惚れた理由 - ガンダム兄弟スレまとめ @ ウィキ

475 名前：通常の名無しさんの３倍 ：2009/01/06(火) 18:23:36 ID:???
エルヴィン｢姉さん。姉さんは何故マイさんの事が好きになったの？｣
モニク｢いきなり何を言うかと思えば……｣
エルヴィン｢だって、いい人だけどあんな性格だし……｣
モニク｢そうよね…見た目は悪くないけど、鈍感で天然で記録馬鹿で……｣
エルヴィン｢……本当に好きなの？｣
モニク｢も、も、も、もちろんよ……//ああ、きっかけだった？
　　　 あれは…ヨーツン社に出向して暫くの事だったわね……

モニク｢……飲み会？｣
ワシヤ｢そう、飲み会。あ、マイも行かないか？｣
マイ｢いや、僕は良いよ。残業あるし｣
ワシヤ｢相変わらず仕事の虫だなぁ。キャディラックさんは？｣
モニク｢飲み会をしている暇があれば働いたらいかがですか？｣
ワシヤ｢はは、ははは。相変わらずきついお言葉……｣
今よりだいぶきついね、姉さん。
まぁ…あの時はね…馴れ合うつもりはなかったし……
マイ｢たまには、行ってきたら良いんじゃないですか？
　　 キャディラックさんはあんまりこういうのに参加しないですし｣
モニク｢マイ……じゃ、参加させていただきます｣
ワシヤ｢あ、あ、うん。ありがとう。場所は……｣
モニク｢(マイ……)｣
マイ｢ん……｣
これ、どういうこと？馴れ合いは嫌いだったんじゃなかったの？
マイはね…その……凄くお人よしというか…人が良いじゃない？
敵を作るような人じゃないよね。
ツンツンしていた私にも普通に接してくれていたの。だからかしらね。
マイさん、凄いなぁ。
この時は少し気になる、程度だったかな。
どんちゃん どんちゃん どんちゃん
ﾎﾙﾊﾞｲﾝ｢ｴﾝﾄﾘｨｨｨｨｰｰｰ!!!!｣
ソンネン｢一杯ありゃぁ……充分だぁぁぁあああ!!!!｣
モニク｢………｣
あの時はやかましかったわね。
今もやかましいよね。
それはそうだけど。初めてだったから余計ね。
ライヒ｢社長……皆すっかり出来上がってますね｣
マルティン｢やれやれ……酔っ払いの問題には慣れております｣
ワシヤ｢んじゃ、二次会行く人ー？｣
はい はい はい はい はい
モニク｢私は遠慮させていただきます。明日も仕事がありますので｣
まるっきりKYだよね、姉さん。
う…で、でも当時は飲み会はとてもつまらなかったし……
それでも｢飲み過ぎたから帰ります｣って言えば良いのに…これだとトゲがあるよ
……ごめんなさい。

後編に続く

476 名前：通常の名無しさんの３倍 ：2009/01/06(火) 18:24:18 ID:???
ワシヤ｢あ、あはは。そうなの？キャディラックさんは働き者だなぁ！｣
ワシヤさんって凄く良い人だよね。姉さんをカバーしてくれてるし。
奴の本性は恐ろしいのよ！にこやかな顔をして、実は世界を支配しようと……!
何言ってるの、姉さん。
あ、ごめん。続くわね。
モニク｢では、失礼いたしますﾍﾟｺﾘ｣
ｶﾂｶﾂｶﾂｶﾂｶﾂｶﾂ
ライヒ｢お高く止まって…ギレン社長の出向命令だか何だか知らないけど……｣
ﾎﾙﾊﾞｲﾝ｢ﾋｯｸ。海は海を知らぬ者にとっては凶暴だ。しかし、海を知る海人にとっては親友であり…
　　　 ライバルでもある。ﾋｯｸ。つまりはそういう事だな｣
マルティン｢根は悪い娘(こ)ではない。もう少しつきあってあげてくれぬかな｣
ライヒ｢……まぁ、口に違わず優秀ですしね…暫く様子を見ます｣
……いい人ばかりで本当に良かったね、姉さん。
まぁ、今でもライチェとはライバル関係だけどね。
でも、普通の会社だったら総スカンだよ。もっと慎まないと。
………ごめんなさい。
モニク｢……はぁ…ん、あれは……｣
マイ｢あ、キャディラックさん！｣
モニク｢マイ…残業だったのではなかったか？｣
マイ｢早く終わったんですよ。どうですか、飲み直しにでもいきませんか？｣
モニク｢……何故お前と行かなければならないのだ？｣
マイ｢ほら…キャディラックさんは皆と距離を置いてますけど、僕とは普通に接してくれるじゃないですか。
　　 それに、飲み会に行ったら、と言ったのは僕ですし…責任をとる意味でも｣
モニク｢私が楽しんでなかったと思ってるのか？｣
マイ｢あはは、これでも僕は観察官ですよ。行きましょうか？｣

モニク｢あの時のマイの笑顔は最高だった。その笑顔と気配りに私は心を奪われたのよ｣
エルヴィン｢なるほど…その後はどうしたの？｣
モニク｢ん…飲みながら愚痴をぶちまけたりして…あ、後皆と仲良くするよう説得されたわね｣
エルヴィン｢マイさんのお陰で今の姉さんがあるんだね｣
モニク｢ま、まぁ…マイの言う事だから素直に聞けたしね……｣
エルヴィン｢でも、今のマイさんは当時と比べたら信じられないくらい鈍感だよね｣
モニク｢そうなのよね…もしかしたら、釣った魚は生かさず殺さずタイプなのかも……orz｣
エルヴィン｢姉さん、きっと大丈夫だよ。元気出して｣
モニク｢まぁ、そういう所も全て含めて私はマイが好きなんだって事なのよね、ふふ｣
おしまい。