とある喫茶店の一日
アイナ「あった、ここが待ち合わせ場所の喫茶店ね」
シローとデートの約束をしていたアイナは喫茶店に入る
マスター「いらっしゃいませ、お一人ですか?」
アイナ「あ、いえ、予約していたア…シロー・アマダ・Gです」
マスター「お待ちしておりました。奥の左側が予約席でございます」
アイナ「わかりました」
開店早々のため、人はおらず、閑散とした店内
アイナは予約席へと向かうと隣とその奥も予約席なことに気がつく
予約席へと座ったアイナが窓の外を見た瞬間、店に新たな客が来る
バーニィ「ここだな…クリスは…まだみたいだ」
マスター「いらっしゃいませ、お一人様でしょうか?」
バーニィ「あ、いえ、予約していた
バーナード・ワイズマンです」
マスター「お待ちしておりました。奥の真ん中の席です」
バーニィ「あ、わかりました」
アイナ「あれ…あの人はたしかバーニィ君ね」
バーニィ「あ、アイナさんですよね?こんにちは」
アイナ「もしかして、クリスさんとデートかしら?」
バーニィ「え、ええ。アイナさんはシローさんとですか?」
アイナ「そうよ。あ、シローが来たみたい…」
シロー「あちゃあ…アイナが先に来ていたよ…」
クリス「バーニィも来ていたみたいね」
アイナ「珍しいわね。デート先が被るなんて」
クリス「そうね、こうなるとデートって感じはしないかしら」
シロー「お、奥も予約席なんだ…まさか更に知り合いが来たりしてな」
バーニィ「まさかぁ、そんな都合がいいことなんて…誰か来ましたね」
シーブック「セシリー、ここが人も少なくて穴場の喫茶店だよ」
セシリー「へぇ…確かに穴場って感じね…え?」
六人「あぁぁぁぁぁ!!!」
シロー「いやぁ…偶然てのは重なるもんだね」
シーブック「まさか兄さんまでここに来るとは…」
クリス「来る時に道が被らなかったのが奇跡ね…」
バーニィ「こうなるとデートする気にはなれないなぁ…」
アイナ「そうね…
せっかくだからみんなで話しませんか?」
セシリー「皆さんから恋愛のコツとか習いたいです」
こうしてとある喫茶店では閉店まで互いの話が続いたという
もちろん会計は全てシロー持ちになったのは言うまでもない
最終更新:2013年12月31日 23:25