500 名前:すれ違いな温泉旅行!?1投稿日:2008/06/08(日) 10:14:26 ID:???
温泉旅行当日…
バーニィ「えーと…あと2分だな…ちょうどいいかな?」
クリス「あ!あれかしら……あれ?バーニィ…」
バーニィ「やあクリス、迎えに来たよ」
クリス「…え、ええ(やだ…勘違いしてた)」
バーニィ「…?じゃあ行こうか(なんか元気がないなぁ…)」
そのころ兄弟家では…
ロラン「あれ?シーブック…どこか行くの?」
シーブック「ああ…ちょっと今日は帰ってこないかもしれない」
ロラン「そう…じゃあ気をつけてね」
シロー「久々のデートが温泉旅行か」
アイナ「ええ、行きましょう」
ノリス(運転手)「では行きましょうか」
ガロード「温泉か…恥ずかしいねティファ」
ティファ「そうね…」
501 名前:すれ違いな温泉旅行!?2投稿日:2008/06/08(日) 10:14:59 ID:???
温泉旅館にて…
クリス「さーて、まずは温泉に入りましょうか」
バーニィ「そうだね…じゃあ部屋に行くよ」
クリス「あら?部屋に温泉があるのよ」
バーニィ「……!?(想像しちゃだめだ)」
クリス「………(アムロさんならどうしたのかしらね?)
バーニィ「い、行こうか…(また元気がなくなってる…自信なくすな…)」クリス「ええ」
シロー「ふーん、ギニアスさんはノリスさんが邪魔をしてるのか」
アイナ「はい、だから平和に来れました」
シロー「さて、温泉に入りに行こうかな」
アイナ「部屋の温泉ですね(効能は部屋のですからね)」
シロー「あ、ああ(なんだ?アイナからオーラが…)」
ガロード「しかしよくお金があったよな」
ティファ「ジャミルさんがくれたから…」
ガロード「ふーん…優しいな…羨ましい」
ティファ「じゃあ温泉に行きましょう」
シーブック「セシリー、日帰りは無理だね」
セシリー「狙っていたんじゃないの?」
シーブック「まさかぁ…(狙ってるよ)」
セシリー「とりあえず行きましょうか(読めてるわよ…)」
502 名前:すれ違いな温泉旅行!?3投稿日:2008/06/08(日) 10:16:54 ID:???
クリス&バーニィ組
クリス「気持ちいいわよ。バーニィも来たら?」
バーニィ「いいってば!?」
クリス「クスクス(きっと赤くなってるわね)」
バーニィ「ったく…(行きたいけど…行けない…)」
クリス「で、上がったんだから入れば?」
バーニィ「う、うん(うわぁ…綺麗だなぁ…)」
今のバーニィの目には艶やかなクリスしか見えてない…
バーニィ「ふぅ…気持ちいいなぁ…」
クリス「でしょ?」
バーニィ「そうだね…って、クリス!?」
クリス「背中でも流そうと思ってね」
バーニィ「あ、はい…お願いします…」
クリス「素直でよろしい」
バーニィ「………(よかった元気になったみたいだ)」
クリス「………(私と旅行に来たのが嫌だったのかしら…元気がない…)
シロー&アイナ組…
シロー「アイナ…気持ちいいな」
アイナ「ええ、気持ちいいです」
仲良く2人で温泉に浸かっていた…
ガロード&ティファ組…
ガロード「ティファ…逆上せちゃうよ」
ティファ「大丈夫…そろそろ上がるから」
シーブック&セシリー組…
シーブック「セシリー…いつまで入ってるんだい?」
セシリー「いいのよ、逆上せないから」
シーブック「そう…(やっぱり一瞬には無理か)
503 名前:すれ違いな温泉旅行!?4投稿日:2008/06/08(日) 10:17:43 ID:???
旬のとれたてな食事を食べ終えた2人は
旅館につきものな卓球を始めていた。
クリス「ふふ、ただやるだけじゃつまらないわね」
バーニィ「え…じゃあどうするの?」
クリス「負けた方は勝った方の言うことを一回聞くことでどう?」
バーニィ「いいよ(勝ってクリスに何が不満か聞こう!)」
クリス「いくわよ(勝ってバーニィに元気がない理由を聞こう!)」
勘違いの産物により、白熱したゲーム展開が繰り広げられた。
いつしかギャラリーが増え始め、歓声が上がる。
しかし、ようやく決着がついた…勝利したのは…
クリス「私の勝ちのようね」
バーニィ「うん…負けたよ」
クリス「じゃあ部屋に行きましょうか?」
バーニィ「え!?う、うん…」
2人は部屋へと帰っていった…
余談だがその後三組も卓球をしたらしい…
×シロー×アイナ○
×ガロード×ティファ
×シーブック×セシリー○
野郎全員は勝ちを譲ったとか譲らないとか…
504 名前:すれ違いな温泉旅行!?5投稿日:2008/06/08(日) 10:18:25 ID:???
クリス「じゃあバーニィ、罰ゲームよ」
バーニィ「ああ…わかってるさ」
クリス「じゃあ、何で元気がないか教えて」
バーニィ「…え!?それは…自信がないからさ」
クリス「何の自信よ?」
バーニィ「…言えない(クリスを喜ばせるなんて…)」
クリス「そう…ちょっと出かけてくるわね」
バーニィ「行ってらっしゃい」
クリス(バーニィ…そんなに私と来るのが嫌だったのかしら?)
バーニィ(大浴場ですべてを忘れよう…)
この旅館の大浴場は時間帯で男女が入れ替わる。
理由は部屋に温泉が付いているので入る人がいない…
だから一つの大浴場でも問題ないのである…
505 名前:すれ違いな温泉旅行!?6投稿日:2008/06/08(日) 10:31:55 ID:???
バーニィ(さて…今の時間は男だな…入るか)
バーニィはそそくさと服を脱ぎ、手ぬぐい一枚を持ち
静かに大浴場へと入っていった…
バーニィ「ふぅ…気持ちいいなぁ…貸し切り同然だし…」
確かに周りを見渡しても誰もいない。
と言うか湯煙がヒドすぎるだけな気もするが…
バーニィ「クリスも入りに来ればよか……!?」
湯煙が一瞬晴れたことにより、視界が広がる…
バーニィの視界にはクリスが……入っていた。
バーニィ「な、な、な!?」
クリス「な!?」
バーニィ(手ぬぐいは!?落とした!?探さなきゃ!)
クリス「バーニィ、ちょっと!?」
バーニィ「ごめん!?手ぬぐい探したらすぐ上がるから」
クリス「…いいわよ慌てなくて…ゆっくり探して」
バーニィ「…わかった…ありがとう」
クリス「それより、私と話さない?」
バーニィ「え…ああ、うん」
ちなみにこの旅館のオーナーの息子は大のいたずら好きで
看板も息子のいたずらで入れ替えられていたそうだ。
506 名前:すれ違いな温泉旅行!?7投稿日:2008/06/08(日) 10:33:16 ID:???
クリスはバーニィといろいろなことを話していた…
バーニィとの出会い(あれも勘違いから始まってるね)
初めてのデートの思い出と初めてのキス…etc
クリス「本当にいろいろあったわね」
バーニィ「ああ…今から思うと恥ずかしい…」
クリス「今日の旅行…最初はアムロさんと行くと勘違いしてたんだ」
バーニィ「だから元気がないように感じたのか…」
クリス「でもさ…バーニィと来れてよかったと思うんだ」
バーニィ「俺もクリスが楽しくないかと勘違いしてたんだ」
クリス「だから元気がなかったのね」
バーニィ「でも違ったみたいでよかった」
クリス「ねぇ…バーニィ、あなたになら…」バチャ!
バーニィ「…クリス!?」
クリスは逆上せたららしく、気を失ったようだ…
バーニィ「………(どうやって部屋に運ぼう…)」
その後いろいろなことを経て、クリスは布団の上で寝ていた…
バーニィ「まだ、俺らには早かったのかな?」
バーニィは1人で呟いていた…
507 名前:すれ違いな温泉旅行!?8投稿日:2008/06/08(日) 10:33:44 ID:???
翌朝…
クリス「昨日は迷惑だったかしら?」
バーニィ「恥ずかしくて大変だったよ」
クリス「あの後取り乱して悪かったわね」
バーニィ「いや…当たり前の反応でしょ」
クリス「そうね…さ、帰りましょうか」
バーニィ「うん」
2人は少しだけ仲良くなって旅行が終わったようだ…
終わり?
シロー&アイナはかなり関係が進んだようだ…
ガロード&ティファはまだまだ初々しい様子。
シーブック&セシリーは10年はかかるねw
終わり
最終更新:2013年09月16日 23:13