286 名前:1/2投稿日:2008/05/08(木) 01:13:28 ID:???
すっかり出遅れてしまったがせっかく書いたので流れを読まず投下
キラ「来るよ、黒いラクス来るよ…怖いよ怖いよgkbr」
ガロード「あーあキラ兄またやってるよ」
ジュドー「毛布に包まっちゃって、まるで『新兵がかかる病気』のアムロ兄さんじゃないか」
アムロ「……とうとうお前に真実を話すときが来たか」
キラ「…?」
アムロ「お前の言うとおりだ、キラ。黒いラクスは確かにいる。」
キラ「っ!兄さん、わかってくれたんだね!」
ロラン「ちょっ、アムロ兄さんっ!何いってるんですか!」
シン「ラクスさんが可哀想だろっ!」
アムロ「落ち着けお前たち。黒いラクスはいる。が、白いラクスもいるんだ」
キラ「ミーアのこと?ミーアはラクスとはちがうよ!」
アムロ「いや、ミーア・キャンベル嬢ではない。わかりやすく本人たちに来てもらった」
白ラクス(兄弟スレラクス)「キラの具合が悪いと伺ってお見舞いに来たのですが…この方は?」
黒ラクス(?)「昔・・・母に言われました。貴女は世界のもので・・・そしてまた・・・世界は貴女のものだと」
キラ「電波だっ!毒電波が僕を…っ!あぅ…」
白ラクス「キラ、しっかりなさってください…!(うずくまるキラのそばに寄り添う)」
黒ラクス「でも私たちも今は戦うしかありません。
夢を見る、未来を望む。
それは全ての命に与えられた生きていくための力です。
何を得ようと、夢と未来を封じられてしまったら、
私たちは既に滅びた者として、只存在することしか出来ません。
全ての命は未来を得るために戦うものです、戦って良いものです。
だから私たちも戦わねばなりません、今を生きる命として。
そのためにも…早く戦争になぁれ~♪」
カミーユ「ぐっ…!何だこの邪気は……」
ウッソ「これがキラ兄さんの言っていた『黒いラクスさんの毒電波』ですか!」
シーブック「間違っている…いや、間違っているのはこちら…?彼女は、世界で、世界は…正しい?」
キラ「うわぁぁぁ!!!だから言ったんだ!みんなラクスに洗脳されてしまうんだ!!」
アムロ「落ち着けキラ!わかるだろう。今お前に寄り添っているラクスは、本当にお前を心配している。
肩に添えられた手の暖かさを、人の心の光を、感じるだろう?
そのラクスは純粋なんだ、純粋なんだよ…」
キラ「に、兄さん…(顔を向け)ラクス…。でも…、黒いラクスもいるんだ。ミーアみたいに髪飾りが違うわけでも、体形が違うわけでもない。
僕はラクスに会うたびに今会っているのはどっちだろうと疑心暗鬼になる。
それじゃあ結局今と変わらないじゃあないか!」
アムロ「いやまったく同じというわけではない。見分け方がある」
キラ「見分け方?いったいどんな」
アムロ「黒いラクスは・・・」
一同
アムロ「眉毛が二股に分かれている」
シン「あっ本当だ」
ガロード「これは気づかなかった」
ジュドー「いやー盲点だねぇ」
ヒイロ←ちょうど帰宅したところ「なぜそんな格好をしてうちにいるんだ、ドロs…」
カミーユ「ほら、そっちのラクスさんに謝れよキラ(ヒイロの口をふさぎながら)」
ロラン「そうですよ。あっ、ここじゃ落ち着かないでしょうから部屋に行くといいですよ。
後でお茶もって行きますねー(キラ・ラクスの背中を押しながら)」
トタトタトタ、パタン
287 名前:2/2投稿日:2008/05/08(木) 01:15:41 ID:???
inキラの部屋
キラ「・・・・・・」
ラクス「・・・・・・」
キラ・ラクス「「・・・あの・・・」」
キラ「あっ・・」
ラクス「あら・・・」
キラ「なに・・・?」
ラクス「いえキラからお先に」
キラ「いいよ、ラクスから」
ラクス「いえキラから」
キラ「・・・・・・」
ラクス「・・・・・・・」
キラ・ラクス「「ぷっ・・・!」」
キラ「ははは、はははははははは・・・!」
ラクス「ふふっ・・・」
キラ「なんだか、すごく馬鹿なことに時間を費やしてたみたいだ」
ラクス「えっ?」
キラ「ラクス、ごめんね。僕は今まで、ラクスのことさっきの黒いラクスだと思っていたんだ」
ラクス「まぁ」
キラ「一度疑ってしまったら泥沼みたいにそこから抜け出せなくなって、どんどん、どんどん周り中敵だらけに思えてきて」
ラクス「今は、大丈夫ですの?」
キラ「うん。アムロ兄さんに言われて、ラクスの顔をちゃんと見たら、わかった。僕を心配してくれているラクスの目に嘘はなかったから」
ラクス「よかったですわ」
キラ「ラクス・・・(ラクスの手をとって)」
ラクス「は、はいっ・・・(ぽっ)」
キラ「僕は弱い人間だから、これからも迷ったり、間違えたりすることがあると思う。そんな時でも、今日みたいに君がいてくれたら
僕はまた歩き出すことができると思うんだ。だからずっと僕のそばにいてくれる…?」
ラクス「はい・・・はい!わたくしも…ずっとキラのそばにいたい…」
キラ「ラクス…!」
ラクス「キラ…!」
ハロin物陰「…(ジー)」
in居間
ウッソ「どうやらうまくいったようですね」
カミーユ「正常になったとたんこの糖度。これは戻さないほうがよかったかな?」
ロラン「そんなことはありません!ラクスさんも幸せそうだし、これで良いんですよ」
ガロード「いいなぁキラ兄。俺もティファと…」
ジュドー「止してくれよ。大型桃色台風が2個同時発生なんて
変態兄弟じゃなくても冗談じゃないぜ!」
ヒイロ「そうか、このためにお前は呼ばれたんだな、ドロシー」
黒ラクス(ドロシー)「うふふふふ、結構楽しかったわ」
アムロ「協力ありがとう。本当に君のおかげでキラは妄想から抜け出すことができたよ。迫真の演技だったね」
ドロシー「半分は本音だもの。それでは私はこれで」
シン「本音って…あの電波が?(絶句)どうしてこううちの家族の周りには変なやつしかいないんだ――!」
マイ「まぁうちも十分変ですからね」
アムロ「いたのか、マイ」
マイ「ええずっと」
シーブック「そうか正しいんだ…彼女は…彼女を信じていればうまくいくんだ…そうすれば…きっと10年も待たなくてもセシリーと…」
表記揺れ等見苦しい点あると思いますので、よろしければご指摘・ご指導よろしくお願いいたします
初ネタ投下でした
最終更新:2013年09月15日 14:03