消灯になるまでの自由時間。その時間を利用してガロードはティファと一緒に遊戯室へと足を運んでいた。
因みに遊戯室とは言っても、これだけ大きなホテルのものともなると、その規模は下手なゲームセンターより大きかったりする。
ガロード「う~ん、これだけあると何をやったらいいか迷うな…ティファは何やりたい?」
ティファ「ガロード…あれ…」
ガロード「ん?」
ティファの視線の先をみるとそこにはイザーク、ディアッカ、ニコルの3人がいた。
どうやら3人のいる更に奥の方に何かあるようだ。近づいて話し掛けてみる。
ガロード「ねえねえ、なにしてるの?」
イザーク「うるさい、お前に話す必要が俺たちにあるのか?」
ガロード「なんだよつれないなぁ…はい、ごめんよ」
ガロードがひょいと覗き込むと、そこにはなぜか卓球台があった。球とラケットも置いてある。
ガロード「何これ、卓球台?なんでこんな所にあるの?」
ディアッカ「俺たちが知るかよ。しかしこいつ普通こんな所に置いても全然似合わないはずなのになんで異様なまでに周りとマッチしてやがるんだ?」
ニコル「こんなのが置いてあるとホテルの遊戯室も一気に雰囲気が温泉宿臭くなりますね」
ガロード「ふーん…どう、お兄さん方、これで一勝負しない?」
ディアッカ「勝負?お前等とか?」
ガロード「そう。ただやるのも面白くないからさ、負けたほうが買ったほうにジュース奢るってのはどう?」
イザーク「ふ…ん。面白い、その勝負受けて立ってやる!」
ガロード「いよぉーし!そんじゃいっちょ…(クイクイ)ん?どうした、ティファ?」
ティファ「ガロード…私が…やりたい…」
ガロード「えぇ!?でもティファ、卓球できるのか?」
ティファ「うん…ルールなら分かる…」
ガロード「う~ん、なら大丈夫か…よし!頑張れよ、ティファ!」
ティファ(コクン)
ニコル「それじゃあ僕が相手をさせてもらいます」
ディアッカ「んじゃ審判は俺がやってやるよ。勝負は11点マッチな」

ディアッカ「10対6.ティファのマッチポイント。サーブ権はティファ」
ガロード「いいぞティファー!後一点だー!」
イザーク「何やってるニコル!そんな女に負けるつもりか!」
ニコル「わかってますよ、外野が文句言わないで下さい!」(とはいってもやり難い相手だなぁ彼女。
なんだか球を打ち返す場所を読まれてるみたいで…これまでとったポイントも全部彼女が反応しきれないスマッシュだし)
コンッ
ニコル「つまり相手が反応できない攻撃をすれば…なら!」
フッ コンッ
ディアッカ「何!」
ガロード「き、消えただと!?」
ニコル(ミラージュコロイドを使った消える攻撃!これなら彼女も…)
コンッ
ニコル「あれ?」
ディアッカ「11対6。…勝者ティファ」
イザーク「ニィーコォールゥー!バカかお前は!球を消すのならともかく自分の姿消してもなんの意味も無いだろうが!」
ニコル「……あ。」


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最終更新:2017年06月05日 09:55