794 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/09(土) 00:23:09 ID:???
シャクティ「ティファさんティファさん。突然ですが黒くなってください」
ティファ 「シャクティ…紫外線は、お肌の天敵…です」
シャクティ「日焼けの事じゃありません。
      実は皆が私の事を黒い黒いとおっしゃるんですよ、どう思われますか?」
ティファ 「…肌の色は、黒いほうだと思いますが…」
シャクティ「性格の話です。実際、おうちが貧乏だから頑張ってお金を稼いだり、
      出来るだけ節約しようというのは美談の類に入るのに、
      なんで性格が黒いと言われるのでしょう?」
ティファ 「貯めたお金は、何に使っているんですか?」
シャクティ「もちろん私たちのアイドルデビューの為の資金に…っと、なんでもありません。
      とにかく、何か原因があるに違いありません」
ティファ 「アイドルデビュー?」
シャクティ「そこで私は考えました。ティファさんが白すぎるからだと」
ティファ 「……アイドルデビュー?」
シャクティ「つまり、ティファさんが白すぎるせいで、一緒にいる私が相対的に黒く見えてしまうわけです。
      というわけで、ティファさん、黒くなってください」
ティファ 「黒く…ですか?」
シャクティ「難しい事ではありません。少しだけ自分の心に素直になればいいだけです。
      例えば、浮気者のガロードさんをミンチにしたいとか、
      逆にガロードさんとの関係を認めてくれない方々をサテライトキャノンで吹き飛ばしたいとか、
      アイドルに憧れてテレビに出たいとか、
      時々訳もなくシャギアさんとオルバさんを地下室に閉じ込めたくなるとか、
      そういう気持ちを現実にすればいいだけです」
ティファ 「………ガロードはいつでも私の事をまっすぐに見てくれるから…不満は何もありません。
      ジャミルやルチルさんも、私たちの仲は、その…応援してくれています。
      アイドルはちょっと…目立つことは、苦手なので…
      それから…家には地下室はありませんが…」
シャクティ「ならこうしましょう。明日一日だけティファさんは私の行動パターンをトレースしてください。
      もちろん誰にも内緒で」
ティファ 「……要は、物真似ですか?」
シャクティ「そう捉えていただいて結構です。私も、明日はティファさんの行動をトレースしてみます」
ティファ 「……分かりました。やってみます」

795 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/09(土) 00:23:44 ID:???
  ……2日後

シャクティ「…ティファさん、どうでしたか…?」
ティファ 「ご飯の量が…多くて…お腹いっぱいです…」
シャクティ「…こっちは逆にお腹すきました。毎日あれだけで良く足りますね…」
ティファ 「畑仕事…しんどかったです。ガロードが手伝ってくれましたが…」
シャクティ「何時間も絵を描き続けるって疲れますね…」
ティファ 「ガロードに…私から…その、逃げられると…思わないことねって言ったら…
      真っ赤になって、倒れてしまいました…」
シャクティ「私はどこにいてもあなたの事が感じられるってウッソに言ったら、
      真っ青になって倒れちゃいましたよ?」
ティファ 「………」
シャクティ「………」
ティファ 「難しいですね…」
シャクティ「さてと、気分転換にどこかに遊びにいきますか」
ティファ 「アルバイト以外でお願いします…」



アムロ 「ガロードはさっきから何で唸っているんだ?」
ロラン 「さあ?きっとティファさんと何かあったんじゃないですか?」
ガロード「てぃ、ティファからあんな大胆な台詞がッ!…いやまてッ落ち着け…落ち着くんだ俺!!
     何かの冗談かもしれないし…エイプリルフール?違うよな?…夢?でもないよな?
     あ~、何であの時倒れちゃったんだよ~」

シロー 「ウッソはさっきから何で怯えているんだ?」
セレーネ「さあ?シャクティちゃんと何かあったんじゃないの?」
ウッソ 「しゃ、シャクティからあんな恐ろしい台詞がッ!…いや、冗談…冗談だよよね?
     もしかしたら今この時のこの行動も見張られて…ヒイッ!!
     あ~、何であの時倒れちゃったんだ~!?」

シャクティ「クシュン!…風邪ですか?」
ティファ 「クシュッ!…誰かが…噂してるのかも…」

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最終更新:2013年09月18日 20:09