246 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/07/30(水) 16:22:31 ID:???
どうも魂魄百万回生き返った217です。ネタ投下します。兄弟出てないけど許して下さい
その時既にミネバは覚醒していた。楽しい夢の世界は終わり、
今日も元気な一日が始まるのであった。
寝ぼけ眼のミネバ。誰かに起こされた事が解った。いったい誰だろう?
????「ミネバ様…起きて下さいまし…」
柔らかな朝日に包まれて、ミネバがその日初めて見たのは、
まるで聖母のような微笑みを浮かべ、かわいらしいメイド服に身を包んだ
エ ギ ー ユ ・ デ ラ ー ズ だ っ た
ミネバ「………………………………………いやああああああああああ!!!!!」
その日初めての警報が鳴った。レベル5。当主ザビ家の人間の悲鳴等、
直接的な危機を感じたときに発動する、ザビ家防犯特殊部隊のマニュアル、
最大レベルを知らせる鐘が館中にこれでもかと響き渡った。
真っ先にミネバの部屋に入ったのは、青と緑のメイド服をまとったガトーだった
ガトー「ぬええええええい!!!!(ドアを突き破る)どうなされましたかミネバ様!!」
デラーズ「おお、ガトーよ。見てくれ、ミネバ様が泣きやまんのだ。」
ミネバは恐怖に怯えていた。父ドズルの派閥に属するジオンの人間が何故こうも
気持ちの悪い格好で部屋にいて、なおかつ自分を起こしているのだろうかと。
そう思っているうちに次々とその身にメイド服をまとったジオンの漢が部屋に入ってきた。
コンスコン「いったい何があったのだ!!」
デラーズ「うむ、私がミネバ様を鄭重に起床させたら、あのように…」
ガトー「私思うに、ミネバ様はニュータイプでおられる。」
コンスコン「まさかこの部屋に侵入者が!!!!」
ミネバ(侵入者はお前達だあああ!!)
一向に収まらぬ恐怖、そして自分の部屋の中に侵入者がいないかと探し回る(一見荒らしている)
メイドム×12機。色々つっこみたいのが目の前のメイドジオン漢共への恐怖でかき消される。
やっとホントのメイド(女性)が来て安堵に浸れたミネバ。
彼女らの胸の中でしきりにミネバは「ハマーンを読んでくれぇ」と泣きやまなかった。
この事件は幼きミネバの心に深い傷を負わせた。
しかしこの日は、もっと恐ろしい事に出会ったのだ……
280 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/07/31(木) 11:49:01 ID:???
その夜、ザビ家にて
キシリア「全く、年頃の女の子の部屋にあれだけむさ苦しい男共を入れる方が可笑しいのです」
ミネバ「………」(うなずく)
ドズル「ミネバ、父さんが悪かった。もう二度と彼奴らを部屋に入れさせはせん」
ガルマ「兄さん、それは言い過ぎでは…」
ドズル「だから父さんを嫌いにならないでくれ(泣)」
ミネバ「………………(汗」
ガルマ「出た、兄さんの親バカ」
デキン「なあ、皆もうミネバも一人で眠れる位大きいと思うのだが」
キシリア「いえ、最近の変態は多数の策を投じてきます」
ガルマ「ですから警備は厚い方がよいでしょう」
ドズル「よし!!ミネバ!!久しぶりにワシとゼナとで一緒に寝よう」
ガルマ「いや!!この年でまだ親と一緒に寝ているとわかれば、学校で馬鹿にされるかも知れない!!ココは私と…」
キシリア「やめえい!!見苦しいわ!!」
デキン「なあ、やはり一人で寝かせた方が…」
ギレン「老いたな、父上。ミネバは見る限り一人で寝るかどうかよりも
誰と寝るかどうかを問題にしたいように見える」
ミネバ(鋭い!流石職業独裁者)
ギレン「確かにこの蒸し暑い最中、二三人で一緒に添い寝など暑苦しいだけでしかない。ならば」
がさごそ
ギレン(上ランニング下青縞トランクスいわゆるニートギレン)
「このように涼しげな格好ならミネバと添い寝しても………」
ドズル「やらせはせん!!このおれがイルカ切り!!やらせはせんぞぉぉ!!!!」
ガルマ「私とてザビ家の男だ。ジオングループに栄光あれぇ!!」
キシリア「兄上も甘いようで………」
デキン・ザ・グレート「できぃいん水爆頭突きぃいい!!!」
ギレン「皆、冗談はよせ………」
ミネバ「……寒い、ココに後何年………」
ザビ家の面々は皆過保護だった。変態からミネバを守るために
ミイラ取りがミイラになる如く、あえて変態なってミネバを守ろうとしたのだ
ミネバ「これがザビ家の血の宿命…………」
こうしてミネバはハマーンなどの自分が信頼できる一部の者を率いて
アクシズ家を構えたのであった
最終更新:2013年09月18日 19:02