ルーツ「あーーっ!しまった!今月の電気代を払う金がねぇ!!!」
アリー「ハッ!情けねぇ奴だな!」
ルーツ「……警部!そういえば、先月あんたに10万円貸したよな……」
アリー「あいにく俺は過去を捨てて未来に生きる男なんでな!」
ルーツ「ンな事言ってもダメです!借用書まであるんですよ!さぁ、返せ!今すぐ返せ!」
アリー「チッ!喚ぇてろ、貧乏人が!…ちと待ってろ…」
アリーはぶつくさ呟きながら、背後の金庫を開け、粉らしき物を取り出す。
そして、その『粉』をルーツ警部補に渡した。
ルーツ「け……警部…ま、まさか……これって…」
アリー「シッ!これ、流してやるから裏で売りさばいてこい!そうすりゃァ,一億くれー楽勝で……」
ペロッ
カティ「これは……ただの小麦粉!」
シロー「な、なんで知ってるんですか!?」
カティ「捜査上、大麻の味を知る事も必要だからな。少量なら害は無い」
シロー「は…はぁ……」
ルーツ「けぇぇぇぇぶぅぅぅぅぅぅ!!!あんたって人はぁぁぁぁぁあああああ!!!!!」
アリー「おいおい、俺はヤクだなんて一言も言っちゃいねぇぞ。そいつでパンでも焼いて売れば儲かるぞ……ってな!」
ルーツ「くっ!!」
シロー「パン……そういえば……」
ルーツ「?何かあんのか、アマダ?」
カロッゾ「これはありがたい。年末にはどうしても小麦粉が大量に必要になるからな」
シーブック「この量、質なら……二万円かな」
ルーツ「マジでか!?いよっしゃア!!」
カロッゾ「今後、小麦粉があれば又頼む」
シーブック「ありがとうございましたー」
ルーツ「ふう…これで暖かい
大晦日が過ごせるぜ……ん?何か忘れてるような…」
アリー「やっぱ甘チャンだなァ。10万の事なんてコロッと忘れやがってよぉ。
海老で鯛を釣る、たぁこの事だな!ハハハハハ!」
シロー「あ…悪魔…」
ルーツ「ま、いいか……」
最終更新:2013年09月27日 21:23