがちに、こっくりと頷いた。
分からないと言うわりに、秘所から湧き出る水は勢いを増し、ぼくの手の動きに合わせて卑猥な音を立てている。
圧倒的に経験が足りない真宵ちゃんは、強い快感を快感と捉えることが出来ていないのかもしれない。
彼女の呼吸はどんどん上がって行き、とうとうすすり泣き始めてしまった。

「や、やめようか……?」

何か悪いことをしているような罪悪感に襲われて、ぼくは手を止めた。
そのまま様子を窺う。

「どうする? やめる?」
「やぁ……! やめないで……!」

そう言いながら、彼女はもじもじと腰を動かした。
秘所の中を犯したままの指が、奥へと誘うようにククッと締め付けられる。
真宵ちゃんのそこは規則的に蠢き、ぼくを呑み込もうとする。
ねだるようなその仕草は無意識のもののようだった。

ぼくが彼女に大人の悦びを教えているのだと思うと、どうしても昂ぶりが抑えきれなくな
ってくる。
陰茎は既に痛いほど勃起していて、先端からは先走りが溢れているのだろう。トランクス
の中が冷たかった。
ぼくの男の部分が、どうしようもなく彼女を欲しがっている。
その強烈な欲望を、指の動きにぶつける。
あとからあとから蜜は溢れ、ぐちゅぐちゅといやらしい音が部屋に響く。
ぼくの指の動きに合わせて真宵ちゃんの肉体が淫らに踊る。

「真宵ちゃんのココ、凄いよ……」
「やだぁ……!」

泣き顔でかぶりを振る。
そんな姿すらも男を煽るだけだということを、彼女は知らない。

「んっんっんんん……!」

必死で歯を食い縛っていた真宵ちゃんの肉体が不意に仰け反り、ほぼ同時に中を弄んでい
た指が締め付けられた。

「────っっ!!」

どの位そのままだったろう。
息を詰めた顔は真っ赤になり、仰け反った身体が大きく数回痙攣した。
挿し入れたままの指を更に奥へと咥え込むように、膣が蠕動する。
それが落ち着くと、彼女はハァッと息を吐き出し、力が抜けたようにくったりと布団に沈
み込んだ。
瞳を閉じたまま、呼吸が整うのを待っているらしい。どこかぼんやりとした目を向けた。

「大丈夫?」
「う……ん……。なんだろ、……何か……変になっちゃって……」
「気持ち良かった?」
「……ワケ分かんなくなっちゃったけど、多分……」

どうやらぼくは、あまりコトを理解していないままの彼女を無理矢理イカせてしまったよ
うだ。
彼女の痴態に、ぼくは限界だった。先走りのシミを作ってしまったトランクスを脱ぎ捨て
た。

******

「……真宵ちゃん、そろそろ良い?」

彼女に覆い被さり、耳元で囁くように確認すると、真宵ちゃんは弱々しくぼくの胸を押し
返した。

「な、なるほどくん。ちょっと待って……!」
「うん……?」

やっぱり怖いのかな。
そう思ったのも束の間、彼女の可愛い口から飛び出たのは思いがけない言葉で、今度はぼ
くが狼狽える番だった。

「その前に、その……あたしも見てみたい」
「え。……何を?」
「んと……なるほどくんの、アレ……?」

もじもじと下を向く真宵ちゃん。

「アレって……コレ?」

腰を突き出し彼女自身をつついてやると、「ん……っ」とかすかに眉を顰めて身を捩らせ
ながら頷いた。
一瞬戸惑いつつも彼女から離れると、ぼくの胸を押していた手がおずおずと下腹部に降り
てきた。

「……ッ!」

恐々と伸びて来た指先がぼくの先端に触れ、そしてすぐに引っ込められた。
チラチラとぼくの下腹部に目を向けている。

「す、すご……。さつまいもみたい……。でも、硬いんだね……?」

心底驚いたのだろう。真宵ちゃんは目を白黒させている。

その顔にまたぼくの嗜虐心がムクムクと湧き始めた。
引っ込めたまま行き場を失っていた彼女の手を取り、己に導き擦り付けて、耳元で囁いて
やる。

「真宵ちゃんに挿れたくてこんな風になっちゃったよ」
「ひゃ……ッ! ……なるほどくんの……すけべ! へんたい!」

「知らなかったの? ぼくはスケベな上、どうしようもない変態だよ」
「開き直ったね、なるほどくん……」
「男がスケベじゃなかったら、人類は滅んじゃうじゃないか」
「うう……」

悔しそうに呻きながらも真宵ちゃんの指はイジイジとぼくを弄ぶ。
多分それは手持ち無沙汰な時にやってしまう癖や仕草と変わらない行為なのだけど、ぼく
にはもどかしく焦れったい快感をもたらす。
堪らず彼女の手に手を重ねて陰茎を握らせると、上下に扱くように促した。

「わ。わ。熱いよなるほどくん……」

恥ずかしそうではあるが、真宵ちゃん持ち前の好奇心の強さからか、チラ見ながらもしっかり観察しているようだ。

「それに……こんなに太いの……? こんなの入んないよ……」
「……それが入るようになってるんだよ。──真宵ちゃんのココも、ね」
「……っ!」

最終更新:2020年06月09日 17:38