516 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/06/06(土) 01:19:36 ID:???
アレルヤ「ロラン、どうしよう
     最近、マリーが優しいんだ……」
ロラン 「いいことじゃないですか」
アレルヤ「でも、おかしくないかな
     お肉を買いに行っても、いつも売ってくれなかったのに、
     今では、なんだかんだと、売ってくれるんだ」
ロラン 「お肉屋さんなんですから、当たり前ですよ」
アレルヤ「そういうんじゃないんだよ。もっとこう、
     何か、たいへんなことが起きているんじゃないかって」
ロラン 「考えすぎですよ。あ、つきましたよ」

ソーマ 「いらっしゃいロラン。いつもご来店ありがとう」(乙女の微笑み)
ロラン 「こちらこそ、いつもご贔屓にしてくださって、ありがとうございます」
ソーマ チラっとアレルヤを見て、無視
アレルヤ「あう」
ソーマ 「き、今日のお勧めは鶏の胸肉なんだが、ロランはどんな献立を考えているの?」
アレルヤ「いる、『の』?」
ソーマ 「ゴホンッ!
     お客様が所望する食材を提供するのも、立派な超兵としての勤めだからなっ」
ロラン 「あ、胸肉はいいですね。実は最近、アムロ兄さんがお疲れ気味でしたから、
     ちょっと奮発して、牛肉のいいトコロがないか、買いに来てみたんです
     でも、セルゲイさんのお勧めな胸肉なら、是非お願いしたいな
     ジューシーかつカロリーオフな野菜炒めが、作れるでしょうから」
ソーマ 「了解した。すぐに用意するから、このコロッケを食しつつ、待っていてくれ
     で、アレル──被験体E-57は、なんの冷やかしだっ」
アレルヤ「ひ、冷やかしじゃないよマリー。僕だって、ちゃんと買い物に来てるんだ」
ソーマ 「だったら、早く所望する食材を言えっ
     キサマはいつもそうだ! ナヨナヨして、男らしくないっ!!」
アレルヤ「あううう」
ロラン 「まあまあ^^;」
ソーマ 「むぅ。ロランがとりなしたのだから、話くらいなら、聞いてやる。早く言えっ」
アレルヤ「ごめんマリー。実は僕が欲しいのは、マリーが売りたい、鶏の胸肉じゃないんだ
     スメラギさんが疲れきって倒れてしまったから、
     軽い感じでも、栄養のあるお肉が欲しくて来たんだけど……」
ソーマ 「女が疲労しきっているときに、無理に肉を食わせる気かキサマはあああっ!」
アレルヤ「ひぃっ」
ソーマ 「なぜホルバインさんに、お魚を頼まんっ!
     キサマに売る、我が店の肉などないっ。キサマはお魚を馬鹿にしているのか!!」
アレルヤ「そ、そんなんじゃないよっ。お肉がいいと思ったんだっ」
ソーマ 「フン。だが、当店を頼ってきた客を、無碍にするわけにはいかない
     油が薄くありながらも精のつく、この隠し商品のササミならば、譲ってやる
     これは元気のないお客様にお勧めしたかった一品だ。もっていけ」
アレルヤ「あ、ありがとうマリー」
ソーマ 「その名で呼ぶなと、何度言ったら──///」
ロラン 「アムロ兄さんは、そのササミではなく、胸肉でいいんですか?」
ソーマ 「ウッソの新鮮な野菜があるだろう? 
     そちらのほうが、ササミよりもマッチするはずだ
     特に、キャベツとの愛称はバッチリなはずだ
     もし収穫できているならば、試してみてくれ」
ロラン 「分かりました。ではお願いします」

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最終更新:2013年12月25日 18:36