アスラン「すまない、キラ、こうするしかなかったんだ」
ラクス「キラ様、よく似合ってますわ」
キラ「(どーせ、僕はこういう役回りなんだ……)」

ジュドー「トトカルチョの方と、委員会の方は話を通して来た」
ガロード「キラ兄ちゃんもカガリさんとフレイさんに手を回して
  兄ちゃん説得させるように手回ししたよ(多分、ラクスさんと
  アスランさんあたりが説得してるだろうけど)」
ジュドー「いやー、キースさんと利害関係が一致してよかった」

ロラン「えっ、僕はこの学校の生徒じゃありませんよ、売り子さん
  やらなきゃいけないからできません」
ジュドー「そう言わずにさ、学外からの推薦受けてるんだから、
  コンテストの間は、俺らが店見てるから」
ガロード「そうだって、コンテスト終わってからなら、売上激増
  するから安心しなって、キースさんの期待裏切れないでしょ?」
ロラン「そ、そうだけど……」
ジュドー「はい、一命様ご案内~」

今年ミスコンが行われないということで、トトカルチョで荒稼ぎを
狙っていたジュドーとガロードは実行委員会に掛け合って、
『ミスター女装コンテスト』
を開くように手回しした。
『誰もでないと困るので各クラス一名以上参加すること』という
コンテストルールを作って、キラを出場させて、キースと共謀して
ロランを出場させた。

ジュドー「写真は頼むぜ、ウッソ、へへ、完璧完璧、これで
  後で写真を売れば……」
ガロード「分け前は当分だぜ」
ウッソ「ごめんね、兄さん達……」

お祭りを利用して、問題児たちが暗躍する……

キラ「(なんで、突然の話のはずなのに、カガリの服セットが……)」
ロラン「(学外推薦……グエン様に、キース!?)」
キラ・ロラン「謀られた……」

<ヒイロの場合>
最後まで、リリーナはミスコン(ミスター女装コンテスト)に反対していた
リリーナ「ヒイロ、本当に出場するのですか?」
ヒイロ「キラは倒す、次はロランだ、それで、コンテストは終わる。これがお前のために
  してやれる唯一つのことだ」
リリーナ「ヒイロ……」
ヒイロ「気にするな、リリーナ。プライドなんて安いものだ……特に俺のは。」

<カミーユの場合>
先生「誰かが、ミスコンに出なければならないわけだが―――」
ジェリド「やっぱりここは、女みたいな名前の―――――
カミーユ「カミーユが男の名前でなんで悪いんだ!」

切れたカミーユがジェリドを殴りつけて気絶させる。
ジェリドが気がついたとき、ミスコン出場者はジェリドに決まっていた。

ジェリド「カミーユ!、お前は俺のぉおおおお―――

<ニコルの場合>
イザーク「まさか、キラを出しといて、反対はしないよな、アスラン」
ディアッカ「そうそう」

ニコル「……なんで僕がミスコンにでなきゃいけないんですか?うちのクラスは
  キラがでるんでしょう?」
ディアッカ「いや、格ゲサークルとして、ニコルはでる」
ニコル「サークルには出場義務はないでしょう?アスラン、何とか言ってください」
アスラン「すまない、ニコル……」
ニコル「アスラン……?」

ジュドー「で、うちのクラスも…だったな。」
ビーチャ「もちろんジュドーだよな。」
ガロード「言い出しっぺだしね。」
ジュドー「しまったぁぁぁぁぁ」


キラ「酷いよ…アスラン。」
ロラン「何でこんな事に…。」
ジュドー「肝心な所を…くっ・・。」
ヒイロ「……」
ジェリド「キラ、お前を超えないと(ry)」
二コル「アスラン…なんで…?」
キラ「二コルもアスランの推薦で・・?」
二コル「ええ…。お互い大変ですね…。」

ジェリド「いっ、」
ロラン「ちょっと我慢してください」

カミーユに殴られて青あざになっているジェリドを手当てするロラン

ヒイロ「(目標確認、ロランは、エプロン姿の売り子スタイル、キラはミリタリー
 ルックに金髪のかつら、ならば……)」

キラ「(うう、なんで僕が……ヒイロのドレス、いつぞやのパーティーのだ)」
カガリ「キラ(そっと)」
キラ「(カガリ……どうしたの?)」
カガリ「(アスランに頼まれた、変わってあげるから、影で交代しよう)」
キラ「(ありがとう……いい友達をもったよ)」
カガリ「(馬鹿……礼ならアスランに言え)」

変わろうとするキラとカガリ。

ジュドー「どこいくのかな?兄ちゃん?」
キラ「えっ?ジュドー」
ジュドー「兄ちゃんがカガリさんと交代するなんて予測済み。見た目はわからなく
  ても、話し掛ければ、一発だよ」
キラ「ジュドー、見逃してよ」
ジュドー「だめ、だいたいキラ兄ちゃん、シーブック兄ちゃんまきこんだだろ?
  今更一人逃げるなんて、ずりぃよ」
キラ「はい……」

シーブック「なんで、ここにいるんだろ……」

キラ「(バレちゃった・・・。)」
カガリ「(そうか・・・。)」
キラ「(これをアスランに渡しといて…。)」
カガリ「(分かった。)」
キラはカガリにメモを渡す。
そして
アスラン「誰かが撮影をして、どこかに広めそうだから撮影を妨害するように細工してくれ・・か。なるほどな。」
ラクス「ちょうどスポットライトを逆光になりやすい位置に移動させて、私のハロのジャミング装置を使えばいいですわ。」
カガリ「私も撮影してる馬鹿がいたらしっかり狙撃してやるよ。」

ジュドー「フンフーン」

キラ「ロラン兄さん、ジュドーなんか勘違いしてるよ……化粧の仕方教えてあげてよ」
ロラン「そうだね、……ねぇジュドー、化粧ちょっと濃すぎだと思うよ」
ジュドー「これはコンテストなんだから、兄ちゃんは黙っててくれ」
ロラン「ジュドーがいいなら、いいけど……」

キラ「なんか結構ジュドーのりのりだね」
ロラン「キラも結構化粧上手だね」
キラ「……ラクスとデートするために憶えたんだ……」
ロラン「(女装しなきゃデートもできないなんて……キラ、強くいきるんだよ)」

ヒイロ「(ジュドーは、リボンにフリルのヒラヒラ、濃ゆめの化粧、論外だな)」

コウ  「では、ミスコンを始めます。」
観衆  「ヒューヒュー」
コウ  「どんな子が出てくるか、楽しみカー」
観衆  「おー」
コウ  「では、エントリーナンバー1番、ロラン君です。」
ロラン 「……(赤面)」
仮面集 「撮影チャンス!!」
ガロード「今だ!!」
何名かがシャッターを切る。その時は何事も起きなかった。
アスラン「ラクス…キラが出る寸前に一斉に解き放ってください。そのタイミングで煙幕をほおりこみます。」
ラクス「分かりましたわ。アスラン。」
アスラン「それで混乱した所をカガリと摩り替える。チャンスは一瞬だ。」
カガリ「(あの馬鹿、どん臭いから…全く…。)」
観衆  「ヒューヒュュー……」
コウ  「ロラン選手、凄い人気です。(こうでもしないと出番無いんだ…。すまない。)
     では…エントリーナンバー2番、ジェリド君です。」
ジェリド「(こんなもんだろ。どうせ。)」
観衆  「ざけんじゃねぇぞゴルァ…ワーワー」
石だの缶だのが山ほど飛来し、ジェリド倒れる。
コウ  「騒然としましたが次に進みます。エントリーナンバー3番、二コル=アマフティ選手。」
二コル (ここで仕掛けを…。)
ウェイトレスのような服の二コルが見えたと思った瞬間、完全に姿を消す。
イザーク「二コル!!ミラージュコロイド使うなゴルァ」
ディアッカ「だからお前は臆病者なんだよ!!」
そして姿をあらわす二コル。
二コル「くっ…ばれては仕方ないですね。」

シーブック「化粧ときるものは兄さんとキラに任すよ(ジュドーのあれ見ちゃね)」
ロラン「キラ、これなんか良くないですか?」
キラ「それなら、向こうに、兄さんの髪と同じ色のつけ毛あったから、これで……」
ロラン「はい、お化粧はおしまい。これ着てください」
シーブック「えっ!?これって……」
キラ「ええ、チャイナ服ですよ。」
ロラン「本当は、生足の方がいいんですけど、無駄毛処理してる暇はないので、スト
  ッキング履いてください」
シーブック「兄さんとキラ……さっき(>>591)のこと根にもってるでしょ」

ご丁寧に、つけ毛でお団子まで作られるシーブック。

キラ「意外と……」
ロラン「似合ってる……」
シーブック「(二人よりましだよ……)」

セシリー「あら、よく似合ってるじゃない」
シーブック「セ、セシリー、なんでここに?」
セシリー「あら、ここの衣装とか演劇部が貸してるのよ?いてもおかしくないじゃない」
シーブック「ち、違うんだ、これは……その……」
セシリー「すごいよく似合ってて可愛いわよ、シーブック」
シーブック「そうかな?」
セシリー「そうよ、今度、演劇部に参加しない?」

ジェリド「なぁ、あそこで戯れてる二人さ、チャイナ服着てる女は実は男で」
ニコル「男の格好してる人は実は女……複雑ですね。」

二コルが姿を現すと、観客は沸いた。
当然撮影しようとする者多発。しかし。
ガロード「ここはシャッターチャンスだろ?ウッソ。何で撮らないんだ?」
ウッソ「見てれば分かるよ。」
撮影しようとした数人のカメラが破壊されていく。
ウッソ「遠くで誰かが狙撃してるんだ。多分、キラ兄さんかロラン兄さんの友人が。これでもう安全だ。」
ガロード「ウッソ、よく気がついたなぁ…。」
ウッソ「キラ兄さんの時も何があるか分からないから、予備で今肩に乗っけているハロにも撮影させてるんだ。大丈夫だよ。」
ガロード「さすが、俺の弟。抜け目無いぜ。」
クルーゼ「くっ・・カメラが!!」
ゼクス「こっちもだ。」
ハリー「こっちも。」
シャア「こっちは無事だ、安心しろ。」

アムロ「ミスコン・・?出場者はシーブック…ジュドー…ロラン…キラ…。と言う事は奴が来る!!」
シャア「この気配、アムロ!!」
アムロ「シャア、弟の若気の至りを撮影なんて…防がずに死にきれた物ではない!!」
シャア「そうはいかんよ。……ハリー、受け取れ!!」
買出しに行って戻ってきたハリーにカメラを投げるシャア。しかし…。
カガリ「これはチャンス。…と。」
カガリに狙い撃ちされ、カメラあぼーん。
シャア「くっ…。アムロ、なかなかやるな。」
アムロ「あれ…俺は関係ないぞ。(キラの友人か。キラも良い仲間を持った。)」


カガリ「これで一人を除いてカメラは全部破壊したはずだよ。」
ラクス「凄いですわ。カガリさん。」
カガリ「残りの一人はキラの兄弟だ。多分首謀者はあいつらだ。」
ラクス「そうですの…。後はキラ様が出てくるのを待つだけですのね・・・。」
アスラン「カガリ…助かったよ。」
カガリ(馬鹿…照れるじゃないか。)

控え室で、その4

ディアッカ「ニコル、服だ」
ニコル「これ……ウェイトレスの服じゃないですか……」
イザーク「臆病者には着れないかな?」
ニコル「わかりましたよ、着ますよ(どうせ、ミラージュコロイドで消えるつもりですし)」
ディアッカ「(どうせミラコロで消えるつもりだろうけど)」
イザーク「(そうはさせないぜ)」

「これ、スカート短くないですか?」
やたらミニスカートのウェイトレスの服を着た、ニコルは頭にカチューシャをつけながら
尋ねる。ゆらゆらと揺れるスカートから覗く足に、つい目が行く二人。
イザーク「じゃ、じゃあ」
ディアッカ「また後でな」

ちょっぴり中腰で、二人は慌てて去っていった。

一方……
ジュドー「あれ、ひどくないか?」
キラ「あそこまで行くと誰も注意できないね(ジュドーもあまり人のこと言えないけど)」
ロラン「(兄弟じゃないから、いいかな)」
誰も、ジェリドが和服を着て、無茶苦茶なメイクをするのを止めなかった……

セシリー「セシリー、僕は君のことが……」
シーブック「シーブック、私はあなたのことが……」

その頃、シーブックとセシリーは、互いに入れ替わったなにやら倒錯的な戯れを続けていた。

コウ「では最後の一人を発表します。この人は前、クラスに女装してきた経験を持つ
   期待の持てる人物です。では紹介しましょう。キ…」
イザーク「これは楽しみだぜ。あいつのことだから…泣くぜ。」
ディアッカ「それはグゥレイトだぜ。」


アスラン「今だ。」
2人「ええ。」
カガリの格好をしたキラが舞台の袖から姿を見せるか見せないかの時に突然発煙筒が投げ込まれた。
更に、丸っこい物体が会場を駆け巡る。
ガロード「発煙筒?」
ウッソ「ここまでやる・・?キラ兄さんは会場にいるからここまではしないと思ってたけど・・。」
ガロード「くそっ…。ジュドー、うまくやってくれよ…。」


カガリ「キラに接近し小声で(何してる、キラ。今のうちに逃げろ!)」
キラ「(分かったよ。本当にありがと。)」
カガリ「(馬鹿…だから礼はアスランに言えって…。)」

ジュドー(兄さん…逃げようとしてるな…。そうはさせないっての。)
キラ(今のうちに…。)
ジュドー「兄さん、逃がさないぜ。」
キラ「勘弁してくれよ。」
ジュドー「そうは行かない。俺もやったんだしさ。」
キラ「くそぉぉぉぉぉぉ!!」

アムロ(キラ…いくらなんでもやりすぎだ…)

アスラン「後は運を天に任せるしかない…戻ってこい、キラ。」
ラクス「キラ様…。」


そして、煙が晴れる。(

煙が晴れた頃、舞台にはハロがゴロゴロと並んでいる。
更に、カガリが2人いた。うち1人はジュドーに腕を掴まれている。
観客「ざわざわざわ・・・。」
コウ「これは一体どういうことなんでしょうか?皆目見当も…」
ジュドー「往生際悪くキラがカガリと摩り替わろうとしただけだよ。」
カガリ「くっ…。」
カガリが裾から退避する。

ガロード「今だな。シャッターチャンス!!」
会場に揃った参加者をガロードがデジカメで連続撮影していく。

フレイ「キラの弱み…ゲットよ・・フフフ。」

アスラン「失敗…か。…撮影?2箇所…。…させるか!!」
今度はアスランがカメラを狙撃、大破させる。
ラクス「凄いですわ。アスラン。」

ガロード「やられた…。」
ウッソ「まだハロがありますよ。」
ガロード「それもそうだな。」

フレイ「だれ? 絶対に…許さない!!」

コウ「騒然としましたが、とりあえず…。キラ=ヤマトさんです!!」
キラ「………」
観客は、最初は騒然としていたが、キラの女装の凄さに沸いていた。
シャア「ローラ君と良い勝負ではないか。」
クルーゼ「いや、ローラ君以上だろう。」
グエン「いや、ローラの方が上だ。」
キラは微妙に目に涙を滲ませていたがそれだけで何とか立っていた。

ティファ「ガロード…あの人…可哀想…。」
ガロード「ティファ…!!」
パーラ「そう言えばカリスも出させられてたぞ。」
ティファ「ガロード…もうこういう事は…止めて…。」
ガロード「分かったよ…ティファ…。」

ファ「カミーユもでればよかったのに」
カミーユ「そんなことできるかよ。それに、うちのクラスからはジェリドがでてるんだから」
ファ「あら、結構似合うと思うけど。飛び入り参加ってできないのかな?」
カミーユ「余計なことはするなよ」


キラ「(……)」
コウ「それでは観客の皆さん、投票をお願いします。一人1票で、結果は1時間後に貼り出しますのでよろしくお願いします。
   それでは皆さん、ごきげんよう~」

1時間後貼り出された結果
ジェリド 0票
ジュドー 0票
シーブック1票
~~~~中略~~~~
カリス   134票
二コル   152票
ヒイロ   241票
ロラン   278票
キラ    280票

キラは、賞品の図書券1万円分を仕方なく受け取り、家に帰った。
キラ「………」
ロラン「キラ…あなたも相当怒ってますね・・・首謀者は一体…。」
キラは無言で3階へ行く。
キラ「ウッソ…先にうpやっちゃうよ。もうすこししたら忙しくなるから。」
ウッソ「なら明日にしてもいいよ。僕は。」
キラ「いや、明日、明後日どころじゃない忙しさになる可能性もあるから。」
ウッソ「それならその後でも…。」
キラ「何か今やっちゃ不都合でもあるの?」
ウッソは土下座までして謝った。
ウッソ「ゴメンなさい。ついついジュドー達にそそのかれてあの時、ハロで撮影してたんです。」
キラ「達?ジュドーと後一人は誰?」
ウッソ「ガロード…。」
キラ「正直に教えてくれたならいいよ。ウッソ。ちょっと手伝ってくれる?」
ウッソ「何を?」
キラ「ウッソはハロ内の今回の撮影データからコンテストの画像をぬいたもののうp。
   僕は2人に…」
そこで扉が開く。
ガロード「キラ兄さん、ゴメン…。俺…。」
キラ「コンテストで撮影しようとしたこと?」
ガロード「いや、あの企画自体、ジュドーと俺で仕組んだ物だったんだ。」
(兄さん、泣きかけてたし、さらにティファにああ言われたら…。さすがに罪悪感もめばえてきちゃったしね。
所でいつまでその格好してるんだろう…?あの後そのまま帰ったのかな・・?)
キラ「そう…。素直に謝ったんなら良いよ。でも、2人ともジュドーには絶対このこと話さないって約束できる?」
ウッソ「もちろん。」  ガロード「その辺は任せてよ。」
キラ「なら良いよ。2人に関してはあのことは水に流してあげる。」

ウッソ「ジュドー兄さんに何かするつもりなの?キラ兄さん。」
キラ「流石にちょっと怒ったからね。謝りにもこないし。まだ儲ける気でいると思うし。」
2人「罪滅ぼしに手伝うよ。」
キラ「ありがとう。助かるよ。ちょっとついてきてくれる?」
キラは2人を連れ、居間に降り、ロランに事の次第を話させる。
2人「ゴメンなさい、ロラン兄さん。」
ロラン「僕は別にいいですけど…キラは許したの?泣きかかるくらいに辛かったんでしょ。」
キラ「この2人が自発的に謝ったからね。でもジュドーは…。」
ロラン「…なるほど。夕食の方で考えておきますよ。」
更にキラ達は二コルの家に行く
二コル「あれ、どうしたんですか?カガリに、キラの弟2人…」
キラ「あ、着替え忘れてた…」

等と話しつつ、事の次第を話し、2人も謝る。
二コル「そうですか…。ジュドー…。ちょっと許せませんね…。」
キラ「ちょっと協力してくれる?」
二コル「いいですよ。で、これからはやっぱりアスランの家に?」
キラ「そうだよ。彼の力も借りたいし。」

そして、アスランの家へ。
キラ「アスラン…。」
アスラン「あ、カガリとキラの兄弟にニコル…。」
キラ「いや、僕はキラ。急いでてきがえ忘れたんだよ。で、話は変わるけど…」
キラは事の次第を話す。
アスラン「分かった。協力しよう。」
計画は始まった。
計画の内容は、ジュドーのベット、パソコン等にミラージュコロイド装置をつけて
雲隠れさせ、更にキラとアスランでウィルス+ハッキングによる波状攻撃を仕掛けると言う物だった。
二コル「ミラージュコロイド装置の準備は出来ました。」
アスラン「キラ、ウィルスなら保管してあるぞ。」
キラ「助かるよ…。ウッソ、上手くロラン兄さんと協力してジュドーを家から連れ出して。
   ガロードは装置の設置をお願い。」
ウッソ「分かったよ。」
ガロード「了解!!任せとけって。」

ウッソ「ロラン兄さん、買い物行くの?」
ロラン「そうですよ。」
ウッソ「キラ兄さんからの伝言なんですけど…(中略)。」
ロラン「…そうですね…。ジュドー、買い物手伝って。」
ジュドー「…仕方ないなぁ…。今回だけだよ。」
ウッソ(これで・・よし。)


その間にガロードはジュドーの部屋に装置を仕掛ける。
ガロード「パソコンは立ち上げっぱなしか…。無防備だなぁ。意外に。とりあえず、設置しますか。
     …これでよし…と。」

かたや二コル。ジュドーが庭に建設した離れを爆破しようとしている。
二コル「キラはあれだけで満足するみたいですが、僕はそうは行きませんよ。」
離れは爆砕する。
二コル「…これでOKと。」

アスランの家で…。
アスラン「キラ、ハッキングの方、成功したか?」
キラ「うん。例のスクリーンセイバーの方も投入し終わったよ。保存している画像などの物も全部消して、
   グロ画像に変えておいたし。」
アスラン「こっちもピンポイント型で、再起動するとHDD自体二影響を及ぼすウィルス、
     ワクチンソフトに引っかからないように改造しといた。後、ネットに繋ぐとバグが発生するのも作ったから。
     それにしてもキラが自分の事でそこまで怒ったのは始めてみたよ…。フレイ相手でもここまでやらないだろ?」
キラ「ジュドーは金儲けの為だけでやってるからね。しかも逃げるのも2回も邪魔されたし。
   フレイは単に歪んだ愛情を持ってるだけだし。迷惑ではあるけど。」
アスラン「なるほどな…。この事はもちろんラクスには黙っとくからそのことは安心してくれ。」
キラ「分かったよ、アスラン。今度アスランが困った時は言ってくれよ。」

ジュドーはロランと一緒に家に戻ってきた時、かなり驚いた。
ジュドー「離れが…一体誰が?」
因みにこのときには既にキラが戻ってきている。今は普通の服で。
キラ「さぁ・・・知らないよ。」(離れ・・?何でだろう?)
ウッソ「誰だろう…?」(計画には無いはずだけど…???)
ガロード「知らないぜ。」(離れ??)
ロラン「誰でしょうねぇ…。」
ジュドー「そう…。まぁ又作ればいいし、別に良いや。夕食まで部屋で…って俺の荷物が全部消えてる・・?」
しかし、4人は誰も返事をしない。
シーブック「あ、ほんとだ…。」
コウ「家から運び出したりするんなら絶対気がつくと思うんだけどね…。」
ジュドー「…ってなんだ、あるじゃん。」
コウ「え?」
ジュドー「ミラージュコロイド装置を誰かがつけたんだな。とりあえず外すか。」

下で4人。
ウッソ「意外に早く見つけたね。」
ガロード「ああ…。」
ロラン「意外ですね…。」
キラ「これからだよ。これから。」

そして、装置を全て外し終わった後…。
ジュドー「これでやっとパソコン始められるぜ。インターネット…ってあれ?おかしいなぁ…。…ウィルスでも入ったのかな・・。入ってはいない…。キラ兄さん~」
ウッソ「キラ兄さんはミスコンの件でかなり落ち込んでる。多分何言っても今は無理だと思う。」
ジュドー「分かった・・。…とりあえず、今は画像でも…って全部グロ画像?…はなれの件といい、いくらなんでもおかしい…。
     まさか…バレた?でもウッソ達の対応みてると、多分キラ兄さんじゃないっぽいし…。とりあえず再起動…。」
再起動をしようとすると、何故か画面がつかなくなった。HDDが異常回転し、PCが完全に壊れる。
その頃、下で呼び声がする。
ロラン「ご飯できましたよ。」
ジュドー「今いく~」
食卓に皆が揃う。そして、美味しそうなカレーと赤ピーマン等を使ったサラダが並ぶ。
全員「頂きま~す」
ジュドーにつけられたサラダにさり気無く唐辛子が混ぜられてるのを見て、
遂にジュドーは察した。
ジュドー「…分かった。俺が悪かったよ…。シーブック兄さん、ロラン兄さん、キラ兄さん…。
     ミスコンの件が原因だろ?俺が悪かったよ…。だからこう陰湿なやり方は止めてくれよ…。」
キラ「やっと…自分から言い出したね…。それを待ってたよ…。ジュドー、ガロード、ウッソ…ちょっと来て。」
ジュドー「え…まだ続くの?」
ウッソ「え、僕も?」
ガロード「もう許してくれたんじゃなかったのかよ・・・。」
ジュドー「お前が裏切ったのか!」
ガロード「いや、ティファにああ言われちゃ…。」
キラ「そういうんじゃなくて、これから参加したほかの人達に謝りに行かなきゃならないだろ?
   あ、ちょっと行って来るから…。」
ロラン「それなら僕もついて行きますよ。キラだって被害者なんだし、4人だけで行かせるのも…。
    あ、皆は先に食べててください…。」
そして、5人で巡回、参加者全員に謝りに行った。ジェリドがジュドーをぶん殴ったりしたが、他は最大の被害者のキラが同伴していた為か
かなり順調に進み、深夜12時ごろには家に戻って来た。

ロランは改めて皆に食事を出す。
ジュドー「なんかすっきりした気がするよ。」
ガロード「確かにね・・・。」
ウッソ「僕もです・・。」
ロラン「もう女装させるのは止めてくださいよ…本当に。」
キラ「…うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ
ガロード「どうしたの?キラ兄さん。」
キラ「あの時はジュドーの事が鬼のように見えたからあそこまでやったけど、
   今考えるとやりすぎたな…って。うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛」
ジュドー「良いんだよ。俺たちが悪いんだし…。兄さんが泣く事は…。」
キラ「僕…ある程度以上怒ると歯止めが利かなくなっちゃうんだ…。ゴメン…ジュドー…。
   うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
ロラン「キラ、落ち着いて寝た方が良いですよ・・。今日色々あって疲れたでしょうし…。」
キラ「…そう・・だね・・。」

次の日の朝、ジュドーの机には何故か新品のノーパソが置かれていた。
その日、また一家に暖かい空気が戻る。



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最終更新:2017年05月28日 21:42