古いアルバムを見ていたアムロとアル。
アル「これは誰?」
アムロ「ああ、ジュドーだよ」
アル「じゃあ、ジュドー兄ちゃんが抱いている赤ん坊は僕だね」
アムロ「いや、この赤ん坊は……、妹なんだ」
アル「うちに妹がいたの?」
アムロ「そろそろ話してもいいころかな。アル、よくお聞き」

そう言って、アムロは次のような話をした。
アルが生まれる前、小さい頃のジュドーとシーブックは捨てられた赤ん坊を見つけて、家に持ち帰る。
ジュドーとシーブックは捨て子に「リィナ」という名前を付け(シーブックは「リィズ」と言う名前を付けようとしていたが)、妹として育てようとした。
しかし、両親と兄弟が反対。
孤児院に引き取られることになったのである。

アムロ「その子は結局、リィナと名を付けられ、孤児院で育てられたんだ。アルバムの写真は拾ってきたときの記念でね。
二人は暇になると彼女に会っている。
それに、将来学校へ行かせようと、妹の学費をためているし」
アル「その子、血はつながっていないけど妹なの?」
アムロ「ああ、リィナは妹だ。二人はそのつもりだし、リィナも二人を実の兄のように慕っている」
アル「ねえ、その子に会わせて!!」
アムロ「うーん、家には呼んだことが一度も無かったな。招くとするか」

兄弟の家に招かれたリィナ。
リィナ「初めまして。お兄ちゃん!」
一同「お、お兄ちゃん?」
リィナ「ジュドーお兄ちゃんやシーブックお兄ちゃんの兄弟でしょ。だから、私の「お兄ちゃん」です」
一同「なんかわからんが、イイ!!」
シャア・ゼクス・ギレン「萌えー!」
アムロ「貴様ら、アルテイシアとリリーナとキシリアという妹がいるくせに!」
シャア・ゼクス・ギレン「『兄さん、お兄様、兄上』では萌えられんのだよ」
ヒイロ「消えろ!」

リィナ「今のは?」
シーブック「ははは、演説が得意な人類の敵だよ。それより、家の中を案内しよう」
リィナ「お兄ちゃんのお友達なの?」
シーブック「違う!!」

(ロランの場合)
ロラン「さて、洗濯物を取り込まなくちゃ」
リィナ「あ、私がやっておきます」
ロラン「じゃあ、僕は料理の支度を」
リィナ「私が準備しておきます。得意なんです。料理」

この時、胸の中にわき上がる、嫉妬によく似た感情にロランは困惑するのだった。

(アルの場合)
アル「僕、今日、お姉ちゃんとお風呂入りたいなー」
リィナ「じゃあ、アルくん、背中の流しっこしようか」
兄弟一同(の心の中)「なにーーーー!」
ぼかーん
ジュドー「あ、風呂がすすだらけだ。今日は風呂が使えないぞ」
ヒイロ「……任務完了」
兄弟一同(の心の声)「ナイスだ、ヒイロ!!」
アル「じゃあ、銭湯で流しっこしようよ、お姉ちゃん」
ドモン「爆熱ゴッドフィンガァァーー、(アルの頭をわしづかみ)ヒートエンド!……、おい、熱があるぞ」
シーブック「どれどれ、あ、ホントだ。熱がある。風邪をひいたから、今日はお風呂は入れないな。アルは」
兄弟一同(の心の声)「ドモン、天才!」

とりあえず、ここで終り。他の兄弟との絡みはみなさんにお任せします。


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最終更新:2018年10月23日 10:09